臙脂

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臙脂の基本情報

最終更新
2008-06-07T21:40:14+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/design/color/red/enzi.html#basic
色名臙脂color sample
色名の読みえんじ
英語表記-
RGB(159,59,66)
RGB値の16進表記#9F3B42
CMYK(0,80,52,30)
マンセル値4R 4/11
HSV356°,39.2%,62.4%
JIS規格(略称)強い赤(st-R)

臙脂のその他情報

最終更新
2009-05-06T17:01:57+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/design/color/red/enzi.html#other

臙脂色は、濃い紅色をあらわす色名。この色名は、支那の紅花の一大産地である「燕支山」にちなむ。本来は、紅花の色素を沈殿させた艶紅をこの名で呼んだと伝えられている。また一説によると、燕(えん)と呼ばれる古代国家で用いられた赤色に由来するともいわれる。現在は、カメムシ目カイガラムシ上科の一部の昆虫、特にアジア産のラックカイガラムシ、南ヨーロッパのケルメスカイガラムシ、メキシコのコチニールカイガラムシなどの体内色素を浸出させて得る臙脂色素で染めた色をさす。紅に石膏を混ぜた絵の具の赤色や、茜染めの色、生臙脂の染料や絵の具の色を指して「臙脂色」と呼ばれたこともある。日本には奈良時代に「紫鉱」の名でラックカイガラムシ(の分泌物)が渡来し、正倉院にも薬用として採集された「紫鉱」が保存されている。臙脂虫とも呼ばれるこれらのカイガラムシから採集された色素は、友禅や紅型の染料として現在も利用されている。

臙脂色の色料には、かつては専らコチニール抽出液をレーキにした真正のカーマインが用いられたが、非常に高価で耐光性が低いため、現在では用いられることも少い。現在では、合成アリザリンによるレーキ顔料やアントラキノン顔料などが用いられている。絵具の色名には、カーマインやクリムソンといった名が使用される。

別名または関係のある色

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Copyright (C) 2008-2009 七鍵 key@do.ai 初版:2008年06月07日 最終更新:2009年05月06日