第21番札所 舎心山太龍寺

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舎心山太龍寺 - 四国霊場八十八箇所資料集での納経帳への朱印

舎心山太龍寺の基本情報

最終更新
2007-05-21T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s21_tairyuuzi.html#basic
正式名称と通称
舎心山常住院 太龍寺(しゃしんざん たいりゅうじ)/通称:-
本尊と宗派、開基
虚空蔵菩薩 / 高野山真言宗 / 弘法大師
真言
ナウボウ アキャシャ キャラバヤ オン アリキャ マリボリ ソワカ
御姿
舎心山太龍寺 - 四国霊場八十八箇所資料集の御姿 本尊のカラーイメージ
御詠歌
唱え奉る 四国霊場 第21番 舎心山 太龍寺 の御詠歌に
太龍の 常に住むぞや げに岩屋 捨心聞持は守護のためなり(たいりゅうの つねにすむぞや げにいわや しゃしんもんじは しゅごのためなり)
所在地と電話番号
〒771-5173:徳島県阿南市加茂町龍山2(0884-62-2021)
前札所と次札所
前札所:第20番札所 鶴林寺(6.7km)/次札所:第22番札所 平等寺(11.7km)
交通と駐車場
徒歩:鶴林寺→八幡神社→大井庵→水井橋→若杉堂→太龍寺(交通機関の利用はほぼ不可)
鶴林寺から徒歩1時間30分、徳島バス徳島行:生名→小松島(35分)、徳島バス川口行:小松島→阿瀬比(45分)、下車後徒歩(6.5km:急坂あり)
JR徳島駅下車。川口行きバス1時間20分(和食東下車)。太龍寺ロープウェイ10分。
駐車場:無料(200台:ロープウエイで境内すぐ)、ロープウェイは2400円(往復)
宿泊
宿坊なし

舎心山太龍寺のその他情報

最終更新
2007-05-21T00:00:00+09:00
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歴史と謂れ

桓武天皇勅願寺で、延暦12年(793年)に帝の勅命により弘法大師が開基した。本尊の虚空蔵菩薩も大師作。大師が19歳のとき太龍ケ嶽によじ登り、南舎心嶽で「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」を修した。これは虚空蔵菩薩の御真言を1日に2万回、50間唱え続けると超人的な記憶力が身につくとされる秘法。大師は、100日間岩の上に座して虚空蔵求聞持法を修したといわれる。太龍寺は四国山脈の西南端に位置し、海抜600mの山頂近くの巨杉に囲まれた霊地である。山号の由来は舎心の霊蹟にちなんで舎心山と号し、寺号は求聞持法の修行中の大師を守護した大龍「龍神守護」の意から太龍寺としたとされる。太龍寺は「西の高野」と称されるとおり、広大な寺領、千余年の巨杉の壮大な寺である。いくたびもの興廃があったが、皇家や武将たちの厚い保護があり現在にいたっている。大師が自ら本尊虚空蔵菩薩を刻み本堂に安置したが、幾度かの落雷や火災などで焼失し、現在のものは嘉永5年(1852年)に蜂須賀斎裕公より納められたもの。

堂塔

仁王門
本堂
多宝塔
法界虚空蔵、金剛虚空蔵 宝光虚空蔵、蓮華虚空蔵、業用虚空蔵と五尊で一組の五大虚空蔵がある。

求聞持堂

求聞持堂は「虚空蔵求聞持法」を修行する道場で、弘法大師か修行した地として真言密教の原初的な意味をもつ重要な建造物。虚空蔵菩薩は、福(幸福)、徳(人徳・財力)、知恵(学力向上)を無限に授ける仏とされ、丑年・寅年生れの守り本尊。

六角経蔵

仏教の全ての経典、一切経を収蔵する蔵で、この経蔵には版木印刷の一切潅が収められている。

その他

行事

-

その他の情報

龍天井

納経所の右手に建つ持仏堂の廊下の天井には、高知県安芸市出身の四條派の画家、竹村松嶺が描いた龍画が納められている。その姿は修行中の大師を守護した大龍を思わせ、この天井は「龍天井」と呼ばれている。

捨心ヶ嶽

ロープウェイの途中、切り立った岩壁の頂きに大師座像が見え、そこが大師が「虚空蔵求聞持法」を修した捨心ヶ嶽であるとされる。自らの著書『三教指帰』の初頭に、阿国大龍嶽にのぼり、土州室戸崎に勤念す谷響きを憎まず明星来影すと記されている。

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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日