スズラン

植物資料集（索引）

最終更新

2007-03-06T00:00:00+09:00

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スズランの情報

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その他外観に関すること

• 葉は卵状長楕円形で長さ10〜18cm。通常2枚が鞘状となる。表面は濃い緑色で、裏面は粉白色を帯びる。
• 地下茎は横に這い、地上に茎を伸ばす。花茎は直立する。
• 液果は径6〜8mmで赤熟。

知識

• スズランには野生種のスズラン（C. keiskei：こちらをキミカゲソウと呼ぶ）と、園芸品種のドイツスズラン（C. majalisの2種がある。主に栽培されるのはドイツスズランで、芳香があり清楚で愛らしい姿は「幸せを呼ぶ花」として世界中で愛される。
• スズランとドイツスズランの見分け方は、スズランは花が葉よりも低い位置に付き、ドイツスズランは花が葉と同じ高さに咲く。
• ヨーロッパ、特にイギリスやフランスでは、5月1日のミューゲの日にこの花を送り、受け取った人に幸福が訪れることを願う習慣がある。
• スズラン全草には毒があり、特に花や根の部分に多く含まれる。毒成分はコンバラマリン【convallamarin】やコンバラトキシン【convallatoxin】。強心や寫下などの作用もあり、古くは黄金の水と珍重されるほどの薬として通風や心の病、媚薬として用いられた。毒の主成分は水に溶けやすく、生けた花瓶の水でも危険。牛や馬に食べられず残るため、牧草地に群生することもある。
• スズラン属の在来種はC. keiskeiのみ。
• バラとジャスミンと共に「三大花香」と言われている。
• エゾスズラン（Epipactis papillosa）はラン科の植物で、全く別の植物。
• 生育地が極めて少なく、生育環境の悪化、園芸目的の採取など絶滅のおそれが危惧されている。
• 涼しい気候を好み、乾燥を嫌う。
• 香水の原料にもなる。
• フィンランドの国花。

花言葉

• 幸福の再来
• 幸せの到来
• 約束
• 純潔
• 純粋
• 繊細
• 純愛
• 意識しない美しさ
• 幸福