台湾(台湾省/中華民国)
台湾(台湾省/中華民国)の基本情報
- 最終更新
- 2007-03-28T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/country/e_asia/twn.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- 台湾(台湾省/中華民国)【Taiwan, Province of China】。
- 首都
- 台北(タイペイ)【Taipei】
- 国旗
- -
- 人種
- 漢族98%、高山族2%
- 言語
- 北京語(公用語)、福建語、客家語
- 宗教
- 仏教、道教、キリスト教
- 通貨
- 新台湾ドル:New Taiwan Doller(TWD)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- TWN/TW/158
- 人口/面積
- 1,298,847,624人/35,980平方キロメートル(九州よりやや小)
- 国歌/国花/国鳥
- 三民主義/國旗歌/ウメ/-
- 漢字による表記
- 中華民国
- 時間帯
- -
- ccTLD
- -
- 国際電話番号
- -
台湾(台湾省/中華民国)のその他情報
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- 2007-03-28T00:00:00+09:00
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台湾(台湾省/中華民国)の地形
東アジア、太平洋の西岸にある台湾島を中心とした地域の名称。台湾島とその周辺諸島(澎湖諸島・蘭嶼など)、及びに金馬地区と東沙諸島・南沙諸島から構成される。台湾北東部は日本の琉球諸島の西方海上に位置し、最も近い与那国島との距離は110km以下。また、台湾地域西端の金馬地区は台湾海峡を隔てて150kmの距離で中国と接しており、最南端の岬である鵞鑾鼻(がらんび)は、バシー海峡を隔ててフィリピンと接している。台湾最大の島である台湾島は、南北の最長距離が約394km、東西の最長距離が約144km。島の西部には比較的広い沖積平野、中央と東部は山地に大別されるが、島をほぼ南北に縦走する5つの山脈(中央山脈、玉山山脈、雪山山脈、阿里山山脈、海岸山脈)が島の総面積の半分近くを占めており、耕作可能地は島の約30%にすぎない。台湾最高峰の山は玉山山脈の玉山(旧日本名:新高山、海抜3,952m)であり、富士山よりも高く、同様に標高3,000mを超える高山が多数連なっている。
台湾(台湾省/中華民国)の気候
ほぼ中央部(嘉義市付近)を北回帰線が通っており、北部が亜熱帯、南部が熱帯に属している。そのため、北部は夏季を除けば比較的気温が低いのに対し、南部は冬季を除けば気温が30℃を超えることが多い。夏は通常蒸し暑く、日中の気温は27℃から35℃まで上り、7月の平均気温は28℃。冬は12月から2月までと期間が短く、気温は総じて温暖で1月の平均気温は14℃。ただし、山岳部の高標高地帯では積雪が観測されることもある。平均降雨量は年間およそ2,515mlだが、降雨量は季節、位置、標高によって大きく異なる。また、台風の襲来が多く、毎年平均3〜4個の台風に襲われている。また、夏季には「サイパッホー」と呼ばれる猛烈な夕立が多い。
台湾(台湾省/中華民国)の経済
農耕に適した風土で、農業は主食である米を中心に野菜や果物が豊富に栽培される。日本統治時代には食料補給基地としての役割も与えられていた。そのため、食料を保管・加工する軽工業が発達。漁業では遠洋漁業が盛ん。森林は豊富だがコスト高のため林業はあまり盛んではない。地下資源では石炭、大理石が産出される。工業は輸出産業の育成に積極的で、外国資本による労働集約型の軽工業に始まり、重化学工業、電機、電子に到るまで急速に発展。北部の新竹地区はハイテク産業の中心地で、「アジアのシリコンバレー」と称される。運輸、通商、観光も盛ん。また、ベトナム戦争の際、アメリカは戦略物資を台湾から調達したため台湾経済は飛躍的に発展した。
主要貿易品目
輸出は電子電気機械、鉄鋼金属製品、繊維、プラスチック製品。輸入は電子電気機械、原油・鉱産物、鉄鋼金属製品、化学品。
主要貿易相手国
輸出は中国、香港、アメリカ、日本、シンガポール。輸入は日本、アメリカ、中国、韓国、サウジアラビア。
台湾(台湾省/中華民国)の歴史
- 1896年10月14日:台湾総督に陸軍中将乃木希典が就任。
- 1897年6月28日:日清戦争で日本領となった台湾の高山「玉山」を「新高山」に改名。
- 1897年10月21日:台湾総督府官制が公布される。
- 1913年12月20日:台湾縦貫鉄道が完成。
- 1915年7月6日:台南タパニーで抗日武装蜂起(903人に死刑判決が出され132人が処刑される:西来庵事件)。
