インド
インドの基本情報
- 最終更新
- 2007-03-05T00:00:00+09:00
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- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- インド【India】。公式の英語表記は、India。
- 首都
- ニューデリー【New Delhi】
- 国旗
- 人種
- インド・アーリヤ族、ドラビダ族、モンゴロイド族等
- 言語
- 連邦公用語はヒンディー語、他に憲法で公認されている州の言語が21。
- 宗教
- ヒンドゥー教徒80.5%、イスラム教徒13.4%、キリスト教徒2.3%、シク教徒1.9%、 仏教徒0.8%、ジャイナ教徒0.4%(2001年国勢調査)。
- 通貨
- インド・ルピー:Indian Rupee(INR)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- IND/IN/356
- 人口/面積
- 1,065,070,607人/3,287,590平方キロメートル(日本の約8.4倍)
- 国歌/国花/国鳥
- ジャナ・ガナ・マナ/ハス/インドクジャク(キジ科)
- 漢字による表記
- 印度
- 時間帯
- UTC (+5:30)(DST: なし)
- ccTLD
- .IN
- 国際電話番号
- 91
インドのその他情報
- 最終更新
- 2007-03-05T00:00:00+09:00
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インドの地形
インドは南アジアに位置し、インド亜大陸の大部分を占める連邦共和国。パキスタン、中国、ネパール、ブータン、バングラデシュ、ミャンマー、スリランカ、モルディブ、インドネシアと国境を接する。ヒマラヤ山岳地帯、ヒンドスタン平原、インド半島の3大地域に大別される。ヒマラヤ・カラコルム山脈はインド全体を他のアジアから遮断する形でそびえ、平均高度は6600m。ヒンドスタン平原はインダス川とガンジス川によって作られた大沖積平野。インド半島は東西にガーツ山脈が走り、大部分をデカン高原が占めている。
インドの気候
山岳地帯は高山気候、ガンジス川中上流は温帯、西部のパキスタン国境地帯は乾燥気候、沿岸部とデカン高原は熱帯サバンナ気候。多くの地域で雨期があり、夏、雨期、冬の3季節に分けられる。雨期を除きほとんど雨の降らない地域が多い。モンスーンの影響が強く、冬季には北東風、夏季にはインド洋から吹き込む南西風が卓越する。南西風の影響で西海岸やヒマラヤ山麓には多量の降雨がある。特にアッサム地方は世界最多雨地の1つ。
インドの経済
労働人口の7割近くが農業に携る。米、小麦、綿花、茶、ジュートなどを生産。1960年代から穀物の増産に成功し、緑の革命と呼ばれる。畜産は耕作用、乳用の牛と水牛が多い。漁業は河川と沿岸でおこなわれていたが、遠洋漁業もはじまった。地下資源では鉄鉱石、石炭、ダイヤモンドなどが豊富。工業では綿工業、鉄鋼業、集積回路など。
主要貿易品目
輸出は宝石、基礎化学品・医薬品、既製服、綿糸・綿布、石油製品。輸入は原油、宝石類、金、電気製品、機械類。
主要貿易相手国
輸出はアメリカ、アラブ首連、中国、シンガポール、英国、香港。輸入は中国、アメリカ、スイス、ドイツ、オーストラリア、ベルギー。
インドの歴史
- 紀元前3500年頃:ドラヴィダ人が地中海方面から移住。
- 紀元前2600年頃:ドラヴィダ人がインダス川流域に定住・農耕生活を築きインダス文明が栄えた。
- 紀元前1800年頃:インダス文明の滅亡。
- 紀元前1500年頃:イラン・イラク高原から遊牧民であるアーリア人がカイバル峠を越えてパンジャーブ地方に移住。
- 紀元前4世紀:最初の統一国家であるマウリヤ朝が成立。
- 2世紀頃:デカン高原にサータヴァーハナ朝がローマ帝国との海上交易で繁栄。
- 5世紀は:グプタ朝が北インドを統一。
- 7世紀:ラージプートの諸王朝が分立。
- 11世紀初め:イスラム教勢力(ガズナ朝)の侵入があり、ガズナ朝から独立したゴール朝が北インドを支配。
- 13世紀:デリーに都を置くデリー・スルタン朝が北インドをあいついで支配。
- 14世紀後半〜16世紀初頭:ヴィジャヤナガル王国。
- 1498年:ヴァスコ・ダ・ガマがカリカットへ来訪。
- 1757年6月23日:ブラッシーの戦いでイギリス・東インド会社軍がフランスのベンガル土侯連合軍を破る。インドのイギリス支配が決定。
- 1858年8月2日:インド統治法により、イギリスがインドに対する直接統治を開始。
- 1917年8月20日:イギリス・インド相モンタギューが、独立運動停止を条件にインド自治を約束すると宣言(第1次大戦後は約束を無視)。
- 1929年12月29日:インド国民会議派大会で完全独立と不服従運動を決議。
- 1929年12月31日:インド国民会議派が対英非協力を決議。
- 1932年:政府が国民会議派を非合法化し、ガンジーら国民議会派指導者を逮捕。
- 1942年8月9日:インド国民会議派大会で、イギリスの即時退去を要求したガンジー、ネールらが逮捕。
