スロベニア
スロベニアの基本情報
- 最終更新
- 2007-03-27T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/e_europa/svn.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- スロベニア共和国【Slovenia】。公式の英語表記は、Republic of Slovenia。
- 首都
- リュブリャナ【Ljubljana】
- 国旗
- 人種
- スロベニア人91%,クロアチア人3%,セルビア人2%
- 言語
- スロベニア語(公用語)、セルボ・クロアチア語
- 宗教
- カトリック70.8%、ルター派1%、イスラム教1%、無神論者4.3%、
- 通貨
- ユーロ(EUR)(2006年までの通貨はトラル:Tolar(SIT))
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- SVN/SI/705
- 人口/面積
- 2,011,473人/20,273平方キロメートル(四国とほぼ同じ)
- 国歌/国花/国鳥
- 祝杯/-/-
- 漢字による表記
- -
- 時間帯
- UTC +1(DST: なし)
- ccTLD
- .SI
- 国際電話番号
- 386
スロベニアのその他情報
- 最終更新
- 2007-03-27T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/country/e_europa/svn.html#other
スロベニアの地形
バルカン半島の北西部に位置し、西はイタリア、北はオーストリア、北東はハンガリー、南と東はクロアチアに接し、南西のわずかな部分でアドリア海の最奥部に面している。西部のジナルアルプス山脈と北部のカラバンケン山脈に挟まれた山がちの地形で、平地は全土の20%に過ぎない。クロアチアへと続く内陸部は石灰岩からなるカルスト地形で荒涼とした風景が広がる不毛の土地。特に北西部はカルストが発達している。二大河川のサバ川、ドラバ川はいずれもドナウ川の支流。
スロベニアの気候
海岸部は地中海性気候、内陸部は西岸海洋性気候。アルプス山脈の影響で冬季は寒い。
スロベニアの経済
スロベニアは旧ユーゴスラビアの先進工業地域であり、経済的基盤は整っていた。1992年のユーゴ紛争による市場喪失からマイナス成長に陥ったが、その後市場経済化、西欧諸国との関係強化に力を注ぎ、1993年より成長率はプラスに転じた。農業では、小麦、トウモロコシ、テンサイ、ホップ、ブドウなどを生産。畜産では牛や豚、羊。地下資源では石炭が豊富で、ほかに水銀、鉛、亜鉛を産出。工業は水力発電のエネルギーを利用した金属、機械工業が発達し、電子機器や自動車も生産される。繊維産業も発達し、絹織物の生産が際立つ。神秘的な湖など自然と気候に恵まれ観光客も多い。代表的な観光資源は首都リュブリャナ、アルプス山脈(トリグラウ山、ブレッド、ボーヒニなど)、アドリア海(コペル、ピラン)、カルスト地方の洞窟(シュコツィアン洞窟群、ポストイナ)、温泉。
主要貿易品目
輸出は機械類、繊維製品、家具。輸入は機械類、化学品、食料品。
主要貿易相手国
輸入はドイツ19.1%、イタリア、フランス(対EUが60%を超える)。輸出はドイツ24.7%、イタリア、クロアチア。
スロベニアの歴史
- 6世紀末:スラヴ人(スロベニア人)定住開始。アヴァール王国等異民族による支配が続く。
- 7世紀:初のスロベニア人国家カランタニア公国が成立。
- 1282年:ハプスブルグ家の所領となる。
- 14世紀以降:東フランク王国、すなわち後の神聖ローマ帝国に編入される。
- 1867年:オーストリア・ハンガリー帝国が成立するとオーストリア帝国領となった。
- 1918年:セルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国。
- 1941年:ユーゴスラビアに枢軸国が侵入し、ナチス・ドイツの占領下に置かれた。
- 1945年:ユーゴスラビアに復帰。ユーゴ構成共和国の一つとして発足。
- 1980年代:ユーゴスラビア内の経済格差が拡大。
- 1991年6月25日:ユーゴスラビアとの連邦解消とスロベニアの独立を宣言。
- 1991年6月27日:十日間戦争勃発(7月8日終結、スロベニア勝利宣言)。
- 1992年:EU各国等が国家承認。
- 1992年5月22日:連邦構成国だった隣国クロアチア、同じく連邦内にあったボスニア・ヘルツェゴビナと同時に国際連合に加盟。
- 2004年3月:NATOに加盟。
- 2004年5月1日:欧州連合(EU)に加盟。
スロベニアの文化
- スロベニアは西ヨーロッパ地域に隣接しているため、極めて西ヨーロッパに近い性格を有する。このことは勤勉なスロベニア人気質に極めて大きな影響を与え、文化的にはドイツ語圏の影響を強く受けている。このためスロベニア人は他の南スラヴ人と比較してもドイツ人気質に近いという評価を受けることが多い。また、現在でもドイツ語とのバイリンガルは多い。
- 地理用語の「カルスト地形」はスロベニアの地名に由来しており、クロアチア国境に近いクラス(Kras、ドイツ語名:カルスト)の町が「カルスト」の語源。カルスト地形の研究が最初に進められたのもクラスとされている。そのことからも分かるようにスロベニアは鍾乳洞の宝庫で、リュブリャナの西には世界遺産に登録されている巨大なポストイナ鍾乳洞(24km)がある。
- スロベニアはハンガリーとともに隠れた温泉国。
- カルスト地方のリピツァ村では、昔からウィーンの宮廷でパレードなどに使われる儀典用馬の飼育がなされている。
- 欧州連合(EU)加盟国。
- 北大西洋条約機構(NATO)加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年03月27日