スイス
スイスの基本情報
- 最終更新
- 2007-03-28T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/w_europa/che.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- スイス連邦【Switzerland】。公式の英語表記は、Swiss Confederation。
- 首都
- ベルン【Bern】
- 国旗
- 人種
- 主としてゲルマン民族 (外国人約20%)
- 言語
- ドイツ語(63.7%)、フランス語(19.2%)、イタリア語(7.6%)、レート・ロマンシュ語(0.6%)(以上公用語)。
- 宗教
- カトリック約41%、プロテスタント約35%
- 通貨
- スイス・フラン:Swiss Franc(CHF)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- CHE/CH/756
- 人口/面積
- 7,450,867人/41,290平方キロメートル(九州本島よりやや大きい)
- 国歌/国花/国鳥
- スイスの賛美歌/エーデルワイス/-
- 漢字による表記
- 瑞西/瑞士
- 時間帯
- UTC +1(DST: +2)
- ccTLD
- .CH
- 国際電話番号
- 41
スイスのその他情報
- 最終更新
- 2007-03-28T00:00:00+09:00
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スイスの地形
西ヨーロッパに位置する内陸国で、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインと国境を接する。アルプスが東西に横断する山岳国で、特に中南部はアルプス山系の中心部。マッターホルン、ユングフラウなど4000m級の高峰が連なる。北西部にはジュラ山脈が走り、これらの両山脈に挟まれた部分には高原が広がる。氷河によるU字谷や、レマン湖、ボーデン湖、チューリヒ湖などの氷河湖も多い。主要都市は以下の通り。
- ベルン:スイスの首都。旧市街は世界遺産。
- チューリッヒ:スイス最大の都市。
- ジュネーヴ:フランス語圏最大都市。国際連合欧州本部をはじめ多数の国際機関がある。
- バーゼル:フランス・ドイツ・スイスの国境に面した商業都市。
- ローザンヌ:世界で唯一のオリンピック博物館所在地。また第一次世界大戦におけるトルコと連合国との講和の地としても有名。
スイスの気候
西岸海洋性気候と大陸性気候の中間的な気候だが、地形と標高により多様。高度1000m以上の地域は山岳気候。冬には積雪が多いが、降水量はむしろ夏に多い。天候は概して不安定で、春にはフェーン現象が発生。
スイスの経済
主な産業は、観光業、精密機械工業(時計、光学器械)、化学薬品工業、金融業(銀行、保険)。農業は小麦、ジャガイモ、牧草などが栽培されているが、自給率は低い。牛とヤギの飼育が盛ん。林業は森林保護に留意して行われる。地下資源はほとんどなく、鉱業は岩塩の採掘にのみ頼っている。電力の6割は水力発電でまかなわれる。工業は、時計、精密機械、光学機器、化学、医薬品など高付加価値産業が発達。労働人口が最も多いのは第3次産業。チューリヒはロンドン、ニューヨークと並ぶ国際金融市場で、さまざまな金融サービス産業が集中している。アルプス登山をはじめとする観光保養産業も重要。
主要貿易品目
輸出機械・機器、化学製品、金属等。輸入は機械・機器、化学製品、自動車等。
主要貿易相手国
輸出は約60%、輸入は約80%が対EU諸国。
スイスの歴史
- 1291年8月1日:ウリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの原始3州が既得権益であった自由と自治を守るため、盟約者同盟【Eidgenossenschaft】を結成。この日が、スイス建国の日とされている。
- 1315年:モルガルテンの戦いにおいて、農民兵で構成される同盟軍がハプスブルク家の精鋭部隊に大勝。
- 1499年9月22日:神聖ローマ帝国より完全独立。
- 1648年10月24日:ヴェストファーレン条約によって正式に神聖ローマ帝国からの独立を達成。
- 1798年:フランス総裁政府からの強力な圧力を受け、傀儡国家のヘルヴェティア共和国が成立。
- 1815年:欧州列強がウィーン会議でスイスの永世中立を承認。