- 1945年10月30日:国連加盟。
- 1943年10月21日:日本の支援によって自由インド仮政府がシンガポールで樹立される(チャンドラ・ボースが首班に就任、23日には日本政府も承認、同氏はインド国民軍を組織し日本軍のインパール作戦に従軍)。
- 1943年10月23日:日本政府(東条英機首相)が自由インド仮政府を承認。
- 1947年8月15日:英国領より独立。
- 1949年12月30日:インドが中国を承認。
- 1950年:インド憲法の制定。
- 1952年:日印国交樹立、第1回総選挙。
- 1950年代〜:コングレス党が長期間政権を担当。
- 1959年8月7日:中国・インド両軍が国境で武力衝突。
- 1959年10月20日:中国とインドの西部国境のコンカで両国の守備隊が衝突。
- 1961年12月19日:インド軍がポルトガル領ゴアを接収。インド国内の全ての植民地の解放が完了。
- 1962年10月20日:中国とインドの国境地帯で中国軍が全面攻撃を開始。
- 1971年12月3日:インドとパキスタンが全面戦争状態に突入。12月17日に停戦。
- 1980年1月6日:総選挙の実施。インディラ・ガンジーの国民会議派が勝利。
- 1980年1月14日:インディラ・ガンジー内閣が成立。
- 1984年10月30日:インディラ・ガンジー首相が、2人のスィク教徒の警護警官により銃撃を受け暗殺される。
- 1984年12月2日:インド中部ボパールの米ユニオンカーバイド社系殺虫剤工場でガス漏れ。1つの町が全滅し、死者2500人以上。
- 1988年12月31日:インドとパキスタンの両国首脳が16年ぶりに会談。
- 1990年代:経済自由化政策の推進。
- 1998年:インド人民党(BJP)を中心とする連立政権が成立。
- 2004年:コングレス党を第一党とする連立政権が成立。
- 2005年10月29日:ニューデリーで同時爆弾テロ発生。
- 2006年7月9日:ムンバイで、鉄道駅や走行中の列車などをあわせて、7か所で爆弾による同時テロが発生。
インドの文化
- 10億人を超える国民は、多様な人種、民族、言語、宗教によって構成されている。ヒンドゥー教徒が最も多く、ヒンドゥー教にまつわる身分制度であるカースト制度の影響は今でも残っており、クラス(階層)や貧富の差が非常に大きい。このように多様な人々が存在するためインド人をひとまとめにして理解するのは難しく、貧富の差については「インドは貧しい国ではなく、貧しい人が多く住む国である」などともいわれる。有史以前からユーラシア大陸の東西から何派にもわたって様々な集団が流入してきたため、黄色、白色、黒色等、多様な肌の色の人種が古来より暮らしている。一部他人種と混血している場合もあるが、クラスがはっきり分かれているため明確な違いがある場合が多い。同じ地域に暮らしていても、混血していることがすくない。人種はかなりの割合で重なった地域に暮らしている。
- 黄色人種
- 中央蒙古人種:ネパールよりの北インド
- 南蒙古人種:西インド
- 白色人種
- インド・アフガン人種:インダス低地およびデカン西方
- アナトリア人種:ヒンドスタンの西全域
- 系統不明(一説にオーストラロイド)
- メラノ・インド人種:インド南東部
- ヴェダ人種:デカン高原中央(スリランカにも先住)
- ヒンディー語が連邦公用語とされているが、ヒンディー語圏以外では各地方の言語が日常的に話されている。英語は全国に広く普及しており、ヒンディー語圏以外の地方では地方の言葉以外に英語とヒンディー語を加えた三つの言葉を話せる人も多い。
- ギリシャの数学がインドで応用され、数字の0(ゼロ)を加えて発展させ、アラビアでの完成への中継ぎの役目を果たした。
- 1947年のイギリスの植民地から独立の際、それまでのインドは、インドとパキスタンに分裂した。その後、パキスタンの飛び地となっていた「東パキスタン」がバングラデシュとして独立している。
- 国旗に描かれている車輪は、紀元前3世紀にインドをほぼ統一したことで知られるアショーカ王時代の「チャクラ」に由来する。車輪の矢の数は24本で、一日が24時間であることを表している。車輪そのものは、1日が永続的に回り続けるとの意味で、永久の反映を象徴するとされる。背景最上段のサフラン色はヒンドゥー教、下段の緑はイスラム教をそれぞれ表し、中段の白色が2つの宗教の和解を表すとされる。また、サフラン色と緑がインドの天然資源を、白は生命と平和を表すとも説明されている。
- イギリスの植民地時代の都市名が、元もとの地名に戻されていっている。1995年には旧ボンベイがムンバイに戻され、1998年には旧マドラスがタミル語のチェンナイに、2001年には旧カルカッタがベンガル語のコルカタに改名された。
- インド北部に位置する町ダージリンは、その名の通り紅茶の中でも特に香りが高いことで知られるダージリンティーの産地。ダージリンはヒマラヤ山脈南麓の標高2130mに位置する高原都市。イギリス統治時代から一大避暑地として発展してきた。
- イギリス連邦加盟国。
- 上海協力機構オブザーバ加盟国。
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