ヒオウギ

植物資料集（索引）

最終更新

2007-02-23T00:00:00+09:00

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• ハ行
  • ヒから始まる植物

ヒオウギの情報

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その他外観に関すること

• 葉は長さ30〜50cm、幅2〜4cmの広剣形の扁平なものが左右2列に扇状に付く。やや粉白色を帯びる。
• 果実は長さ約3cmの楕円形、種子は直径約5mmの真っ黒な球形。
• 根茎は短くほふく枝をつける。

知識

• 葉が何枚にも重なり合って並ぶ姿が檜扇（ひおうぎ）に似ているところから名付けられた。
• 別名のカラスオウギ（烏扇）は、その葉が檜扇のようで、種子が黒くカラスのようなことから。
• 日当たりのよい山地の草原に生える
• 花後に果実が生り、緑の果実は秋になると熟して割れて中から20数個の黒い種子が現れる。これは射干玉（ぬばたま）、または烏羽玉（うばたま）と呼ばれる。「ぬばたまの」「うばたまの」「むばたまの」は黒・夜・暗き・夢・髪など黒に関連するものに掛かる枕詞。英名のブラックベリーリリー【Blackberry lily】もこの種から。
• 元々は山野草だが古くから栽培され、現在では園芸草花として扱われている。園芸品種には、鮮赤色花のベニヒオウギ、黄色花のキヒオウギ、葉が幅広くて先が丸く花被片も幅広いダルマヒオウギなどがある。また、ヒオウギとアイリスの雑種でカラフルな色合いのキャンディリリーもある。
• 鑑賞用とされるほか、根茎部は射干（シャカン）と呼ばれ、消炎、解毒効果のある漢方薬としても用いられる。
• 日本名でのシャガは、この植物をヒオウギと同じものであると間違え、漢名の射干（しゃかん/やかん）をそのまま使い、それが転訛（又は音読み）して「シャガ」になったと言われている。現在でもヒオウギ（檜扇）の漢名である「射干」をこのシャガに用いることもあるが、混乱を避けるために使用しない方が良い。俳句の世界では「著莪」の字をシャガにあてる。
• アヤメ科アヤメ属にヒオウギアヤメという花もあるが別の花。

花言葉

• 個性美
• 誠実
• 誠意