- 1848年:連邦憲法制定(1999年4月に現憲法に改正)。
- 1874年:改正連邦憲法により、これ以降連邦国家体制が確立する。
- 1905年10月6日:スイス中央銀行設立。
- 1920年:国際連盟の本部がジュネーヴに設置される。
- 1958年7月11日:スイス政府が核兵器装備を発表。
- 1960年:EFTA加盟。
- 1973年:ECと自由貿易協定締結。
- 1992年5月:EC加盟申請提出。
- 1992年12月:国民投票でEEA(欧州経済地域)協定批准を否決。
- 1999年6月:EUと第1次二国間協定を締結(政府調達、農産品市場へのアクセス自由化等7分野)。
- 2002年9月10日:国民投票の結果を受けて国際連合190番目の加盟国となる。
- 2004年6月:EUと第2次二国間協定を締結(詐欺対策、加工農産品等9分野)。
- 2006年7月23日:ジュネーブで、WTO加盟主要6か国・地域の閣僚会議開催。
スイスの文化
- 永世中立国、直接民主主義国家として有名なヨーロッパの連邦制共和国。
- スイス連邦の正式名称は4種の公用語の他に、4種を併記するスペースがない場合に単独で使用することが許されるラテン語の国名が定められている。Schweizerische Eidgenossenschaft(ドイツ語)、Confederation Suisse(フランス語)、Confederazione Svizzera(イタリア語)、Confederaziun Svizra(ロマンシュ語)、Confoederatio Helvetica(ラテン語:略記CH)。略記であるCHは、車のナンバープレートや切手に用いられている。
- 通貨のスイスフランは、金よりも堅いと称されるほどの世界で最も安定した通貨。1870年代の硬貨がデザイン変更もされずそのまま製造され、流通している。国内の物価および賃金水準は高く、国民の貯蓄高も、日本並みに高い。また、輸入関税率は低く、高級外車などが比較的安く購入できる。スイスの欧州連合加盟の賛否を問う国民投票において、国民の過半数が反対票を投じる重大な理由はここにある。
- スイスでは地理的又は歴史的な理由から使用言語が分かれているため、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つを公用語と定めている。北部と中部では主にドイツ語が使われ、その多くはスイスドイツ語と呼ばれる方言。新聞や、テレビ、ラジオのニュース番組ではドイツの標準語である高地ドイツ語が用いられる。西部ではフランス語、南部ではイタリア語が用いられる。ロマンシュ語は南東部にあるグラウビュンデン州のごく一部の人々の間で使われ、絶滅の危機にある。又、スイス国民の多くは母語の他に英語を話すことができるので、スイス国内では英語が共通語として用いられる。違う言語圏のスイス人同士が会話をする場合、かつてはフランス語で話すことが多かったが、今は英語で話すことも多い。
- スイスは永世中立宣言をする一方、重武装の国家としても知られる。スイス軍はミリシアと正規軍の中間的存在であるが、世界で最も近代的で高度な武装を誇る軍の1つ。軍事基地は国内に多すぎるほど設置され、主要な一般道路には戦車侵入防止の為の装置が常設される。政府は食糧を数年分貯蔵し、学校にも緊急避難用のシェルターが装備されているなど、国民保護の対策も十分すぎるほど取られている。徴兵制度をとっており、20〜30歳の男子に兵役の義務がある。女子は任意。国防の基本戦略は、敵国にとって仮に侵略が不可能ではないにしても、侵略のメリットよりも損害の方が大きくなるようにすることにある。第2次世界大戦中には領空侵犯した連合軍をも撃墜するなど、実力をもって中立を維持した。国連加盟後もこの基本戦略は変わっていない。
- 近世に至るまでスイスの主な産業の1つにあったのが傭兵。スイスはその地形から農業などの産業を発達させにくかったため、戦力を輸出することで産業不足を補っていた。現在では戦力の輸出は禁止されているが、例外的に認められてる場合もある。
- スイス中部のアルトドルフとの村は、スイス独立の英雄ウィリアム・テルの伝説の舞台。1895年にはてる父子の銅像が建立され、1999年にはテル劇場がオープンした。
- オルゴールは、1796年にスイスで発明された。
- 欧州自由貿易連合(EFTA)加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年03月28日