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https://www.7key.jp/data/vegetation/menu_k/chrysanthemum.html#menu
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キクは、キク科キク属の植物の総称。ただし、通常キクといえばイエギク(栽培ギク)を指す場合が多いため、当ページはそれにならいイエギクについての情報を掲載する。
一般名 | キク(菊) |
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学名 | Chrysanthemum morifolium |
科名と属名、園芸分類 | キク科キク属の多年草。 |
英語名 | chrysanthemum |
別名 | イエギク(家菊)、サイバイギク(栽培菊) |
花の情報 | 花の大きさ、形、色は変化に富む。詳細は下記のキクの分類を参照。 |
開花時期 | 10〜11月 |
原産地 | 中国に自生する2種の植物、チョウセンノギクとハイシマカンギクの交雑によって誕生した園芸植物 |
適温 | - |
草丈 | 30〜100cm |
花径 | 10〜20cm |
花の大きさが20cm前後で、中央の一輪だけ残して周りのつぼみを摘蕾する。「三段仕立て」、「ダルマづくり」「福助づくり」などにして楽しむ。
多数の花弁が中心に向かって盛り上がったもの。花弁に起伏がなく整然と並んだものが良いとされる。
厚物の花弁の下に長い花弁が走るように垂れさがったもの。
花弁が管状となり、直線的に放射状に伸びたもの。外側の花弁はしだれて先が丸まり、それを玉巻と呼ぶ。管弁の太さでさらに太管、細管、針管に区分される。
天皇の「菊の御紋」のように、平らな花弁が一重で並ぶ。花弁の数は14から16枚程になるが、御紋と同じ16枚が理想とされる。
花の上部が手でつかんだように見えるもの。走り弁が下部につく。
花の大きさが10cm程度で、花びらが平らなもの、管状のもの、さじ状のものがある。「仏花」などに使用される一般的な実用花や、洋菊(ポットマム)などが含まれる。その他江戸時代から続く「古典菊」もこの区分に入れられる。
花の直径が5cm弱で、枝分かれして小さな花をたくさんつける。つぼみは摘蕾せず、「懸崖仕立て」や「菊人形」などに用いられることもある。
今日出回っているキクの元は、1500年ほど前に中国に自生する2種の植物、チョウセンノギクとハイシマカンギクの交雑によって誕生した園芸植物で、日本へは奈良時代に朝鮮半島を経由して渡来したとされる。中国で菊は不老長寿の薬効があるとされ、重陽の節句には菊酒を飲み長寿の祈願をしたとされる。これがしだいに日本にも伝わり、菊の花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する「重陽の宴」が催されるようになった。このため旧暦9月9日の重陽の節句は「菊の節句」とも呼ばれる。万葉集にはキクは現われないが、古今集あたりから盛んに歌にも詠まれるようになった。
江戸時代前期から栽培熱が高まり、多数の品種が生み出された。正徳時代頃からは「菊合わせ」と呼ばれる新花の品評がしばしば行なわれた。また、江戸、伊勢、京都、熊本などでそれぞれ独自の系統が生じた。「三段仕立て」などの仕立ての様式やその丹精の仕方なども発達し、菊花壇、菊人形など様々に観賞された。これらは江戸時代から明治、大正時代にかけて日本独自の発展をした古典園芸植物の1つとして、現在では「古典菊」と呼ばれ、全般に花型の変化が極めて顕著なのが特徴。このように発展した日本のキクは幕末には本家の中国に逆輸入され、中国のキク事情を一変させたといわれる。明治時代になると花型の変化よりも大輪を求める傾向が強まり、次第に「大菊」が盛んになった。花型としては厚物、管物、大掴み、一文字などに収束し、花の直径が30センチメートルに達する品種も現れた。
ヨーロッパへは18世紀後半に中国からもたらされたが、その当時は人気がなかったとされる。その後幕末の日本から様々な品種がもたらされると大変な人気を呼び、以後イギリスを中心にヨーロッパでもキクの育種が盛んになった。その後西欧では切り花用や修景用など生産園芸分野での育種が進み、1940年代にはスプレーギクがアメリカで作られた。
芽の先を摘心して1本の苗から3本の側枝を伸ばし支柱でそれを支えたもの。直立させた3本の枝に一輪ずつ花をつける。一番高い枝を「天」と呼び、3本の真ん中後ろの枝をそれとする。残りの2本が「地」、「人」であり、背の高さが「天」、「地」、「人」の順となるようにする。鉢は8から9号のものを使用するのが一般的。
「三段仕立て」の小さい物で、「天」の高さを60cm以下とするのが条件。鉢は7号鉢。
鉢の直径より葉の幅を大きくし、一輪咲かせる。5号鉢。
懸崖用の小菊で前年秋にさし芽をしたものの摘心を繰り返して形を作る。かまぼこ状に隙間なく花をつけるのが難しいとされる。
秋にさし芽をしたものをひたすら摘心し、半球状に花を隙間なく規則正しく並べて咲かせたもの。一鉢で直径3から4mほどになる。
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