リビア
リビアの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-20T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/n_africa/lby.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国【Libyan Arab Jamahiriya】。公式の英語表記は、the Great Socialist People's Libyan Arab Jamahiriya。
- 首都
- トリポリ【Tripoli】
- 国旗

- 人種
- アラブ人、ベルベル族、トゥアレグ族
- 言語
- アラビア語(公用語)
- 宗教
- イスラム教(スンニ派)97%
- 通貨
- リビア・ディナール:Libyan Dinar(LYD)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- LBY/LY/434
- 人口/面積
- 5,631,585人/1,759,540平方キロメートル(日本の約4.6倍)
- 国歌/国花/国鳥
- 神は偉大なり/ザクロ/-
- 漢字による表記
- 利比亜
- 時間帯
- UTC (+2)(DST: なし)
- ccTLD
- .LY
- 国際電話番号
- 218
リビアのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-20T00:00:00+09:00
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リビアの地形
北アフリカに位置し、東はエジプト、南東はスーダン、南はチャドとニジェール、西はアルジェリアとチュニジアと国境を接し、北は地中海に面する。サハラの一部で国土の90%が砂漠。チャド国境付近を除いて高い山のない平坦な地形。西部のトリポリタニアは200〜300mの高原状台地、東部のシレナイカは平野、南部のフェザンは高原状の砂漠地帯で山脈が走る。首都のトリポリ(タラブルス)、ベンガジ、第二次世界大戦当時の激戦地として知られるトブルクが主要都市。
リビアの気候
北部の沿岸部は地中海性気候で夏は高温乾燥、冬は温暖で降水もわずかにある。内陸部は年中高温乾燥の砂漠気候でほとんど降水がない。
リビアの経済
農業は地中海沿岸で穀物、果実、綿花が栽培されているが、耕地は全土の3%以下にすぎず、食糧の多くを輸入している。オアシスでは遊牧、地中海沿岸では漁業が行われる。経済の柱は1959年に発見された石油で、現在は世界有数の産油国。埋蔵量はアフリカ最大といわれている。原油の輸出から、石油関連産業、セメント工業へと発展している。公的サービスはほとんど無料。パンナム機爆破事件に伴う国連の経済制裁により低迷したが、1999年に解除され急速に回復しつつある。
主要貿易品目
輸出は石油等。輸入は自動車、電器製品、食糧品等。
主要貿易相手国
輸出はイタリア、ドイツ、スペイン。輸入はイタリア、ドイツ、イギリス。
リビアの歴史
- 7世紀:アラブに征服され、イスラム教が広がる。
- 16世紀:オスマン帝国に併合される。
- 1911年:イタリアが植民地にする。
- 第二次世界大戦中にはこの地で連合国(イギリス)と枢軸国(イタリア、ドイツ)の戦闘が行われる。
- 1951年12月24日:国連の決議によりキレナイカ、トリポリタニア、フェッザーンの三州による連合王国として独立。
- 1955年12月14日:国連加盟。
- 1963年:連邦制の廃止。
- 1969年9月1日:9月1日革命、ムアンマル・アル=カダフィ大尉(当時)によるクーデター、リビア・アラブ共和国に改称。
- 1970年9月25日:ヨルダンと断交。
- 1977年3月:人民主権確立宣言(ジャマーヒリーヤ宣言)発表。社会主義人民リビア・アラブ国に改称。
- 1986年1月:アメリカ対リビア経済制裁措置発表。
- 1992年3月:国連安保理で対リビア制裁決議748採択。
- 1993年11月:国連安保理で対リビア制裁強化決議883採択。
- 1999年4月:国連安保理で対リビア制裁の停止を発表。
- 2003年9月:国連安保理で対リビア制裁の解除を発表。
- 2003年12月:大量破壊兵器計画の廃棄を発表。
- 2004年1月:CTBT批准、CWC加入。
- 2004年10月:アメリカが対リビア経済制裁措置を解除。
- 2006年8月:IAEA追加議定書締結。
リビアの文化
- 日本語の表記は、大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国。社会主義人民リビア・アラブ国と訳す場合もある。後者は2004年まで用いられたが、CIA Factbookの名称変更に伴い、日本でも正式国名として前者の名称が採用された。
- 「リビア」は、ギリシャ神話に出てくる、エパポス【Epaphus】とメムピス【Memphis】の娘、リビュエ【Libya】のことで、ポセイドンの愛人。そこから古代ギリシャでは、ギリシャから見て海の向こう側である北アフリカの地中海沿岸地域(エジプトより西)をまとめて「Libya」と呼んだ。
- 首都はトリポリだが、行政機関の一部はシルテに移っている。
- 核兵器の開発疑惑があり、アメリカおよびイギリスとの9か月にわたる秘密交渉の末、2003年12月に核兵器など大量破壊兵器開発をしていた事実を認め、即時かつ無条件の廃棄を表明、IAEAの査察も受け入れ、核兵器を全廃した。これ以降、アメリカとの半年後の国交回復など各国との関係改善が進み、2006年にテロ支援国家指定が解除された。これは核放棄の見返りを得る先例となった。
- リビアの国旗は緑一色と非常に簡素だが、この国旗になるまではエジプトと共通の国旗を使用していた。しかし、エジプトが当時、リビアの敵対国であったイスラエルと国交樹立するとムアンマル・アル=カダフィは怒り狂ってエジプトとの断交を決意し、同時に国旗を変えるように指示、部下に代わりの国旗をデザインさせたが時間が足りなかったために緑一色という簡素なデザインになってしまったと言われている。緑にした理由はイスラム教のイメージカラーだからとのこと。
- イスラム諸国会議機構加盟国。
- アラブ連盟加盟国。
- アフリカ連合(AU)加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年04月20日