- 1931年1月16日:石塚英蔵・台湾総督が「霧社事件」で引責退任。
- 1937年12月14日:王克敏らを中心に中華民国臨時政府が北京に樹立される(日本軍北支那方面軍が指導)。
- 1944年1月11日:連合軍機が台湾を空襲。
- 1945年10月10日:国民党・共産党両派間で停戦に調印(双中協定)。
- 1949年12月7日:台北に「臨時首都」を遷都。
- 1950年:イギリスが中華人民共和国を承認(台湾の国民政府はイギリスと断交)。
- 1958年8月23日:中国人民解放軍が中華民国の支配下にある金門島に砲撃。第2次台湾海峡危機が始る(金門島砲撃事件)。
- 1971年10月25日:国連を脱退。
- 1975年4月5日:蒋介石総統死去。
- 1987年7月15日:戒厳令解除。
- 1988年1月13日:蒋経国総統死去。李登輝副総統、総統に就任(台湾出身では初めてトップに)。
- 1990年3月21日:李登輝、第8代総統に当選。
- 1991年11月15日:列車同士の正面衝突、日本人4人を含む33人死亡。
- 1994年9月12日:アジア・オリンピック評議会(OCA)が、李登輝台湾総統の広島アジア大会招待を取り消す。
- 1996年3月23日:李登輝、第9代総統に当選。
- 1999年7月9日:中華民国の李登輝総統が、「中台二国論」を唱える。
- 1999年9月21日:台湾中部大地震(M7.7)、死者・行方不明4800人。
- 2000年3月18日:陳水扁(民進党)、第10代総統に当選。
- 2004年3月20日:陳水扁第11代総統に就任。
台湾(台湾省/中華民国)の文化
- 台湾は、国共内戦を経て1949年に成立した中華人民共和国の建国後に生じた地域範囲。本来、「中国を統治する唯一の合法(正統)な国家」は中華民国のみだったが、中華人民共和国が成立したことにより中国は「中国を統治する唯一の合法(正統)な国家」としての権利を主張する二つの政府が並立する事態となった。中華人民共和国では〈台湾省〉と位置づけているが、1945年より中華民国政府が統治。1949年の中華人民共和国成立に伴う中華民国政府の台湾移転以降は、中華民国の通称としても用いられる。このため狭義の台湾は、1885年に清朝が新設した台湾省に属していた地域を指し、広義の台湾は中華民国の政府が実効統治している全地域を指す。世界各国は「正統な中国政府」の選択に迫られることとなり、1971年に国際連合で中華人民共和国が「中国」の代表権を取得してからは多くの国が中華人民共和国を「正統な中国政府」として承認し、中華民国は西側諸国を含む多くの国から「正統な中国政府」として承認されなくなった。だが、中華人民共和国を「正統な中国政府」として承認した後も、中華民国との非公式な関係維持を望む多くの国では中華民国の統治地域を中華人民共和国の統治地域とは別個の「地域」と判断して、「台湾」という地域名称で中華民国の政府を呼称し始めた。
- 台湾住民の大部分が中国大陸から移住して来た漢民族であるため、台湾の文化基盤は漢文化。ただし、河洛系住民は河洛文化に、客家系は客家文化に、外省人は出身省それぞれの文化に属し、それぞれが別々に存在しているために混交は少ない。漢民族の間では、共通して家族が社会組織の重要な社会単位となっており、先祖崇拝などの伝統的な家族行事が今なお重要な役割を担っている。また、伝統的な二十四節気を基とした旧正月や、清明節、中秋節などの季節行事も毎年盛大におこなわれている。外来文化としては日本とアメリカの影響が大きい。古くは温泉、演歌、日本酒、おでん、新しくはカラオケ、Jポップ、漫画、アニメ、テレビゲーム、ファッションなど。これらの日本文化が好きな若年台湾人は哈日族と呼ばれる。
- 台湾はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの交差部に位置するため、日本と同様に地震活動が活発である。また日本と同じ火山帯に属し、温泉も豊富。
- 台湾島にはフォルモサ【Formosa】という別称が存在し、欧米諸国を中心に今日も用いられる場合がある。これは、「美しい」という意味のポルトガル語が原義であり、16世紀半ばに初めて台湾沖を通航したポルトガル船のオランダ人航海士が、その美しさに感動して「Ilha Formosa(美しい島)」と呼んだことに由来するとされる。
- 9月28日は教師節との祝日。教育家でもあった孔子の誕生日にちなみ、模範教師の表彰などが行われる。中国では9月10日が「教師節」とされる。
- 10月10日双十節との祝日。中華民国国慶日、双十国慶、双十慶典等とも称される中華民国の建国記念日。1911年に清国で辛亥革命が起きたことにちなむ。
- アジア太平洋経済協力会議(APEC)加盟国。
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