チューリップ

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最終更新
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チューリップ

チューリップ(2)

チューリップの情報

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2007-02-28T00:00:00+09:00
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一般名チューリップ
学名Tulipa gesneriana L.
科名と属名、園芸分類ユリ科チューリップ属の多年草(耐寒性)。
英語名tulip / garden tulip
別名ウッコンコウ、ウコンコウ(鬱金香)
花の情報一重や八重咲き、ユリ咲き、ボタン咲き、フリンジド(花弁の縁に切れ込みの入ったもの)など様々な花が見られる。枝咲きのものもあり、花色は赤、桃、黄、白、橙、暗紫色、褐色、緑、黒、青紫、復色など多彩。花茎はまっすぐにのび、茎の先端にカップ形の花を1個だけつける。萼は3枚あり色がついているため花弁のように見える、花弁が6枚あるように見えるが、正確な花弁(内側の花被片)は3枚。おしべは6本、めしべの先は3つに分れている。花は10日ほど咲く。開花から数日後に花粉が出て、花粉が落ちてしばらくすると先が3つに分かれためしべが割れて柱頭が現れる。このように1つの花におしべの時期(雄性期)とめしべの時期(雌性期)があり、自家受粉を避ける仕組みができている。チューリップの場合花粉が先なので雄性先熟と言う。チューリップの花は朝に開き、夕方には閉じる。これは、気温が高くなると内側が外側より速く成長するために花が開き、気温が低くなると外側が内側より速く成長するために花が閉じるためである。花は2週間ほど咲くが、散る前には花が大きくなり色は少し薄くなる。チューリップの花の開閉は「傾熱性」と言われる。
開花時期4〜5月
原産地中央アジア〜地中海周辺
適温-
草丈10〜60cm
花径5〜10cm

その他外観に関すること

知識

分類

一重咲き早咲系(SE:Single Early)【早生種:Early tulips】

全体的に小型で草丈は25cm内外、一重咲き。開花期は3月下旬から4月上旬。カップ咲き。有名品種は、杏色の「アプリコットビューティー」、ピンクの「クリスマスドリーム」など。

八重咲き早咲系(DE:Double Early)【早生種:Early tulips】

草丈は20〜25cmで花は八重咲き。開花期は3月下旬から4月上旬。色数が豊富。花形は盃状で花弁は晩生よりやや少い。草姿は華奢。ムリロという白い品種から突然変異で生まれた品種が多い。有名品種は、ピンク色の「ピーチブロッサム(ムリロの子供)」、黄色の「モンテカルロ」など。

トライアンフ系(T:Triumph)【中生種:Mid-season】

草丈は40〜50cmで花は一重咲き。カップ咲きでSEとSLの交雑。花が大きく草丈も高いため切り花に向く。花色も豊富で用途が広いためチューリップの中核的な存在の系統。以前はダーウィン系(D:Darwin。草丈40〜50cm。開花は4月下旬〜5月上旬)、メンデル系(M:Mendel。草丈は中位で開花は4月上旬から中旬)、コッテージ系(C:Cottage。草丈は高く、ウィルス病に弱い)などに分かれていたものが統一された。有名品種は、紫の「ネグリタ」、赤と黄色の「キースネリス」、白の「ホワイトドリーム」、赤い「プロミネンス」、茶色っぽい色の「カイロ」、白に紫の絞りの「ズレル」、黒紫に黄覆輪の「ガボタ」など。

ダーウィン・ハイブリッド(DH:Darwin Hybrid)【中生種:Mid-season】

草丈は60〜70cmで花は一重咲き。花形は卵形。性質が丈夫で球根もよく増えるので花壇や切り花に向く。戦後に生まれた新しい品種群。ダーウィンとフォステリアナの雑種で、ダーウィンより大型でフォステリアナの耐ウイルス性を受け継ぐ。花色がやや乏しい。有名品種は、桃色の「ピンクインプレッション」、赤の「アペルドーンとオックスフォード」など。

一重咲き遅咲系(SL:Single Late)【晩生種:Late tulips】

草丈は20〜30cmで花は一重咲き。カップ咲きで、満開を過ぎても花の形が崩れにくい。有名品種は、淡いピンクの「ピンクダイヤモンド」、黒っぽい紫の「クイーンオブナイト」など。

