第12番札所 摩盧山焼山寺

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摩盧山焼山寺 - 四国霊場八十八箇所資料集での納経帳への朱印

摩盧山焼山寺の基本情報

最終更新
2007-05-21T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s12_syouzanzi.html#basic
正式名称と通称
摩廬山正寿院 焼山寺(まろさん しょうざんじ)/通称:-
本尊と宗派、開基
虚空蔵菩薩 / 高野山真言宗 / 役行者小角
真言
ナウボウ アキャシャ キャラバヤ オン アリキャ マリボリ ソワカ
御姿
摩盧山焼山寺 - 四国霊場八十八箇所資料集の御姿 本尊のカラーイメージ
御詠歌
唱え奉る 四国霊場 第12番 摩蘆山 焼山寺 の御詠歌に
後の世を おもえば恭敬 焼山寺 死出や三途の 難所ありとも(のちのよを おもえばくぎょう しょうさんじ しでやさんずの なんしょありとも)
所在地と電話番号
〒771-3421:徳島県名西郡神山町下分字地中318(088-677-0112)
前札所と次札所
前札所:第11番札所 藤井寺(12.9km)/次札所:第13番札所 大日寺(26.0km)
交通と駐車場
徒歩:藤井寺→奥ノ院→長戸庵→一本杉庵→焼山寺
藤井寺(徒歩15分)、徳島バス徳島駅前行:呉郷団地→上鮎口(35分)、徳島バス焼山寺行:上鮎口→焼山寺(70分)、下車後徒歩(4.4km:山道)
JR徳島駅下車。焼山寺行きバス1時間26分(焼山寺下車)。徒歩1時間15分。
駐車場:300円(100台:境内まで徒歩10分)
宿泊
宿坊100人(3800円)、要予約

摩盧山焼山寺のその他情報

最終更新
2007-05-21T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
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歴史と謂れ

大宝年間、修験の祖役行者小角が山を開き、蔵王権現を祀り庵を結んだのが開基といわれている。また、弘法大師がこの地へ修行に訪れて杉の木の下で眠っていたところ、夢に阿弥陀如来が現れ、周囲の異変を大師に告げた。この山には火を噴く大蛇がおり、大師が目を覚ますと山はすでに火の海だった。大師は垢取川で身を浄め、真言を誦して登ると火は消え、9合目の岩窟から毒蛇が飛びかかった。この時虚空蔵菩薩があらわれ、毒蛇を岩窟に封じこめたといわれ、その岩窟は境内から徒歩30分ほどの奥之院へ行く道の途中に残されている。大師は虚空蔵菩薩を刻んで本尊とし、寺号を火の山にちなみ「焼ケ山ノ寺」、山号を火の恐れがあるので「摩盧(水輪の意)山」としたと寺伝では伝えられている。足利尊氏は鎮西下向にあたり、この寺を祈願所とした。江戸時代には藩主蜂須賀家の帰依を受けた。

堂塔

標高938メートルの焼山寺山八合目付近に位置するこの寺は、四国霊場札所中一番の難所とされていて、修験道の修行地としても知られている。奥之院はさらに1kmほど大師堂右側から登る。途中に大師が護摩修法を行った大岩があり、その岩上には蛇伏せと称される大師爪彫りの三面大黒天がある。

仁王門
焼山寺の仁王門
本堂
本堂
大師堂

杖杉庵

遍路の元祖として知られる衛門三郎は、遍路21回目に逆打ちしてこの地で弘法大師に巡り会うことができ、衛門三郎が病死した場所といわれる墓がある。大師が墓標として三郎の杖を立てると、杖から芽が出て大杉が育ったともいわれている。堂の中には、弘法大師と衛門三郎の木像が現在も祀られている。

三面大黒天堂

弘法大師の作といわれ、中央に大黒天像、右面に毘沙門天像、左面に弁財天像が刻まれ、本堂の左手の三面大黒天堂に安置されている。この三柱の神が一体となっているだけに、除災招福の神として大変深い信仰を集めている。日本三体のうちの1つであるが、他の2体は焼失しており、現在ではこの焼山寺に祀られているものだけである。

その他

行事

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その他の情報

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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日