ポルトガル
ポルトガルの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-17T00:00:00+09:00
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- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- ポルトガル共和国【Portugal】。公式の英語表記は、Portuguese Republic。
- 首都
- リスボン【Lisbon】
- 国旗
- 人種
- ポルトガル人99%
- 言語
- ポルトガル語(公用語)
- 宗教
- カトリック教徒が圧倒的多数
- 通貨
- ユーロ:Euro(EUR)(1999年以前はエスクード)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- PRT/PT/620
- 人口/面積
- 10,524,145人/92,391平方キロメートル(日本の約4分の1)
- 国歌/国花/国鳥
- ポルトガルの歌/バラ/-
- 漢字による表記
- 葡萄牙
- 時間帯
- UTC 0 ~ +1(DST: +1 ~ +2)(アゾレス諸島はUTC -1(夏時間はUTC))
- ccTLD
- .PT
- 国際電話番号
- 351
ポルトガルのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-17T00:00:00+09:00
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ポルトガルの地形
西ヨーロッパのイベリア半島に位置し、北部と東部でスペインと国境を接する。西と南は大西洋に面している。北部は起伏の多い山岳地で、南下するにつれて緩やかな台地性の平原となる。西部の大西洋岸には海岸平野がひらけ、海岸には潟湖や砂丘が多いが、ほとんどの山脈が北東から南西に向かって走っており、北部ほど海岸平野は少い。主要河川であるテージョ川が国のほぼ中央部を東西に流れており、テージョ川を境として南北に山脈の景観が変わる。首都リスボンはテージョ川に河口部分で面し、最大の海岸平野の端に位置。規模の大きな湖沼は存在せず、全水面積を合計しても440平方kmにとどまる。本土の他に、北大西洋上のマデイラ、アゾレス諸島も領有。いずれも火山島。アゾレス諸島は7の主要な島からなり、首都リスボンからほぼ真西に1500km離れている。マデイラ諸島は4つの主要な島からなり、南西に900km離れている。最高峰はアゾレス諸島のピコ島にそびえるピコ火山【Piko Ruivo】(2351m)。本土の最高地点は北部に位置するエストレラ山脈中の標高1991m。
ポルトガルの気候
本土は北大西洋に面しているものの、ケッペンの気候区分では地中海性気候に属する。地域差が大きく季節の変化も著しい。大西洋岸には寒流のカナリア海流が北から南に流れており、緯度のわりに気温は低く寒暖の差が小さい。夏は涼しく、冬は降雪を含み、雨が多い。年間降水量は1200から1500mm。中部の冬期は北部と似ているが、夏期の気温が上がる。年間降水量は500から700mm。南部は典型的な地中海性気候で夏季の雨量が少なく年間降水量は500mmを下回る。ほとんどの地域で、夏季の気温は20度を超え、冬季は10度まで下がる。
ポルトガルの経済
1975年に植民地を一遍に失ったため、石油を中心とする物資の安価な調達ができなくなり、大量の入植者が本国に引き上げたことも重なり経済は大混乱に陥った。長く植民地からの搾取に頼っていたため、産業はあまり発展していない。農産物では、ジャガイモ、ブドウ、オリーブ、小麦が栽培され、オリーブ油、ワインが生産される。水産業も盛んであるが、食糧の半分を輸入している。林業ではコルクの生産が世界一。地下資源では、石炭、タングステン、銅、鉄、スズ、銀などを産出。工業では食品加工、繊維、陶器、石油精製など。革命後国有化した基幹産業の民営化を進めている。そのほかの産業は中小企業が多い。
主要貿易品目
輸出は自動車、輸送機器、アパレル機械、衣料品。輸入はアパレル機械、自動車、輸送機器、化学品。
主要貿易相手国
輸出はスペイン、ドイツ、フランス、イギリス、アメリカ、イタリア(対EU約79%)。輸入はスペイン、ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、オランダ(対EU約76%)。
ポルトガルの歴史
- 1143年:ポルトガル王国成立(カスティーリャ王国の宗主下)。
- 1385年:カスティーリャ王国(スペイン)から独立。
- 1415年:モロッコ北端の要衝セウタを攻略。以後、エンリケ航海王子を中心とした大航海時代。
- 1488年:バルトロメウ・ディアスがアフリカ大陸南端の喜望峰を回り込む。
- 1490年:アンゴラの植民地化開始。
- 1494年:トルデシリャス条約をスペインと結び、ヨーロッパ以外の世界を分割。
- 1497年7月8日:ポルトガルの探検家、バスコ・ダ・ガマが、アフリカ大陸最南端の希望峰を回るインド航路を発見すべくリスボンを出航。
- 1498年:ヴァスコ・ダ・ガマがインドに到達。
- 1500年:ブラジルを植民地化、1822年まで植民地支配。
- 1543年:ポルトガル人が日本の種子島に漂着、南蛮貿易の開始。
- 1557年:明からマカオの居留権を得る。
- 1578年:アルカセル・キビールの戦い。
- 1580年:スペインに併合される。
- 1629年:モザンビークを植民地化。
- 1640年:スペインから独立(王政復古)。
- 1755年:リスボン大地震。
- 1807年:王室、ブラジルに逃れる。1808年から1821年までリオ・デ・ジャネイロを首都とする。
- 1820年:革命で立憲君主制に移行。
- 1887年:マカオの統治権を清より獲得。
- 1910年10月5日:革命で共和政に移行。
- 1926年:クーデタにより軍事独裁政権成立。
- 1933年:サラザール、新憲法により独裁開始。エスタド・ノヴォが始まる。
- 1955年12月14日:国連加盟。
- 1961年:インド軍がゴアのポルトガル植民地区域に侵攻、同植民地を手放す。
- 1974年:カーネーション革命により民主化、インドネシアが東ティモールに侵攻・同地を占領。
- 1975年:アフリカ大陸南部の2大植民地、アンゴラとモザンビークなど5カ国が独立。
- 1986年:ヨーロッパ共同体に加盟。
- 1999年12月20日:マカオを中国に返還、実質上植民地を全て手放す。
- 2002年:名目上ポルトガルの植民地だった東ティモールが独立を果たし、名実ともに植民地が完全になくなる。
ポルトガルの文化
- 国名の由来は、ポルトの古い呼び名であるポルトゥス・カレがなまったものと言われる。
- 2004年時点でポルトガルは国内外で国際武力紛争を抱えていないが、隣国であるスペインが実効支配しているオリベンサの領有権を主張している為、同国と対立している。
- 住民はポルトガル人が大部分で、先住民であったイベリア人に、ケルト人、ゲルマン人、フェニキア人、ベルベル人が混血した民族とされる。
- ポルトガル語はアラビア語につぎ、世界第7位の話者人口を擁する。
- 北東部の町ミランダ・ド・ドウロでは、ミランダ語も公的に認められている。
- ファティマはマリア出現の地として世界的に有名な巡礼地。
- 食文化ではバカリャウ(干しだら)料理が代表的。
- お菓子の種類が豊富で、パォン・デ・ロー(カステラの元祖)、コンフェイト(金平糖の元祖)など、日本のお菓子の歴史にも大きな影響を与えている。
- 10月5日は共和国記念日。1910年のこの日、ポルトガルで共産主義者が武装蜂起し王制を打倒。テオフィロ・ブラーガが臨時政府を樹立し共和制を宣言したことにちなむ。
- 欧州連合(EU)加盟国。
- 北大西洋条約機構(NATO)加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年04月17日