セルビア
セルビアの基本情報
- 最終更新
- 2007-03-28T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/e_europa/srb.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- セルビア共和国【Serbia】。公式の英語表記は、Republic of Serbia。
- 首都
- ベオグラード
- 国旗

- 人種
- セルビア人(83%)、ハンガリー人(4%)等(2002年調査)
- 言語
- セルビア語(公用語)、ハンガリー語等
- 宗教
- セルビア正教(セルビア人)、カトリック(ハンガリー人)等
- 通貨
- ノビ・ディナール:Novi Dinar(DIN)(コソボではユーロが通用)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- SRB/RS/688
- 人口/面積
- 10,825,900人/102,350平方キロメートル(北海道とほぼ同じ)
- 国歌/国花/国鳥
- 正義の神/-/-
- 漢字による表記
- 塞爾維・黒山
- 時間帯
- UTC +1(DST: +2)
- ccTLD
- YU(RSに変更予定)
- 国際電話番号
- 381
セルビアのその他情報
- 最終更新
- 2007-03-28T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/country/e_europa/srb.html#other
セルビアの地形
南東ヨーロッパ、バルカン半島西部に位置する内陸国で、西側はモンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、南西部はコソボでアルバニア、南部はマケドニア、南東部はブルガリア、東部はルーマニア、北部はハンガリー、北西部はクロアチアと接する。ドナウ川、サバ川流域にハンガリー盆地の一角を占める平原が開ける。
セルビアの気候
大陸性の温暖湿潤気候または西岸海洋性気候で、気温の年較差が大きく降水量は少い。
セルビアの経済
農業では、麦類、トウモロコシ、テンサイ、ブドウなどが生産され、酪農も盛ん。地下資源はアンチモンと鉛が豊富で、ボーキサイト、亜鉛、石炭、石油、天然ガスが産出。工業では鉄鋼、金属、機械、繊維、食品など。火力発電に加え、水力発電(総発電量の36.5%)にも適した地形であるため、セルビアは電力に恵まれている。
主要貿易品目
輸出は鉄鋼、野菜・果実、繊維製品。輸入は石油、自動車、機械類。
主要貿易相手国
輸出はボスニア・ヘルツェゴビナ、イタリア、ドイツ。輸入はロシア、ドイツ、イタリア。
セルビアの歴史
- 6〜7世紀:セルビア人等スラブ系民族がバルカン半島に定住。
- 11世紀:セルビア王国建国、14世紀のドゥシャン王の時代に大いに栄える。
- 1389年:コソボの戦いでオスマン・トルコに敗退し、以後、約5百年間、トルコの支配下。
- 1878年:ベルリン条約によりセルビア王国の独立承認。
- 1912年10月17日:セルビア・ブルガリアのバルカン同盟がオスマン帝国に宣戦(第1次バルカン戦争が勃発:12月3日休戦)。
- 1913年6月29日:セルビア・ギリシャなどとブルガリアの間で第2次バルカン戦争が勃発。
- 1914年6月28日:ボスニアの首都サラエボで、オーストリア皇太子・フランツ・フェルディナント大公がセルビア人民族主義者グループに暗殺される(第1次世界大戦の引き金に:サラエボ事件)。
- 1914年7月25日:オーストリアがセルビアとの国交を断絶。
- 1914年7月28日:オーストリア皇太子暗殺事件をきっかけにオーストリアがセルビアに宣戦布告し、第1次世界大戦勃発。
- 1918年:オーストリアが瓦解し、セルビアが中心となって「セルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国」(後、ユーゴスラビア王国)建国。
- 1929年:クロアチア王アレクサンダル1世がクーデターを起こしユーゴスラビア王国とした。
- 1941年:第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによる侵略。
- 1944年:チトーを首班とする社会主義ユーゴスラビア連邦(6共和国で構成)の1共和国となる。
- 1953年1月14日:国民議会が新憲法を採択し、チトー首相を大統領に選出。
- 1990年:クロアチア、スロベニアが独立。
- 1992年:ボスニア・ヘルツェゴビナが独立、この結果ユーゴスラビアは崩壊、モンテネグロ共和国とともにユーゴスラビア連邦共和国を樹立。
- 1999年:コソボ紛争により、NATOによる空爆を受ける。コソボが国連統治下となる。
- 2000年10月6日:ユーゴスラビアのミロシェビッチ政権が崩壊。
- 2003年:セルビア・モンテネグロに国名変更。
- 2006年6月3日:モンテネグロが独立を宣言。
- 2006年:モンテネグロの独立により、セルビアがセルビア・モンテネグロの承継国となる。
セルビアの文化
- セルビア及びヴォイヴォディナではセルビア・ディナールが流通しているが、コソボではコソボ紛争以降、ドイツマルクが流通。2002年にドイツマルクの流通が完全に停止してからはユーロが流通。
- 北部のヴォイヴォディナは第一次大戦後にオーストリア・ハンガリー帝国からセルビア王国が奪取した領土でありハンガリー系やスロバキア系などセルビア系以外の住民が多い。コソボではアルバニア人の方が多数。
- クロアチアやボスニア・ヘルツェゴビナとの国境ではクロアチアやボスニアの方にセルビア人が多く住んでいたが、クロアチア国内に居住していたセルビア人は1991年〜95年に展開されたクロアチア紛争で難民と化し、当時のミロシェビッチ政権の施策でコソボへ移住させられた。こうしてコソボでの人口バランスが大きく崩れたことがコソボ紛争の引き金となった。クロアチアよりもセルビア人の人口比率が高いボスニアでは、セルビアの施策でボスニアから追放されたセルビア人を他地域に殖民することは到底不可能であった。このためボスニアではセルビア人多数の地域をスルプスカ共和国、クロアチア人・ボシュニャク人多数の地域をボスニア・ヘルツェゴビナ連邦が領有する形で民族問題に一応の決着をつけた。
- 首都ベオグラードは、これまでも旧ユーゴスラビア連邦および旧セルビア・モンテネグロの首都であり、セルビアはユーゴスラビア連邦の中心となる共和国であった。
- 国内に2つの自治州ヴォイヴォディナとコソボを抱えている。このうちコソボでは度々自治州内の多数派であるアルバニア人が蜂起している。1999年のコソボ紛争の結果、現在セルビア共和国の行政権はコソボに対して及んでいない。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年03月28日