スイレン
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スイレンの情報
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スイレン科スイレン属の水生多年草の総称。
一般名 | スイレン(睡蓮) |
学名 | Nymphaea sp. |
科名と属名、園芸分類 | スイレン科スイレン属の水生多年草。 |
英語名 | water lily/pond lily |
別名 | - |
花の情報 | 花色は青紫、黄、白、赤、橙、桃など。花柄は根茎から直接伸び、その先端に花をつける。花は水面に浮くかまたは水面よりやや上で咲き、夜咲き性と昼咲き性とがある。 |
開花時期 | 6〜9月 |
原産地 | 熱帯〜温帯(園芸種) |
適温 | 20〜25℃ |
草丈 | 10〜40cm |
花径 | 5〜10cm |
その他外観に関すること
- 葉は円形から広楕円形。円の中心付近に葉柄がつき、その部分に深い切れ込みが入る。ハスとは違い葉の表面に強い撥水性はない。
- 水底の泥中に太い根茎をもつ。
知識
- 世界各地の熱帯、亜熱帯および一部は温帯の水位が安定している池などに生息し、地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべる。日本には1種が自生し、和名はヒツジグサ(未草)。各地の池に生育し、白い花を午後(未の刻頃)に咲かせる事からその名が付いたと言われる。「睡蓮」の名前は、夜に花を閉じることにちなむ。属名はギリシア神話の水の精ニンファ【Nympha】に由来。
- スイレンは大まかに、熱帯性と耐寒性に分類できる。耐寒性のものは水面のすぐ上に花を付けるが、熱帯性は水面から高く突き出た茎の先端に花をつける。また、熱帯性には夜や早朝にしか花を咲かせない種もある。熱帯性のものは葉が大きく葉縁に鋸歯があり塊根は丸みを帯びた球根型をしたものが多く、耐寒性のものは葉が小さく葉は全縁で細長い塊根を持つものが多い。耐寒性スイレンは、1900年頃にフランスの園芸家N. Marliacが「マルリアケア」と呼ばれる多数の園芸品種群を発表したのが始まりとされる。「Attraction」と呼ばれる赤花の園芸品種は有名。熱帯性スイレンは、1850年に発表された「Devonshire」という交配種(N. lotus L. × N. rubra Roxb. )が最初とされている。
- ハスは以前はスイレン科に分類され、容姿も類似するためスイレンと混同されるが、現在では別のハス科とされ全く系統が異なることが明らかにされている。
- エジプトでは、ナイル河畔にたくさん咲き、「ナイルの花嫁」と呼ばれて国花になっている。また、フランスの印象派画家クロード・モネの大作「スイレン」も有名で、モネは他にもパリ近郊の庭園のスイレンを題材に多くの絵を描いている。
- アルカロイドを含むため、古代エジプトやマヤでは祭司が花を幻覚剤として用いた。
- エジプトに加えて、デンマークとバングラデシュの国花でもある。
耐寒性スイレン
ヒツジグサ
日本に自生する野生種。日本で唯一のスイレン科スイレン属。白く小さな花を咲かせる。
ローズアレー
ローズピンクの花色で、花心は橙黄色の大輪種。
サルフェリア
黄色の大輪強健種。
プリシマ
白色の大輪種。
ピグミア・ライラシア
耐寒性の姫スイレン。桃紅色の小輪花。
熱帯産
タイ・ニムファ
葉が真紅に染まる東南アジア原産のスイレン。一般的にはアクアリウムで水中葉を観賞する。
タイガーロータス
西アフリカ熱帯域原産のスイレン。一般的にはアクアリウムで水中葉を観賞する。暗めのワインレッドの葉の「レッド」と、緑に茶色の斑が入った「グリーン」がある。
セイロン・ヌパール
インド、ラオス原産。葉は黄緑色のグリーンと、濃い赤のレッドがある。
花言葉
スイレン(黄)の花言葉
スイレン(白)の花言葉
スイレン(ピンク)の花言葉
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年02月28日 最終更新:2007年02月28日