フィンランド
フィンランドの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-12T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/n_europa/fin.html#basic
- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- フィンランド共和国【Finland】。公式の英語表記は、Republic of Finland。
- 首都
- ヘルシンキ【Helsinki】
- 国旗

- 人種
- フィン人が93%、スウェーデン人(スウェーデン系フィンランド人)が6%、サーミ人が0.1%、ロマ人が0.1%。
- 言語
- フィンランド語、スウェーデン語(以上公用語)、サーミ語
- 宗教
- 福音ルーテル教(国教)、フィンランド正教
- 通貨
- ユーロ:Euro(EUR)(1999年以前はマルッカを使用)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- FIN/FI/246
- 人口/面積
- 5,214,512人/337,030平方キロメートル(日本よりやや小)
- 国歌/国花/国鳥
- 我等の地/スズラン/オオハクチョウ(カモ科)
- 漢字による表記
- 芬蘭/芬蘭土
- 時間帯
- UTC +2(DST: +3)
- ccTLD
- .FI
- 国際電話番号
- 358
フィンランドのその他情報
- 最終更新
- 2007-04-12T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/country/n_europa/fin.html#other
フィンランドの地形
北ヨーロッパ、スカンジナビア半島の東端を占め、国土の3分の1は北極圏に属している。西はスウェーデン、北はノルウェー、東から南東にかけてロシアと国境を接し、西はボスニア湾、南西はバルト海、南はフィンランド湾に面する。ボスニア湾の対岸はスウェーデン、フィンランド湾の対岸はエストニア。全土の70%が平均高度150mの森林に覆われた丘陵地で、植生はタイガが多い。また、洪積世の氷食によって形成された6万を越える湖沼が点在することから「森と湖の国」と称される。ネシ湖、パイエンネ湖、サイマー湖、オリ湖、ピエリネン湖などが著名。国土の大半が寒冷な気候のため、規模の大きな都市はその多くが国の南部に偏在している。首都のヘルシンキは国の最南部に位置し、フィンランド湾に面する。
フィンランドの気候
南部はメキシコ湾流の影響で高緯度の割には温和。北部は冷帯湿潤気候で冬の寒さは厳しく、7か月間雪に覆われる。北極圏で夏には白夜となる。沿岸の結氷期間は18〜24週間。
フィンランドの経済
農業は気象条件が厳しく自給が難しい。南部の海岸地域では穀類やイモ類が栽培され家禽類が飼育される。北部ではトナカイが放牧されている。国土の70%が森林で、製材、製紙、パルプ、家具製造が主要産業。エネルギーは水力発電が盛ん。石炭、石油は輸入に頼る。工業では鉄鋼、化学、電子、造船が盛ん。製紙・パルプ及び金属という伝統的な2大主要産業に加え、近年では、携帯電話で世界最大のシェアを有するノキア社を中心としたハイテク産業が台頭。
主要貿易品目
輸出は通信機器、紙製品、木材、機械機器。輸入は機械機器、電子機器、車。
主要貿易相手国
輸出はEU諸国56.1%、ロシア8.7%、アメリカ6.1%。輸入はEU諸国59.0%、ロシア13.0%、中国4.8%。
フィンランドの歴史
- 1世紀頃:フィンランド人の定住
- 400年頃:インド・ヨーロッパ語族のノルマン人のスヴェーア人がフィンランド沿岸に移住を開始し、居住域を拡大。
- 1155年:スウェーデン王エーリク9世は北方十字軍の名のもと、フィンランドを征服し、同時にキリスト教(カトリック)を広める。
- 1323年:この頃までにスウェーデンによる支配が完了し、東方正教会のノブゴロド公国との間で国境線が画定したことで、名実ともにスウェーデン領となる。
- 16世紀:宗教改革でスウェーデンのグスタフ1世がルター派を受け入れたため、フィンランドもルター派が広まることになる。
- 1581年:フィンランドの独立が模索され、フィンランド公国がスウェーデン王国を宗主国とする形で建国が宣言される。
- 1700年:大北方戦争。
- 1721年:ニスタット条約でフィンランドの一部(カレリア)をロシア帝国に割譲される。
- 1809年:アレクサンドル1世はフィンランド大公国を建国、フィンランド大公を兼任することになる。
- 1899年:ニコライ2世がフィンランドの自治権廃止を宣言したため暴動が発生。
- 1905年:自治権廃止の撤回。
- 1917年12月6日:ロシア革命の混乱に乗じてフィンランド領邦議会は独立を宣言。
- 1919年:フィンランド共和国憲法が制定される。
- 1921年:スウェーデンと領土問題で争う(オーランド諸島)。
- 1939年11月30日:第2次大戦で、ソ連軍がフィンランドへ進撃。
- 1939年:ソ連との冬戦争では国土の10分の1を失う。
- 1944年:ソ連と休戦。
- 1948年:フィンランド・ソ連友好協力相互援助条約締結。
- 1952年7月19日:第15回オリンピック・ヘルシンキ大会(フィンランド)が開催される(〜8月3日:日本が16年ぶりに参加。ソ連が初参加)。
- 1955年12月14日:国連加盟。
- 1975年:CSCE(欧州安全保障協力会議)開催(於ヘルシンキ)。
- 1986年:EFTA(欧州自由貿易連合)正式加盟。
- 1995年:EU(欧州連合)加盟。
- 1999年:EMU(欧州通貨同盟)加盟。
フィンランドの文化
- フィンランドは「フィン人の国」という意味で、「スオミ」はフィン人の自称。「フィン」は沼沢地の意味で、「スオミ【suomi】」もフィンランド語で「湖と沼」との意味。
- 福音ルーテル派は国教であり、政府から教会税として資金的援助を受けている。しかし、近年では国民の信仰心の低下や政教分離の意見の高まりなどから、教会への支援は世論からの支持を受けなくなる傾向にあり、それに伴い教会税も毎年減少傾向にある。
- 学校教育ではフィンランド語、スウェーデン語が必修(オーランド諸島ではフィンランド語は必修ではない)で、さらに英語やその他の言語の教育が行われている。
- フィンランドの大学はすべて国立で、受験戦争は日本ほど厳しくはない。しかし、フィンランドの教育水準は世界トップで、教育における「フィンランドモデル」が注目を集めている。
- 高い自殺率とアルコール依存症率が社会問題となっている。
- フィンランドはサウナの発祥地として有名で、殆どの家庭にサウナがあると言われている。
- ムーミンは、フィンランドの女性作家トーベ・ヤンソンによる童話の主人公。フィンランドに古くから伝わる森の妖精トロールをモデルにし、ムーミン一家が住んでいるとされるのもフィンランドの豊かな森の中。
- 欧州連合(EU)加盟国。
- 北欧理事会(NC)加盟国。
当ページ作成にあたり、参考にさせてもらったリソース
このページに関するご案内
-
この文書は
Keyから
資料集、
地理、
国、
北ヨーロッパとリンクを辿ると、当ページ
フィンランドに辿り着きます。
- Site mapよりこのサイトの全体的な構造を把握できます。
- 索引よりこのサイト内にある任意のキーワードを含んだ文書を探すことができます。
- この文書のURIは
https://www.7key.jp/data/country/n_europa/fin.html
です。
Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年04月12日