ギリシャ
ギリシャの基本情報
- 最終更新
- 2007-03-21T00:00:00+09:00
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- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- ギリシャ共和国【Greece】。公式の英語表記は、Hellenic Republic。
- 首都
- アテネ【Athinai(Athens)】
- 国旗

- 人種
- ギリシャ人95%、トルコ人、アルバニア人、ブルガリア人
- 言語
- 現代ギリシャ語(公用語)
- 宗教
- ギリシャ正教。ただし、クレタ島だけは東方正教会のかつての総本山であるコンスタンティノポリス総主教庁の管轄下にある。
- 通貨
- ユーロ:Euro(EUR)(2001年以前の通貨は、ドラクマ)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- GRC/GR/300
- 人口/面積
- 10,647,529人/131,940平方キロメートル(日本の約3分の1)
- 国歌/国花/国鳥
- 自由への賛歌/アカンサス/-
- 漢字による表記
- 希臘
- 時間帯
- UTC +2(DST: +3)
- ccTLD
- .GR
- 国際電話番号
- 30
ギリシャのその他情報
- 最終更新
- 2007-03-21T00:00:00+09:00
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ギリシャの地形
ヨーロッパの南東、バルカン半島最南端部に位置する国。半島南部とペロポネソス半島に加えエーゲ海を中心に存在するおよそ3000もの島によって構成される。北は西からアルバニア、マケドニア、ブルガリアと、東はトルコと国境を接し、本土の東はエーゲ海、西はイオニア海、南は地中海に面する。国土面積の5分の1は島嶼。山がちで平地に乏しく海岸線は複雑。石灰岩の風化したやせた土地が多く緑は少ない。
ギリシャの気候
ほぼ全土にわたり地中海性気候。晴天が多く、温暖で湿潤な冬季と乾燥して高温な夏季にはっきりと分れる。夏季にはアラブ方面からシロッコと呼ばれる熱風が吹く。首都アテネの平均気温は、冬季の1月が10.1℃、夏季の7月では28.0℃。年平均降水量は383.8mm。最北部は山岳地帯であり、温暖湿潤気候に分類される。
ギリシャの経済
農業では、小麦、葉タバコ、オリーブ、果樹などを生産するが、土地が痩せていて食糧自給は困難。漁業も行われる、規模は小さく自給を満たす程度。名物の海綿は輸出される。地下資源では石炭、鉄鉱石、マグネシウム鉱、ニッケル、ボーキサイト、石油を産出。製造業は食品加工業や繊維業など軽工業が中心だったが、80年代から造船、石油精製など重化学工業も進められている。世界有数の海運国で、豊富な古代文明遺跡と海洋リゾートを目的に多くの観光客が訪れる。
主要貿易品目
輸出は衣料等繊維製品、果実、果実加工品、タバコ等、機械類・部品。輸入は鉱油、機械類、電気機器、船舶等。
主要貿易相手国
輸出はドイツ、イタリア、イギリス。輸入はドイツ、イタリア、フランス。
ギリシャの歴史
- 紀元前3000〜前1200年頃:ミノア文明。
- 紀元前13世紀頃:トロイア戦争。
- 紀元前8〜前5世紀頃:ポリス全盛時代。
- 紀元前5世紀頃:ペロポネソス戦争。
- 紀元前481年9月20日:アテネ南西の水道でギリシャ軍が約2倍のペルシャ軍を撃滅(サラミスの海戦)。
- 紀元前4世紀:ギリシャ北部に興ったマケドニア王国の支配を受ける。
- 紀元前2世紀:共和政ローマの属州とされる。
- 4世紀頃:ビザンチン帝国(東ローマ帝国)。ビザンチン帝国滅亡後、オスマン帝国による支配。
- 1821年:オデッサにおいて創設された秘密組織フィリキ・エテリアを中心として、オスマン帝国に対する反乱が企てられる。
- 1829年:アドリアノープル条約によってギリシャの独立が承認される。
- 1830年2月3日:バイエルン王国の王子オットーをオソン1世として国王にすえギリシャ王国として独立。
- 1897年:希土戦争。
- 1912〜13年:バルカン戦争。
- 1913年6月29日:セルビア・ギリシャなどとブルガリアの間で第2次バルカン戦争が勃発。
- 1919〜22年:再度希土戦争が勃発。
- 1923年7月24日:ギリシャ・トルコ戦争の新講和条約「ローザンヌ条約」締結。トルコが主権を回復。
- 1924年:クーデターにより共和制。
- 1935年:王政が復活。
- 1944年10月4日:第2次大戦で、連合軍がギリシャに上陸。
- 1945年10月25日:国連加盟。
- 1946年9月1日:人民投票により王政を支持。28日に解放戦線が蜂起。
- 1946〜49年:内戦。
- 1952年:NATO加盟。
- 1967年:アメリカの支援の下に軍事独裁政権が成立し国王は亡命。
- 1974年:ギリシャの支援するキプロスでのクーデターが失敗に終わり、その余波で軍事政権は崩壊、国民投票により君主制は廃止され共和制となる。
- 1979年7月14日:バチカンとギリシャが史上初めて外交関係を樹立。
- 1981年:欧州共同体 (EC) の10番目の加盟国となる。
- 2007年1月12日:アテネのアメリカ大使館にロケット弾が打ち込まれ爆発。
ギリシャの文化
- 日本語による表記はギリシャ共和国。歴史・地理・人文系では「ギリシア」との表記もなされるが、国会の制定法や外務省、およびギリシャの在日大使館のサイトではギリシャと表記される。
- ギリシャ人は自身の国を「エラス【Eellas】」または「ヘラス【Hellas】」という。「ギリシャ」というのは日本独特の呼び方で、日本人同士でしか通じない。公式の英語表記も【Hellenic Republic】。
- 紀元前からギリシャは哲学や文化、芸術に様々な影響を与えてきた。その影響力の大きさから、ギリシャはヨーロッパ文化のゆりかごと称されることもある。
- ギリシャの経済は西側経済圏ではポルトガルと並んで、その水準の低さがしばしば指摘されており、「欧州連合のお荷物」と揶揄されることがある。
- 10月28日は、第2次世界対戦中イタリアのムッソリーニの侵略に対し、「オーヒ(NO)」と拒否した記念日とされ、「オーヒ記念日」とも言われる。国家記念日(ギリシャ)でギリシャの祝日。
- 欧州連合(EU)加盟国。
- 北大西洋条約機構(NATO)加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年08月31日