チリ
チリの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-08T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/s_america/chl.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- チリ共和国【Chile】。公式の英語表記は、Republic of Chile。
- 首都
- サンティアゴ【Santiago】
- 国旗

- 人種
- スペイン系75%、その他のヨーロッパ系20%、先住民系5%
- 言語
- スペイン語(公用語)
- 宗教
- カトリック88%、プロテスタント11%
- 通貨
- チリ・ペソ:Chilean Peso(CLP)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- CHL/CL/152
- 人口/面積
- 15,823,957人/756,950平方キロメートル(日本の約2倍)
- 国歌/国花/国鳥
- チリ国歌/ツバキカズラ/コンドル(コンドル科)
- 漢字による表記
- 智利/智里/知里
- 時間帯
- UTC -4(DST: -3)
- ccTLD
- .CL
- 国際電話番号
- 56
チリのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-08T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/s_america/chl.html#other
チリの地形
南アメリカにあり、東西100〜350km、南北4270kmの細長い国土を持つ。アルゼンチン、ボリビア、ペルーと隣接、太平洋に面している。国境線は5000m級のアンデスの尾根。北部はアタカマ砂漠など荒涼とした地形が多く、南緯40度以南はパタゴニアと呼ばれ、沿海部は無数の島々や湖沼など典型的なフィヨルド地形が形成されている。火山帯に属しているため地震が多発する。イースター島(ラパ・ヌイ島)やファン・フェルナンデス諸島、サン・フェリクス島、サン・アンブロシオ島、サラ・イ・ゴメス島なども領有する。
チリの気候
南北に大変長細い国土のため、気候は地域によって多様。イースター島は亜熱帯、国土の北3分の1を占め世界で最も乾燥した砂漠とされるアタカマ砂漠、中央部の肥沃な渓谷地域、そして元々は森林に覆われていた、湿度は高いが寒い南部、ツンドラ気候が広がる最南部に大別される。渓谷地域は夏季に高温乾燥、冬季に温暖湿潤な地中海性気候に似、南部は冷涼で降雨が多く西岸海洋性気候に似る。最南部は年中天候が不順で強風が吹き荒れる。
チリの経済
チリ北部の主要産業は鉱業。チリは金属鉱物資源に恵まれ、2003年時点で銅の採掘量は世界一、世界シェアの36.0%を算出する。銀は世界第6位、シェア6.7%。金の世界シェアは1.5%。このほか、亜鉛、鉄、鉛を産出する。金属以外の無機鉱物資源では、イオウ、塩、カリ塩、リン鉱石が有望であり、リン鉱石以外は世界シェア1%を上回る。また、大規模な農業、酪農も行われるが、農業に適した土地は少く全体の総生産に占める比率は1割に満たない。中央平原で小麦、テンサイ、ブドウ、ジャガイモなどが栽培され、南部で牧羊がおこなわれる。ワイン、果物、羊毛が輸出される。ほかに南部の木材とアンチョビ漁による魚粉も重要な輸出品。バルパライソといった主要港のある中央部にはサービス業と工業が集中している。チリのサービス業部門は大きく、世界で最も自由化され先端を行く通信インフラが整っているとされる。南部の森林地帯の荒々しい美しさや、北部のアタカマ砂漠の広漠とした風景、5月から9月にかけてのアンデス山脈のスキーシーズンなど観光業も盛んである。経済はほとんど輸出により成り立つ。1970年代初頭は輸出品の70%を銅が占めていたが、2006年時点では40%とその重要度は低下している。最近では、各地で産出される良質なワイン、サーモン、木材パルプの輸出が始められた。また、ラテン・アメリカで最も工業化された国の1つである。
主要貿易品目
輸出は銅、加工食品、木材・チップ、果物、魚粉・水産物。輸入は中間財、資本財、消費財。
主要貿易相手国
輸出はアメリカ、日本、中国、オランダ、韓国。輸入はアルゼンチン、アメリカ、ブラジル、中国、アンゴラ、ドイツ。
チリの歴史
- この地域は、北部はインカ帝国が、南部は先住民族アラウカノが支配していた。
- 1539年:ペドロ・デ・バルディビアがピサロの命により侵攻。
- 1541年:サンティアゴを建設しスペインによる植民地化が進められる。南部の植民地化には先住民族アラウカノが激しく抵抗した。
- 19世紀:世界的に反植民地化の気運が高まる中、チリでも独立運動の気運が高まり、自治政府が誕生、国民議会を招集して奴隷の輸入禁止、奴隷の子の自由を保障する決議などを行う。独立運動家ベルナルド・オイギンスの率いる解放軍とスペイン軍が戦う。
- 1818年2月12日:スペインから独立。
- 1879〜84年:太平洋戦争によりボリビアからアカタマ州を、ペルーからタラパカ州を獲得。
- 1945年10月24日:国連加盟。
- 1970年10月24日:アジェンデ大統領を首班とする社会主義政権が誕生。世界初の民主的選挙によって成立した社会主義政権であった。
- 1973年:アメリカの後援を受けたアウグスト・ピノチェト将軍がクーデターを起し、アジェンデは自殺へと追い込まれる。ピノチェトは自らをトップとする軍事独裁体制を敷く。
- 1980年:新憲法草案に対する国民投票の実施。
- 1981年:新憲法発効。
- 1988年:ピノチェト大統領信任投票。
- 1988年10月5日:15年間軍事独裁を続けたピノチェト政権が失脚。
- 1989年:大統領選挙、国会議員選挙。
- 1990年:エイルウィン政権成立。
- 1994年:フレイ政権成立。
- 2000年:ラゴス政権成立。
- 2006年:バチェレ政権成立。
- 2006年8月18日:チリ最高裁判所が公金横領容疑でピノチェト元大統領の免責特権剥奪を決定。
チリの文化
- チリの自慢は「3W」とされ、「快適な気候【weather】」、「良質のワイン【wine】」、「美しい女性【woman】」。
- チリは、南極の1,250,000平方kmの領土を主張している。
- ナバリノ島は南緯54度57分に位置し、人が住む町としては世界最南端。
- スペイン語が公用語で、日常生活でも広く使われている。
- 9月第一月曜日は国民統合の日。
- 9月19日は陸軍記念日。1810年12月2日、チリに初めての軍隊ができ、ベルナルド・オヒギンスが陸軍学校を創設して初代将校となる。1915年、当時の大統領【Ramon Barros Luco】が歴史あるチリ陸軍の栄光を称え、チリが独立した翌日を選んでこの日を陸軍記念日(祝日)とした。この日には記念式典が、チリ警察・海軍・空軍などと合同でオヒギンズ公園で開催される。
- 南米南部共同市場(メルスコール)準加盟国。
- アジア太平洋経済協力会議(APEC)加盟国。
当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース
このページに関するご案内
-
この文書は
Keyから
資料集、
地理、
国、
南アメリカとリンクを辿ると、当ページ
チリに辿り着きます。
- Site mapよりこのサイトの全体的な構造を把握できます。
- 索引よりこのサイト内にある任意のキーワードを含んだ文書を探すことができます。
- この文書のURIは
https://www.7key.jp/data/country/s_america/chl.html
です。
Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年09月08日