バヌアツ
バヌアツの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-11T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/oceania/vut.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- バヌアツ共和国【Vanuatu】。公式の英語表記は、Republic of Vanuatu。
- 首都
- ポートビラ【Port Vila】
- 国旗

- 人種
- メラネシア系93%、英仏人2%、中国系、ベトナム系等
- 言語
- ビシュラマ語(ピジン英語)(国語)、英語、フランス語(以上公用語)
- 宗教
- 殆どがキリスト教徒(プレスビタリアン、ローマ・カトリック、アングリカン、セブンス・デイ・アドベンティスト他)
- 通貨
- バツ:Vatu(VUV)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- VUT/VU/548
- 人口/面積
- 202,609人/12,200平方キロメートル(新潟県とほぼ同じ大きさ)
- 国歌/国花/国鳥
- 我等、我等、我等/-/-
- 漢字による表記
- 瓦努阿圖
- 時間帯
- UTC +11(DST: なし)
- ccTLD
- .VU
- 国際電話番号
- 678
バヌアツのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-11T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/country/oceania/vut.html#other
バヌアツの地形
南太平洋上のメラネシア中部、ソロモン諸島の南東に位置し、800kmにわたって北北西から南南東に連なる83の島からなる。それらはニューヘブリディーズ諸島、バンクス諸島などと呼ばれる。大部分は火山島で険しい山の周りにわずかな平地があり、特にアンブリム島、タナ島、ロペヴィ島の火山は活火山として活動が継続している。これらの火山は、太平洋プレートがオーストラリアプレートに潜り込むサブダクション帯によるものであり、環太平洋火山帯の一部をなしている。残りはサンゴ礁からなる島。住民が居住する島は約70。最大の島はエスピリトゥサント島(3947平方km)。同島のタブウェマサナ山(1878m)がバヌアツの最高地点。
6つの州に分かれ、北から順に、以下のとおり。
- トルバ州(Torba):トレス諸島とバンクス諸島(人口7000人/面積882km2)
- サンマ州(Sanma):エスピリトゥサント島とマロ島など(人口33000人/面積4248km2)
- ぺナマ州(Penama):アンバエ島、マエウォ島、ペンテコスト島など(人口25000人/面積1198km2)
- マランパ州(Malampa):マレクラ島、アンブリュム島、パーマ島(人口32000人/面積2779km2
- シェファ州(Shefa):シェパード諸島、エピ島、エファテ島(首都のある島)など(人口49000人/面積1455km2)
- タフェア州(Tafea):タンナ島、フツナ島、エロマンゴ島、アネイチュム島、アニワ島など(人口27000人/面積1627km2)
バヌアツの気候
全域が熱帯海洋性気候。南東貿易風の影響下にあり、5月から10月にかけて気温が低下する。首都ポートヴィラの最高気温は冬期において25℃、夏期には29℃。年平均降水量は2300mm。1〜4月はサイクロンが襲来。
バヌアツの経済
多くの国民はヤムイモ、タロイモ、ココヤシなどを栽培する自給的な農漁業を営む。ココヤシから作られるココナツやコプラと、カカオ、コーヒー、木材、水産加工品などが輸出される。エファテ島ではマンガン鉱が採掘されていたが閉鎖された。優遇税制が設けられているため、オフショア金融が盛ん。また、観光やサービス業も盛ん。
主要貿易品目
輸出はコプラ、木材、カヴァ、牛肉、ココア。輸入は機械・輸送機器、食料品、日用品。
主要貿易相手国
輸出はインド、タイ、韓国。輸入は台湾、オーストラリア、日本。
バヌアツの歴史
- 数千年前にオーストロネシア語族の人々が渡来してきて定住し始めたと考えられている。最古の遺跡は約4000年前のもの。
- 1606年4月27日:ポルトガルのペドロ・フェルディナンド・キロスがサント島に上陸。
- 1774年:ジェームス・クックがこの地域をニューへブリデスと命名。
- 1906年:イギリスとフランスの共同統治領となる。
- 1960年代:バヌアツの人々は自治と独立を要求し始めたが、英語系とフランス語系の島民が対立。
- 1974年:フランス語系のタナ島でタナ共和国として独立を宣言(フランス軍による島の制圧で終わった)。
- 1975年:サント島を中心とした島々でナグリアメル連邦として分離独立の宣言が起きる。
- 1980年:バヌアツの独立を求める声が高まり、タナ島で再びタフェアン共和国として独立運動が起きる(イギリス軍の制圧で分離独立運動は終結)。
- 1980年7月30日:イギリス連邦の一員としてバヌアツが独立(フランスは島の政情不安を理由に最後まで独立に反対した)。バヌア・アク党のウォルター・リニが首相に就任。
- 1981年9月15日:国連加盟。
- 1991年:独裁的な性格を強めたため党内外から批判が高まり、首相解任。
バヌアツの文化
- 「バヌアツ」は「我々の土地」という意味。
- 3つの公用語の他、100以上の地方言語がある。共通語は、ピジン英語のビシュラマ語。
- バンジージャンプの起源となった成人の儀式が有名である。
- 最も南に位置する2つの無人島、マシュー島とハンター島は、フランスの海外領土ニューカレドニアとの間で領有問題が起きている。
- 2006年7月には環境NGO「地球の友」とシンクタンク「新経済財団」が「地球上で最も幸せな国」に選んだ。
- イギリス連邦加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年04月11日