八重遅咲き系(DL:Double Late)【晩生種:Late tulips】

草丈は20〜25cmで花は八重咲き。豪華な感じの大輪の花で花弁は40枚ほど、茎は早生より強い。その花の形から「ボタン咲きチューリップ」との別名もある。有名品種は、ピンク色の「アンジェリケ」、白の「マウントタコマ」、花色が上下で紫と白の二段に分かれて花弁の重ねの多い「アイスクリーム」など。

ユリ咲き系(L:Lily-flowerd)【晩生種:Late tulips】

花びらの先端が細長くとがり、外側に反り返る特徴をもつ。球根が太りにくい性質もある。古代のチューリップの主流。多くはアクミナータと呼ばれる原種から出たもの。有名品種は、黄色の「ウエストポイント」、オレンジの「バレリーナ」、白に赤の絞りの「マリリン」など。

フリンジ咲き系(FG:Fringed Group)【晩生種:Late tulips】

花弁の縁に細かい切れ込みが入り、フリンジ状になる。有名品種は、ピンクの「ファンシーフリル」、黄色の「ハミルトン」など。

ビリディフローラ系(V:Viridiflora)【晩生種:Late tulips】

花弁に緑色の太い縞模様が入る。SLの枝変わり。従来は一重遅咲に分類されていたが、品種数が増えたため独立した。有名品種は、白地に緑の「スプリンググリーン」、桃地に緑の「グリーンランド」など。

パーロット系(P:Parrot)【晩生種:Late tulips】

一重咲きの突然変異種で、花弁の縁が切れ込み、大きく波打ちフリル状となる。性質は弱く、ウイルスに感染し易い。別名オウム咲き。SLの枝変わり。古い品種は茎が弱いものが多いが、新しいものでは茎は丈夫。他の系統からパーロットに変異した物が99%を占めるという。有名な品種は、黄色に赤い絞りの「フレーミングパーロット」、白地に赤の絞りの「エステララインベルト」、紫の「ブルーパーロット」など。

レンブラント系(R:Rembrandt)【晩生種:Late tulips】

白や黄、赤などの花弁に、赤や紫の絞り模様が入り変わった色彩のものが多い。突然変異でできたものが多く性質はやや弱め。レンブラントを代表する画家たちが描いた、ブロークンチューリップ(ウィルスに感染したチューリップのことで品種ではない)にちなむ。ウイルスが斑入り模様の原因である品種は日本への輸入が禁止されているが、現在では品種改良の末、健康でもレンブラント模様を持った品種も出来ている。

カウフマニアーナ(K:Kaufmanniana)【原種:Species】

T. kaufmannianaとその雑種からなる系統。花は3月上旬から咲く極早生。赤、ピンク、黄色で構成される。

フォステリアーナ(F:Fosteriana)【原種:Species】

T. fosterianaとその雑種からなる系統。花は4月上旬から咲く早生。花は巨大輪。葉は広大で球根の増殖率も高い。ウイルス病に強く、DHの片親。有名品種は、白花の「ピューリッシマ」、その子供で黄色と白の「スイートハート」など。になる。

グレイギー(G:Greigii)【原種:Species】

T. greigiiとその雑種からなる系統。花は4月中旬から咲く。葉に紫の模様が入る。

その他の原種と雑種(OS:Other Species)【原種:Species】

まだ園芸植物として広く栽培されていなかったり分類の進んでいない原種や雑種。枝咲き系など。

富山県の平年開花日を基準とした分類では、極早生が4月5日以前、早生が4月6日〜4月15日、中生が4月16日〜4月25日、晩生が4月26日〜5月5日、極晩生が5月6日以降とされている。

花言葉

1月21日1月28日3月19日3月29日4月10日4月16日

チューリップ(赤)の花言葉

1月6日2月20日

チューリップ(淡紫)の花言葉

4月1日

チューリップ〈アンジェリーク〉の花言葉

12月16日

チューリップ(黄)の花言葉

1月15日2月20日3月6日3月13日3月27日5月17日5月23日

チューリップ(白)の花言葉

1月1日1月7日3月8日4月8日4月16日10月24日

チューリップ(ピンクダイヤモンド)の花言葉

2月19日

チューリップ(斑入り)の花言葉

4月16日

チューリップ(緑)の花言葉

3月14日

チューリップ(紫)の花言葉

3月20日

チューリップ(ピンク)の花言葉

5月1日

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Copyright (C) 2007-2008 七鍵 key@do.ai 初版:2007年02月28日 最終更新:2008年08月03日