ボスニア・ヘルツェゴビナ
ボスニア・ヘルツェゴビナの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-17T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/e_europa/bih.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- ボスニア・ヘルツェゴビナ【Bosnia and Herzegovina】。
- 首都
- サラエボ【Sarajevo】
- 国旗

- 人種
- ムスリム人44%、セルビア人31%、クロアチア人17%
- 言語
- ボスニア語、セルビア語、クロアチア語(公用語)
- 宗教
- イスラム教、セルビア正教、カトリック
- 通貨
- マルカ:Marka(BAM)(国内統一通貨(兌換マルク)とも)(1997年7月以前はドイツ・マルクが広く流通)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- BIH/BA/70
- 人口/面積
- 4,007,608人/51,129平方キロメートル(関東地方の1.6倍)
- 国歌/国花/国鳥
- 間奏曲/-/-
- 漢字による表記
- 波斯尼亜・黒塞哥維那
- 時間帯
- UTC +1(DST: +2)
- ccTLD
- .BA
- 国際電話番号
- 387
ボスニア・ヘルツェゴビナのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-17T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/country/e_europa/bih.html#other
ボスニア・ヘルツェゴビナの地形
東ヨーロッパ、バルカン半島の北西に位置し、クロアチア、セルビア、モンテネグロと国境を接する。南西部はアドリア海に近いが、海岸線は20kmのみ。国土の大部分が山岳地で占められ、北はサバ川、東はドリナ川が国境となっている。南部にはディナルアルプス山脈が走り、石灰岩によるカルスト地形が発達し不毛地が多い。北部は森林に覆われている。
ボスニア・ヘルツェゴビナの気候
西から東に向かうにつれて、地中海性気候、温暖湿潤気候、西岸海洋性気候へと変化する。内陸部は冬季の寒さが厳しい。
ボスニア・ヘルツェゴビナの経済
主要産業は木材業、鉱業、繊維業、電力。農業はトウモロコシ、タバコなどを生産。地下資源ではボーキサイト。内戦により経済は壊滅。停戦後も多くの住民が移住を余儀なくされ、復興を困難にしている。
ボスニア・ヘルツェゴビナの歴史
- 6世紀:スラヴ人定住開始。
- 14世紀:ハンガリーに抵抗しつつボスニア王国を確立。
- 1463年:オスマン・トルコによるボスニア征服。
- 1878年:オーストリア・ハンガリー帝国支配下の一州となる。
- 1908年10月6日:オーストリアはボスニア、ヘルツェゴビナ両地域を併合。
- 1914年6月28日:ボスニアの首都サラエボで、オーストリア皇太子・フランツ・フェルディナント大公がセルビア人民族主義者グループに暗殺される(第1次世界大戦の引き金に:サラエボ事件)。
- 1918年:セルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国。
- 1945年:ユーゴスラビア構成共和国の一つとして発足。
- 1992年3月:独立を問う住民投票の実施、独立。
- 1992年4月:イスラム教徒のボシュニャク人、ローマ・カトリック教徒のクロアチア人、東方正教会のセルビア人の間で内戦(ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争)が勃発。本格的紛争に突入。
- 1992年5月22日:国連加盟。
- 1994年:NATOによる制裁空爆。
- 1995年11月:国際連合の調停で和平に調印(ディトン和平合意)。ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の連合国家となる。以後は民生面を上級代表事務所(OHR)、軍事面をNATO中心の多国籍部隊(SFOR)が担当し停戦監視下に置かれ、治安も回復。
- 2004年6月:NATO首脳会合で、各国首脳はボスニアの改善された治安を考慮し、SFORを2004年末で終了させることで合意。
- 2004年12月:EUの部隊であるEUFOR(EU Force in Bosnia and Herzegovina)約7,000名がボスニアの治安を維持する目的で「アルテア作戦」(Operation Althea)を遂行。
ボスニア・ヘルツェゴビナの文化
- ボシュニャク人が48%、クロアチア人が14%、セルビア人が37%など。それぞれの民族の差異は宗教と歴史的経緯によるものであり、血統や言語の面ではあまり差が無い。公用語はボスニア語、クロアチア語、セルビア語だが各言語の違いはあまり大きくなく、方言程度のもの。これらの言語はかつてセルボ・クロアチア語と呼ばれてひとくくりにされていた。ただしセルビア語はキリル文字、クロアチア語とボスニア語はラテン文字を用いる。
- 宗教は、ボシュニャク人がイスラム教、クロアチア人がローマ・カトリック、セルビア人がセルビア正教。
- ユーゴスラビアからの独立後、大多数のボシュニャク人、クロアチア人に対して少数派のセルビア人が分離独立を唱えてボスニア紛争を戦った。
- 国旗はEU旗を意識して作られ、平和への苦難の道のりをEU諸国の支援で乗り切ったことを感謝して、EU加盟への期待をアピールするためとされる。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年04月17日