アカンサス
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アカンサスの情報
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「アカンサス」とは、正確にはキツネノマゴ科アカンサス属の植物の総称。ただし、一般的にはアカンサス・モリス(A. mollis)を指して用いられるため、当ページもそれに従う。
一般名 | アカンサス |
学名 | Acanthus mollis L. |
科名と属名、園芸分類 | キツネノマゴ科アカンサス属の耐寒性宿根草。 |
英語名 | Bear's Breech / Brank Ursine |
別名 | ハアザミ(葉薊)、ベアーズブリーチ |
花の情報 | 花序は50cm以上と長く、唇形をした多数の茶褐色の萼に白〜淡紅色の花を穂状に密に付ける。紫色の脈がある。 |
開花時期 | 6〜8月 |
原産地 | 地中海沿岸、熱帯アジア |
適温 | 乾燥、日陰、寒気に強い。 |
草丈 | 120〜200cm |
花径 | 花序高:50cm |
その他外観に関すること
- 大きなギザギザのある葉が特徴的。光沢があり根元から叢生して長さ1m、幅20cmほどになる。柔かく、羽状の深い切れ込みがあり、別名ハアザミと呼ばれるようにアザミの葉に似ている。冬も枯れないため、葉はどの季節でも観賞できる。
- 根は垂直に1m程度まで伸びるため、鉢植えには不向き。
知識
- 日本へは明治時代に渡来(大正時代中期との説もあり、はっきりしない)。
- 古代ギリシア及びローマ建築のコリント式やコンポジット式で柱頭の装飾に使われている紋様は、アカンサスの仲間のひとつであるトゲハアザミ(A. spinosus)の葉がモチーフ。神殿建築や美術・工芸において「アカンサスの葉飾り」と呼ばれ、装飾モチーフとして多く用いられた。現在ではギリシアの国花ともなっている。
- 葉は日焼けや火傷の薬用に用いられる。また、葉や根にはタンニンを含み、下痢止めや止血にも使われた。
- 性質は強健。半日陰でもよく育つ。繁殖は株分け、根伏せ、種まきなど。子株が出ないため実生で増やす。タネは1cm以上ある大きなものでよく発芽する。
- アカンサス【Acanthus】はギリシア語の棘【akantha】が語源。
花言葉
- 巧妙・巧みさ
- 美術・技巧
- 離れない結び目
- 美を好む
- 芸術家の心
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年02月24日 最終更新:2007年02月24日