ヒマワリ

植物資料集（索引）

最終更新

2007-09-03T00:00:00+09:00

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• ハ行
  • ヒから始まる植物

ヒマワリの情報

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その他外観に関すること

• 葉は互生し、長楕円形で、長さ20〜30cm。
• 株全体に短くてかたい毛がある。

知識

• 語源は「日廻り」で、太陽を追って回ると信じられたことにちなむ。これは、光が当たらない部分は成長ホルモンの濃度が高くなって光が当る部分より早く成長するため、茎が光の方へ曲がるためとされている。そのため若い茎や咲き始めの花は太陽を追って向きを変え、夜明け前には再び東を向く。つぼみが大きくなり花がよく開く頃には成長が止まるため太陽を追いかけることはしなくなり、日中の西への動きが次第に小さくなるにも関らず夜間に東へ戻る動きは変わらないため、完全に開いた花の多くは東向きにさくとされる。なお、種子を稔らせた頭花は下を向いて頭を垂れる。
• 16世紀にコロンブスがアメリカ大陸を発見し、1564〜71年の間にスペインの医師ニコラス・モナルデスがスペイン王立植物園に持ち込んでヨーロッパに広まったとされる。その後ヨーロッパから中国にもたらされたヒマワリは、わが国にも江戸時代寛文年間（寛文6年：1666年とされる）に渡来。当時は「丈菊」と呼ばれていたが、元禄時代の頃に「ヒマワリ」との名前が広まったと考えられている。漢字の「向日葵」は漢名から。
• ロシア正教会は四旬節の40日間と復活節の間は非常に厳格な断食を実施し、19世紀初期のロシアではほとんど全ての油脂食品がその折の禁止食料とされていた。ただし、ヒマワリは教会の法学者に知られてなかったためか禁止食料リストに載っていなかったため、ロシア人たちは食用可能なヒマワリ種子を常食とした。19世紀半ばにはこれが民衆に普及し、ロシアが食用ヒマワリ生産の世界の先進国となった。
• 属名はギリシャ語の「太陽【helios】」＋「花【anthus】」、種小名は「一年生の」に由来。
• 英名の「sunflower」は、太陽に似ているからという説と、太陽に従うという意味の【following the sun】から【sun-follow】になり【sunflower】に変化したとの説がある。
• もともとの原種に近いヒマワリの背は高くなく、花も小型であったとされるが、観賞用や食用に栽培・改良された。
• 古代インカ帝国では「太陽の花」と尊ばれた。石造りの神殿にはヒマワリの花が彫られ、司祭や太陽神につかえる聖女は金細工のヒマワリを身につけていたとされる。
• フランスのルイ14世は「太陽王」と呼ばれていたこともあってか、太陽の花ヒマワリを好み自分の紋章にしたとされる。
• オランダ人画家ゴッホが好んで描いた花の1つ。
• 品種改良が非常に盛んで、巨大輪の高性品種から中小輪の矮性品種まで多数ある。
• 種の代表的な利用方法は油で、種全体の50%が油とされる。石鹸や塗料の原料ともされる。また、茎や葉は家畜の飼料ともなるため、休耕田などで大規模に栽培されていることもある。また、ディーゼル燃料として利用する研究も進められている。
• ヒマワリとヒメヒマワリの区別点は、一般的にヒメヒマワリの方が小型であること、頭花の下の茎が葉が付く位置と離れていることなど。
• 戦中戦後のコーヒー不足の時代には、やむなくコーヒーとして利用されていた。
• ヒマワリは夏の季語。
• カンザス州の州花。

主な品種

サマーサンリッチ

淡黄色で、花粉がでず無分枝。播種から45日で開花する極早生品種。サンリッチレモンとサンリッチオレンジがある。

ビッグスマイル

花径15〜17cm、草丈30〜40cmの極矮性種。芽が出て50日程度で開花。

小夏

草丈25cmの極矮性種。

ロシア

背が高い。採油用。

大雪山

葉が灰緑色で、枝分かれして小さい花が咲く。

ベルベットクイーン

赤褐色。

メキシコヒマワリ

古代インカ帝国の国花だったとされる。細い茎が何本も伸びて赤い花を付ける。

イエロー・ピグミー

1mに満たない。八重咲き。

花言葉

• あこがれ
• 熱愛
• あなただけを見つめる
• 愛慕
• 光輝
• 輝き
• 敬慕
• 敬老の日
• 情熱
• あなたはすばらしい

ヒマワリ（黄）の花言葉

• 私の目はあなただけみつめる