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https://www.7key.jp/data/design/color/red/carmine.html#basic
色名 | カーマイン | color sample |
---|---|---|
色名の読み | かーまいん | |
英語表記 | Carmine | |
RGB | (196,26,65) | |
RGB値の16進表記 | #C41A41 | |
CMYK | (0,100,65,10) | |
マンセル値 | 4R 4/14 | |
HSV | 347°,66.7%,76.9% | |
JIS規格(略称) | あざやかな赤(vv-R) |
https://www.7key.jp/data/design/color/red/carmine.html#other
日本の真紅は紅花染めの赤色を指すが、西洋の真紅はコチニールから採取された動物性染料の赤色を指す。コチニール【cochineal】とは、南米のサボテンに着くカイガラムシのこと。コチニールの雌の血が主原料で、これを潰して紅い色素を取り染料として使った。1550年頃、メキシコのサボテンに寄生するコチニールが、大航海時代のヨーロッパに知られるようになる。それまで赤い色の染色は、南ヨーロッパの樫の木の一種に寄生するケルメスカイガラムシから採取される染料に頼っていたが、コチニールはケルメスよりもはるかに発色や耐久性に優れていたため、それまでヨーロッパでスカーレットやクリムスンと呼ばれていた赤色の染色に使われるようになった。
英語名のカーマインは、コチニールの渡来から間もない1523年に、この色の名前になった。ケルメスカイガラムシのラテン語名「ケルメシヌス」が、カーマインとクリムスンの共通の語源とされている。
コチニール色素は、通常は乾燥させたエンジムシ(コチニールカイガラムシ)から温水・熱水などで色素を抽出する。不溶化(レーキ化)させるとコチニールレーキという赤色顔料となり、かつては赤色絵具のクリムソンレーキやカーマインに使われた。ただし、わずか450gの色素を採るために7万引きものコチニールが必要であることから、近年のクリムゾンやカーマインは合成されたアントラキノンレッドに代替されている。コチニール色素は清涼飲料水、アルコール飲料、菓子類、かまぼこなどの着色に使われており、著名なところではリキュール「カンパリ」はコチニール色素で着色されている。
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