サウジアラビア
サウジアラビアの基本情報
- 最終更新
- 2007-03-22T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
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- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- サウジアラビア王国【Saudi Arabia】。公式の英語表記は、Kingdom of Saudi Arabia。
- 首都
- リヤド【al-Riyadh】
- 国旗

- 人種
- アラブ人
- 言語
- アラビア語(公用語)、英語
- 宗教
- イスラム教ワッハーブ派が国教。国民が他の宗教を信仰することは禁じられており、サウジアラビア国籍の取得の際にもイスラム教ワッハーブ派への改宗が義務付けられている。ただし、シーア派の聖人廟の影響で、東部には国民全体の10〜15%程度のシーア派住民がいる。
- 通貨
- サウジ・リアル:Saudi Riyal(SAR)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- SAU/SA/682
- 人口/面積
- 25,795,938人/1,960,582平方キロメートル(日本の約5.7倍)
- 国歌/国花/国鳥
- (サウジアラビアの国歌)/バラ/-
- 漢字による表記
- 沙地亜剌比亜
- 時間帯
- UTC +3(DST: なし)
- ccTLD
- .SA
- 国際電話番号
- 966
サウジアラビアのその他情報
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- 2007-03-22T00:00:00+09:00
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サウジアラビアの地形
中東・西アジアに位置し、北はクウェート、イラク、ヨルダン、南はイエメン、オマーン、アラブ首長国連邦、カタールと国境を接し、西は紅海、東はペルシア湾に面する。アラビア半島の8割を占め、国土の大部分は西高東低の高原。北部にネフド砂漠、南部にルブアルハリ砂漠が広がる。硬い岩盤の上に砂レキが薄くのっている土地で、砂漠の中に禿山が連なっていることも特色。西部には紅海沿いにヒジャーズ山脈が走り、南部では3000mに達する。主な都市はリヤド、ジッダ(ジェッダ)、マッカ(メッカ)、カフジ、アル・コバール、マディーナ(メディナ)。
サウジアラビアの気候
海岸部は高温多湿。内陸部は大陸性の砂漠気候で夏季は50℃を越え、冬季は氷点下になることも多い。
サウジアラビアの経済
もともとはオアシスでのわずかな農業とラクダやヒツジの放牧程度だったが、1938年に油田が発見され、原油埋蔵量と輸出量が世界一に。石油輸出国機構(OPEC)の中心国として安定供給に努めている。ただし人口の急激な増加、王族の豪奢、経済問題に対する無策から、1人当たり国民所得は他の湾岸諸国と比べて低い。聖地メッカを擁するため観光収入も多い。
主要貿易品目
輸出は原油、石油製品、LPG。輸入は自動車、機械機器、食料品、繊維製品。
主要貿易相手国
輸出はアメリカ、日本、韓国、インド。輸入はアメリカ、日本、ドイツ、中国。
サウジアラビアの歴史
- 1902年:アブドゥルアズィーズ・イブン=サウード(初代国王)がかつてサウード家の本拠地であったリヤドを奪還。
- 1926年:アブドゥルアズィーズ・イブン=サウードがヒジャーズからハーシム家の勢力を駆逐し、現在の領域を征服。
- 1932年:国号をサウジアラビア王国とし(統一・建国)、イギリスより独立。
- 1945年10月24日:国連加盟。
- 1946年11月2日:ファイサル王子が国王に即位。
サウジアラビアの文化
- サウード家を国王に頂く絶対君主制国家で、アラビア語による国名のアル=マムラカ・アル=アラビーヤ・アッ=スウーディーヤは「サウード家によるアラビアの王国」を意味する。要職は王族が独占しており、ギネスブックには王族の数が世界最大と記載されている。また、内閣も国会も存在せず、国王の命令が法律の公布と同意義。ただし、不文憲法国だが事実上クルアーン(コーラン)が憲法に位置付けられている。行政も国王命令の他、クルアーンやシャリーア(イスラム法)に則って施行される。
- 厳重な報道管制を敷いており、外国マスコミの内政事情取材を一切許さない。日本ではNHK「クローズアップ現代」が2006年12月にようやく許された程度(2007年1月9日放送分「苦悩する石油大国 〜サウジアラビア最新報告〜」より)。
- 独立後、冷戦時を経てアメリカやイギリスなどとの関係が深いものの、イスラム教国の盟主的な存在であることから、ユダヤ人国家であるイスラエルを承認していない。また、歴史的な関係が深いスペインとは王室同士の交流が頻繁にあるなど友好関係が深い。
- 西部にはイスラム教の聖地であるメッカがあり、世界各地から巡礼者が訪れるためイスラム世界においての影響力が大きい。
- 周辺諸国でも有数の戒律の厳しさを課しており、女性による自動車の運転の禁止やアバヤ(ベール)の着用が義務付けられているほか、飲酒やポルノ類の持込などに対しては重刑が課せられる。しかし近年は、欧米諸国からの圧力や国内から戒律の緩和を求める声が増している。
- 税金はなし、福祉は無料で住宅も無料で国民に支給される。労働は外国人労働者任せと放漫財政が続いている。そのため国民の生活水準は高くなっているが、人口が急増。現在の若年層は石油高による好況のなか仕事を選り好みし、公務員や組織の管理者など地位の高い仕事を除けば、仕事に就くことを嫌う傾向がある。また彼等の親世代は70年代のオイルショック期の原油高を知っているので、「わが子が辛い仕事につくぐらいなら、小遣いをあげて遊ばす」傾向がある。そのため「働かない若者」が社会問題となっている。
- サウジアラビアの国旗に描かれている文字は「アラー以外に神は存在しない。ムハンマドは神の預言者である」とのもの。また、アラビア文字の下に描かれた剣は、聖地メッカの守護を表すとされる。この国旗はサウジアラビアだけでなくイスラム教徒全体にとって神聖なものとされ、取扱にも厳しい制約がある。Tシャツやその他にプリントすることは厳禁、旗を掲げる際にどちらからみても文字が逆さにならないよう2枚の国旗を張り合わせるなど。国旗を地面や水に着けることはもちろん、半旗にすることもタブーとされる。
- イスラム諸国会議機構加盟国。
- アラブ連盟加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年03月22日