レバノン
レバノンの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-21T00:00:00+09:00
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- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- レバノン共和国【Lebanon】。公式の英語表記は、Republic of Lebanon。
- 首都
- ベイルート【Beirut】
- 国旗

- 人種
- アラブ系レバノン人83%、アラブ系パレスチナ人10%、アルメニア人5%
- 言語
- アラビア語(公用語)、(フランス語及び英語も通用)
- 宗教
- キリスト教各派(マロン派、ギリシャ正教、ギリシャ・カトリック、ローマ・カトリック、アルメニア正教)30%、イスラム教各派(シーア派、スンニ派、ドルーズ派)70%等
- 通貨
- レバノン・ポンド:Lebanese Pound(LBP)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- LBN/LB/422
- 人口/面積
- 3,777,218人/10,400平方キロメートル(岐阜県程度)
- 国歌/国花/国鳥
- すべては国家と栄光、旗のために/レバノンスギ/-
- 漢字による表記
- 黎巴嫩
- 時間帯
- UTC +2(DST: +3)
- ccTLD
- .LB
- 国際電話番号
- 961
レバノンのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-21T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/country/ce_asia/lbn.html#other
レバノンの地形
西アジア・中東の国で、北と東はシリア、南はイスラエルと国境を接し、西は地中海に面している。海岸平野を除き全体に山がちで、標高2000〜3000mのレバノン山脈とシリア国境沿いのアンチレバノン山脈が南北に縦走する。2つの山脈の間にはベカー高原がある。
レバノンの気候
沿岸部は地中海世気候で、夏は暑さが厳しく乾燥し、冬は短く温和でまとまった降雨がある。ベカー高原は大陸性の乾燥気候。
レバノンの経済
農業は、オリーブ、ブドウ、野菜、柑橘類が豊富で輸出もされる。高地では放牧も行われる。工業は宝飾品などの伝統工芸と食品加工。かつては中東の自由貿易港であるベイルートを拠点に、商業、金融、観光で栄え「中東のスイス」「中東のパリ」とも呼ばれていたが、1970年代以降は内戦とイスラエルの侵攻で壊滅状態となった。1990年代後半から復興が始まっている。現在レバノン政府は、ベイルートを再び観光地として売り出す計画を進めている。
主要貿易品目
輸出は貴金属、宝石、電気製品、機械類、化学製品。輸入は金属製品類、電気製品、機械類、化学製品。
主要貿易相手国
輸出はシリア、イラク、アラブ首連、サウジ、スイス。輸入はイタリア、フランス、中国、ドイツ、アメリカ。
レバノンの歴史
- 16世紀:オスマン・トルコの支配下に入る。
- 1920年:フランスの委託統治領となる。
- 1943年11月22日:フランスより独立。
- 1945年10月24日:国連加盟。
- 1958年7月15日:アメリカがレバノンに出兵。
- 1968年12月28日:イスラエル軍がレバノンのベイルート空港を夜間奇襲。
- 1975年:レバノン内戦始まる。
- 1976年11月20日:レバノン内戦が終結。
- 1978年:イスラエルのレバノン侵攻。
- 1982年:レバノンの武装勢力から攻撃を受けたとしてイスラエル軍は南部から越境して再侵攻、西ベイルートを占領(レバノン戦争・ガリラヤの平和作戦)。
- 1989年:ターイフ合意(国民和解憲章)成立。
- 1990年:シリア軍が再侵攻、紛争を鎮圧し、シリアの実質的支配下に置かれる。
- 1991年:内戦終結。
- 1996年:イスラエル国内で連続爆弾テロが発生し、ヒズボラの犯行としたイスラエル軍はレバノン南部を空襲(怒りのブドウ作戦)。
- 2000年:イスラエル軍南レバノンから撤退。
- 2005年2月14日:レバノン経済を立て直したラフィーク・ハリーリー前首相が爆弾テロにより暗殺。
- 2005年4月:前首相暗殺の要因となったシリア軍のレバノン駐留に対し国際世論も同調し、シリア軍撤退に向けての動きも強まり、シリア軍はレバノンから撤退。
- 2006年7月:ヒズボラがイスラエル兵士2名を拉致、イスラエル軍は報復として7月12日に南部の発電所などを空爆(レバノン侵攻)。
- 2006年7月22日:イスラエル地上軍が侵攻、南部の2村が占領される。
- 2006年7月27日:国連レバノン暫定軍の施設が空爆され、国連職員4人が死亡。
- 2006年7月30日:カナが空爆され54人が死亡する。イスラエル軍がレバノン南部での空爆を48時間停止することに同意。
- 2006年8月2日:空爆再開。
- 2006年8月7日:レバノン政府がイスラエル軍の攻撃による死者が1000人に達したと発表。
- 2006年8月13日:イスラエル・レバノン両政府が停戦決議(国連安全保障理事会)受け入れを表明。
- 2006年8月14日:停戦が発効。
- 2006年10月1日:イスラエル軍撤収。
レバノンの文化
- 第一次世界大戦後、フランスの委任統治下に入り、キリスト教徒が多くフランスにとって統治しやすかったレバノン山地はシリアから切り離され、現在のレバノンの領域にあたるフランス委任統治領レバノンとなった。この結果、レバノンはこの地域に歴史的に根付いたマロン派、東方正教会と、カトリック、プロテスタントを合計したキリスト教徒の割合が35%を越え、シーア派、スンナ派などの他宗派に優越するようになった。現在でもフランスとの緊密な関係を維持している。
- 1990年にシリア軍が侵攻、紛争を鎮圧し、シリアの実質的支配下に置かれる。シリアの駐留は一応レバノンに安定をもたらしたものの、ヒズボラに対する援助やテロの容認など、国際的な批判をうけた。シリアが撤退するまでの約15年間は「パックス・シリアナ(シリアによる平和)」とも呼ばれ、現在も政府高官を含めシリアの影響は強い。
- イスラム諸国会議機構加盟国。
- アラブ連盟加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年04月21日