ポーランド
ポーランドの基本情報
- 最終更新
- 2007-04-17T00:00:00+09:00
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- 国・地域名(ISO 3166-1による英語名)
- ポーランド共和国【Poland】。公式の英語表記は、Republic of Poland。
- 首都
- ワルシャワ【Warszawa(Warsaw)】
- 国旗

- 人種
- ポーランド人(人口の約98%)
- 言語
- ポーランド語(公用語)
- 宗教
- カトリック(人口の90%以上)
- 通貨
- ズウォティ:Zloty(PLN)
- 3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード
- POL/PL/616
- 人口/面積
- 38,626,349人/312,685平方キロメートル(日本の約80%)
- 国歌/国花/国鳥
- ドンブロフスキのマズルカ/パンジー/-
- 漢字による表記
- 波蘭
- 時間帯
- UTC +1(DST: +2)
- ccTLD
- .PL
- 国際電話番号
- 48
ポーランドのその他情報
- 最終更新
- 2007-10-02T19:02:26+09:00
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https://www.7key.jp/data/country/e_europa/pol.html#other
ポーランドの地形
東ヨーロッパに位置し、北東はロシア(飛び地のカリーニングラード地方)とリトアニア、東はベラルーシとウクライナ、南はチェコとスロバキア、西はドイツと国境を接し、北はバルト海に面する。南部のカルパチア山脈付近を除き、国土の大半を平坦なポーランド平原(北ヨーロッパ平野)が占める。国土の平均高度は173mで平原地帯は約100m。中央部はビスワ川の流域地帯。南部国境にズデーテン、カルパチアなどの山脈が走り、最高点はリシ山(2499m)。ポーランドにある9300の湖のほとんどは北部に集中している。
ポーランドの気候
バルト海に面した北西部は温帯気候だが、東部や南部の山岳地帯では冬季の間は河川が凍結する冷帯気候となる。降水量は平均しており、季節による変動が少い。
ポーランドの経済
農業は小規模自作農による混合農業が主体。小麦、ライ麦、ジャガイモ、テンサイ、食肉、羊毛を生産。生産性は高くなく、食料の一部を輸入している。鉱物資源に恵まれ、石炭、鉄鉱石、銅、亜鉛、鉛が豊富。また有機鉱物資源では、石炭、亜炭が豊富。少量ではあるが原油と天然ガスも採取されている。工業はソ連により重工業化が進められ、鉄鋼、機械、化学、造船、食品加工、繊維が行われている。戦後、東側諸国に組み込まれ社会主義化が進められて工業は国有化された。1989年に市場経済を導入すると、インフレと倒産で混乱、1995年にはデノミが行われた。その後は成長を続け、2004年EUに加盟したが、財政再建を急いだため失業率が上昇した。
主要貿易品目
輸出は機械機器類、輸送機械、食料品・動物。輸入は機械機器類、化学製品、鉱物性燃料。
主要貿易相手国
輸出はドイツ、イタリア、フランス(EUが約8割)。輸入はドイツ、イタリア、ロシア(EUが約7割)。
ポーランドの歴史
- 966年:ピアスト朝、キリスト教を受容。
- 1386年:ヤギエウォ王朝の成立。一時期はリトアニアと連合(リトアニア・ポーランド王国)。
- 1573年:選挙王朝。
- 1795年:第3次分割によりポーランド国家消滅。
- 1830年11月29日:ロシア皇帝ニコライ1世がフランスの七月革命鎮圧のためにポーランド軍を動員しようとしたのに対し、ワルシャワで士官が反乱。市民がこれに呼応し武器庫を占領(11月蜂起)。
- 1918年:第一次世界大戦終結後、ベルサイユ条約の民族自決の原則により、ドイツ帝国とソビエト連邦から土地が割譲されて国家が回復(独立回復)。
