ウメ

植物資料集（索引）

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2007-06-14T00:00:00+09:00

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• ア行
  • ウから始まる植物

ウメの情報

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2009-04-05T20:48:05+09:00

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その他外観に関すること

• 葉は互生し、楕円形となり先が尖る。長さ4〜8cmで鋸歯が縁にある。
• 幹は湾曲し、枝は横に張り出す。樹皮は粗剛。若枝は平滑緑褐色。

知識

• ウメは中国最古の『神農本草経』にも載っており、日本には薬木として渡来したとされる。奈良時代以前から植栽され、万葉集にはサクラよりもも多くの歌が詠まれ（万葉集のウメの歌は104首、サクラの歌は38首）平安時代以前に「花」といえばウメを指したと考えられている。
• 元々は中国語の「梅」（マイあるいはメイ）が語源とされ、「ムメ」と発音されていた。これが学名の種小名に採用されている。学名を付けたのは江戸時代に長崎に滞在したシーボルト。
• 幹が粗剛（ゴツゴツしている）なのが梅の特徴とされ、花を見ただけでサクラやモモなどと区別をするのは困難。
• 「桜伐るバカ、梅伐らぬバカ」といわれ、ウメは思いきって剪定し、新しい枝を伸ばさないと花や実のつきが悪くなるといわれる。
• 果実は干して梅干や梅酒の材料として用いられる。直径2〜3cmの球形で、6月頃に黄色く熟す。
• 根は胆嚢炎や黄疸、葉は細菌性腸炎、花や花蕾は食欲不振、口渇、漢方でいう去痰、安神解毒に用いる。また種仁は日射病や胸の煩躁を改善し、視力を回復するとされる。
• 葉や未熟果の種子には強い毒性がある。
• 「梅雨」は、ウメの実がなる頃に雨が多いことにちなみ名付けられたとされる。
• 中華民国の国花（1964年制定）。また、茨城県、大阪府、和歌山県、福岡県、大分県の県木とされている。

ウメの分類

野梅系

原種に近いものとされ、性質は強健。枝が細く、葉が小さい特徴をもつ。果実は小型。「冬至」「難波」「内裏」「月影」などがある。

緋梅系

古い枝の断面が赤い特徴をもつ。多くは紅梅だが花色には関係がない。「緋梅」「鹿児島」「鴛おう」などがある。

豊後系

枝が太く、大型の葉が特徴。淡紅色の品種が多い。この系統のウメは果実が大型であり、一般に実を利用するのはこの系統とされる。「豊後」「そうめいの月」などがある。

杏系

アンズとの交雑種で、枝・葉とも小型で葉面に毛がない。「八朔」「記念」などがある。

サクラとウメ、モモの見分け方

花言葉

• 忠実
• 気品
• 高潔
• 忠義
• 澄んだ心
• 独立
• 上品
• 忍耐

梅（紅）（コウバイ）の花言葉

• 艶やかさ
• 忠実

梅（白）の花言葉

• 厳しい美しさ
• 忍耐