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https://www.7key.jp/data/vegetation/menu_a/anemone.html#menu
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アネモネ属に属する植物の総称としてこの名称を用いることもある。
一般名 | アネモネ |
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学名 | Anemone coronaria |
科名と属名、園芸分類 | キンポウゲ科アネモネ属(イチリンソウ属)の多年草。 |
英語名 | anemone / wind flower |
別名 | ボタンイチゲ(牡丹一華)、ハナイチゲ(花一華)、ベニバナオキナグサ(紅花翁草)、リリーオブフィールド |
花の情報 | 花は色鮮やかで、赤、桃、紫、青、藤、白に覆輪があり、一重、半八重、八重など多数の品種がある。花弁はなく、萼片が同じ働きをしている。萼片は8〜12枚ほどで輪状につく。花の中心には多数のおしべと黒紫色や緑色の「柱頭」がある。最近は花径が10cm以上にもなる大輪がある。 |
開花時期 | 1〜5月 |
原産地 | ヨーロッパ、地中海沿岸 |
適温 | 15℃程度 |
草丈 | 10〜40cm |
花径 | 4〜7cm |
キュプロス王・キニュラスとその娘ミュラとの間に生まれたアドニスはギリシャ神話一の美青年に成長する。愛と美の女神アフロディテは、その子エロスと遊んでいた際、エロスが誤って放った矢を胸に当てて、美青年アドニスに恋するようになる。しかし、アドニスの興味はもっぱら狩りで、アフロディテに振り向くことはなかった。いつものように狩に出かけたアドニスは、巨大な猪に出会いその牙で刺し殺されてしまう。アフロディテは悲しみ、冥界の王ハデスにアドニスを生き返らせてくれと頼むもそれは受け入れられず、代わりにハデスはアドニスを花として転生させた。しかし、その花は風が吹けば散ってしまう、風とともに咲き風とともに散る花だったので、人々は「風の花(アネモネ)」と呼ぶようになった。ちなみに、アドニスを襲った猪は、アフロディテの愛人で軍神アレスが嫉妬に狂って送り出したものだったとされる。また、アドニスの死体を見てアフロディテが流した涙がアネモネとなったとの伝説もある。このため、ギリシャ神話では赤いアネモネはアフロディテのシンボルで、愛の象徴とされた。
西風の神ゼフュルスは、花の女神フローラの侍女であるアネモネを愛していた。だが、ゼフュルスに愛されていると思っていたフローラは、腹を立ててアネモネを追放した。ゼフュルスはフローラとの平和を保つため、アネモネの姿を花に変えた。との伝説があり、イギリスではこの伝説からアネモネを「ゼフィールの花」とも呼ぶ。また、この物語はドイツの「小さな風のバラ」という伝説にもなっている。
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