- 1938年11月26日:ソ連がポーランド不可侵条約を更新。
- 1939年9月17日:グダニスク近郊のヴェステルプラッツェ侵攻に始まるドイツ軍のポーランド侵攻と、ソ連軍の侵略により再び消滅。戦中は国内外で様々な反独闘争を展開。
- 1939年9月27日:ドイツ軍の猛攻により、首都ワルシャワが陥落。
- 1945年1月12日:ソ連軍がドイツ戦線を突破しポーランドに進撃。
- 1945年7月:国民統一政府の樹立。
- 1945年10月24日:国連加盟。
- 1945年12月29日:主要産業を国有化。
- 1983年10月5日:ワレサ「連帯」委員長にノーベル平和賞の授与。
- 1989年9月:非社会主義政権の成立。
- 1949年1月:コメコン(経済協力機構)に参加。
- 1956年6月28日:ポーランド西部のポズナンで反政府暴動。死者53人。ポーランドの反スターリン化のきっかけに。
- 1970年12月13日:ポーランド北部のグダニスクなどで食糧値上げに抗議する暴動。翌日ゴムルカ第一書記が辞任。
- 1972年9月14日:西ドイツとポーランドが33年ぶりに国交回復。
- 1980年9月22日:自主管理労組「連帯」が発足。
- 1981年10月2日:「連帯」全国大会で初代委員長にワレサを選出。
- 1981年12月13日:ポーランドでヤルゼルスキ首相が戒厳令を布告。ワレサ連帯委員長を拘禁。
- 1982年10月8日:ポーランド議会が「新労組法」を可決、「連帯」を非合法化。
- 1990年11月14日:ドイツとポーランドとの間で「国境確定条約」に調印。国境をオーデル・ナイセ線に確定。
- 1990年12月9日:「連帯」ワレサ委員長が大統領に就任。
- 2004年5月1日:欧州連合(EU)に加盟。
ポーランドの文化
- ポーランドの国名は、野原または空き地を意味するポーレ【pole】が語源と言われている。
- 第二次世界大戦後にポーランドという国は復活したが、現在の国土はヤルタ会談密約に基づいて設置されたもので、戦前と比べて大きく西に移動した。国土の西側半分近くが旧ドイツ・ワイマール共和国から割譲したもので、逆に東側の大部分はソビエト連邦が併合した。かつては多民族国家であったが、西側への移動に伴い現在のようなほぼ単一民族国家となった。
- ポーランド語は印欧語のスラヴ語派に属する言語で、ロシア語、ウクライナ語、チェコ語などと共通のグループに属する。表記はロシア等で用いられるキリル文字ではなく、ラテン式アルファベットでなされる。
- 米国CIAの調査によると、国民の約95%がカトリック教徒であり、うち75%が敬虔な信者。欧州連合の憲法の条文に「神」を入れるように主張し、各国を戸惑わせたこともある。また、欧州で同性愛が犯罪とされている数少ない国。このように、ポーランド人の価値観や日常生活にカトリックの信仰が根付いており、史上初のポーランド出身の教皇ヨハネ・パウロ二世は絶大な尊敬を集めた。ただ、近年は教会に通う人が激減しており、日常の生活における宗教の影響が薄まりつつあるともされる。
- 以前、ポーランドでは一日に4回の食事をとっていたが、最近は3回の家庭が多い。
- ポーランド人にはアルコール好きが多く、ポーランド原産のウォッカとして、アルコール度数世界一のスピリタスがある。
- 政治的には東欧に分類されてきたが、ヨーロッパ共産圏の消滅後は、中欧または中東欧に分類されるようになった。
- ポーランドの国旗は上半分が白、下半分が赤の二色旗。建国説話によると、夕焼けの空を飛ぶ白鷲を見て旗としたとされているが、現在では、赤は独立と国のために流された血、白は喜びを表すとされている。
- 欧州連合(EU)加盟国。
- 北大西洋条約機構(NATO)加盟国。
- 旧ワルシャワ条約機構の加盟国。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年03月05日 最終更新:2007年10月02日