バングラデシュ
バングラデシュの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-12T00:00:00+09:00
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- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- バングラデシュ人民共和国【Bangladesh】。公式の英語表記は、People's Republic of Bangladesh。
- 首都
- ダッカ【Dhaka】
- 国旗
- 人種
- ベンガル人が大部分を占める
- 言語
- ベンガル語(国語)(公用語)
- 宗教
- イスラム教徒89.7%、ヒンズー教徒9.2%、仏教徒0.7%、キリスト教徒0.3%(2001年国勢調査)
- 通貨
- タカ:Taka(BDT)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- BGD/BD/50
- 人口/面積
- 141,340,476人/144,000平方キロメートル(日本の4割)
- 国歌/国花/国鳥
- 我が金色のベンガルよ/スイレン/シキチョウ
- 漢字による表記
- 孟加拉国
- 時間帯
- UTC (+6)(DST: )
- ccTLD
- .BD
- 国際電話番号
- 880
バングラデシュのその他情報
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- 2007-04-12T00:00:00+09:00
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バングラデシュの地形
南アジアに位置し、ほとんどの国境はインドと接するが一部ミャンマーとも接し、インド洋に面する。国土の大部分はインド亜大陸のベンガル湾沿いに形成されたデルタ地帯。沼沢地とジャングルの多い、大部分が海抜9m以下の低地。ヒマラヤ山脈に水源を持つガンジス川(パドマ川)、ブラマプトラ川(ジャムナ川)、メグナ川およびその支流がデルタ地帯を形成し、デルタ地帯は極めて人口密度が高い。バングラデシュの土壌は肥沃で水に恵まれることから水田耕作に適しているが、洪水と干ばつに対して脆弱で、しばしば多くの被害を及ぼす。国内の丘陵地は南東部のチッタゴン丘陵地帯(最高地点:ケオクラドン山1230m)と北東部のシレット管区に限られる。国内最大の都市は首都であるダッカ、他の主要都市はチッタゴン、クルナ、ラジシャヒ。チッタゴンの南に位置するコックスバザールは世界最長の天然ビーチとして知られる。
バングラデシュの気候
亜熱帯モンスーン気候で、10月から3月にかけての冬季は温暖、北東モンスーンが吹き乾燥する。夏季は3月から6月にかけて高温多湿な時期が続き、6月から10月にかけてスコールとモンスーンが襲来する。世界有数の多雨地帯で年平均2000〜3000mm。
バングラデシュの経済
内外問わず援助を受けているにも関らず、過剰な人口や政治汚職などによって未だに貧困を脱しきることができないでいる。国内総生産の半分以上はサービス業によるものだが、国内の人口の内62%は農業に従事、7割以上が農村に住む。主要農産品は米、ジュート。米の生産量では世界でもトップクラスにありかつ生産量も年々微増しているが、人口が多いため米輸入国となっている。その他は茶、サトウキビの生産とエビの養殖。「緑の革命」といわれる農業生産の近代化促進が政策として行われたが、設備投資への農家の支出を増大し、一方で生産量増大はその負担を埋めるまでに至らないとの問題を抱えた。工業はジュート加工、皮革、縫製などの軽工業。
主要貿易品目
輸出は布帛縫製品41.5%、ニット製品32.5%、冷凍食品4.8%、ジュート製品3.5%、革製品2.5%。輸入は繊維・繊維製品11.9%、石油製品9.5%、機械機器8.4%。
主要貿易相手国
輸出はアメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、オランダ、カナダ。輸入はインド、中国、シンガポール、香港、日本、韓国。
バングラデシュの歴史
- 紀元前4世紀のマウリヤ朝から6世紀のグプタ朝まで数々の王朝の属領となる。
- 8世紀:パーラ朝がなり、仏教王朝が繁栄。
- 12世紀:ヒンドゥ教のセーナ朝。
- 13世紀:イスラム教化が始まる。
- 16世紀:ムガール帝国の元で、商工業の中心地へと発展。
- 18世紀末:イギリスの東インド会社により植民地化される。
- 1947年8月14日:パキスタンの一部(東パキスタン)としてイギリスより独立。
- インドを挟んで東西に分かれた両パキスタンが成立し、言語の違い、西側に偏った政策などから東西パキスタンは対立、独立を求めて西側のパキスタン(現パキスタン)との内乱になる。パキスタンと対立していたインドが東パキスタンの独立を支持。
- 1971年12月16日:バングラデシュとしてパキスタンより分離独立。アワミ連盟のシェイク・ムジブル・ラフマンが初代首相に就任。
- 1974年9月17日:国連加盟。
- 1974年12月28日:非常事態宣言。
- 1975年8月15日:軍事クーデター。ラーマン大統領が暗殺される。
- 1990年11月21日:非常事態宣言。
- 2007年1月11日:イアジュディン・アハメド大統領、総選挙に伴う各地での暴動発生のため非常事態宣言。1月22日に予定されていた総選挙を延期、外出禁止令なども発令。
バングラデシュの文化
- バングラが「ベンガル(人)」を、デシュが「国」を意味し、あわせて「ベンガル人の国」との意味。
- バングラデシュの国旗の円が少し左に寄っているのは、旗が風にはためいても円が中央に見えるようにするための工夫とされている。
- バングラデシュは、面積の小さい国を除くと世界でもっとも人口密度の高い国とされる。1km2あたりの人口は2004年現在で982人。人口爆発が社会問題となっているため、政府は1992年より産児制限による人口調節を推進して人口の増加を抑えようとしているが未だ解決には至っていない。人口と人口密度の両方で日本のそれを上回っている国は、現在のところバングラデシュのみ。
- ベンガル語が公用語だが、役所や(高等)教育機関では英語の使用も許容されている。
- ジャングルはベンガルトラの生息地として知られる。
- 世界有数の豊かな土地を誇り、外からの侵略も絶えなかった。黄金のベンガルとも言われていた時代もあったが、現在では貧困国の一つと言われている。貧困の最大の原因とされるのは、毎年見舞われる洪水。熱帯モンスーン気候で5月から10月の雨季には大量の雨が降り、ガンジス川とブラマプトラ川の作る巨大なデルタ地帯に位置することから平均海抜が低く水がなかなか海に流れ込まない。更に、バングラデシュには災害対策にまわせる資金に乏しい悪循環に陥っている。
- 2001年〜2003年には、政治崩壊を分析するトランスペアレンシー・インターナショナルによる分析で、世界でもっとも政治崩壊した国としてランクインしている。
- 旧イギリス植民地としてイギリス連邦に加盟するが、総督をおかず、元首は大統領。
- イスラム諸国会議機構加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年04月12日