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https://www.7key.jp/data/vegetation/menu_a/strawberry.html#menu
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現在の栽培種はオランダイチゴであり標準和名となっており、一般にストロベリーといえばオランダイチゴを指す。当ページもそれにならう。
一般名 | イチゴ(苺) |
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学名 | Fragaria ananassa DUCHESNE |
科名と属名、園芸分類 | バラ科フラガリア属(イチゴ属)の常緑多年草。 |
英語名 | strawberry |
別名 | オランダイチゴ(和蘭苺)、セイヨウイチゴ(西洋苺)、ストロベリー |
花の情報 | 花は白色。花弁と萼はそれぞれ5〜8個で同数の副萼片が隣り合う萼片の間に見られる。雄しべ雌しべは多く、花托は半球形。 |
開花時期 | 3〜7月 |
原産地 | 南アメリカ、オランダで交配された園芸種 |
適温 | - |
草丈 | 20〜40cm |
花径 | 約3cm |
新宿植物御苑掛長であった福羽逸人氏が、フランスから導入したゼネラル・シャンジー【General chanzy】から実生選抜して1899年に作出。日本で育成された最初の品種とされる。果重が70gにもなる大果品種で、明治時代は新宿御苑から門外不出とされていた。大正時代には苗が普及。現在は営利栽培は行われていないとされる。
アメリカのカリフォルニア大学で育成され、1945年に発表された品種。日本には昭和25年頃に導入されたと言われている。1980年代に「宝交早生」や「麗紅」が登場するまで、日本で一番入荷量が多かった主要な品種であった。
「幸玉」と「タホー」から1953年に兵庫県で作出された品種。甘みが強く、果実が柔らかい。栽培のピークは1980年代半ば。促成栽培に向かないこと、果実が柔かいために輸送性・棚もちが悪いことから一部の地域を除き営利栽培はされなくなった。うどんこ病に強いが萎黄病に弱い。
「ひみこ」と「はるのか」から育成された品種。品種登録は1984年。平均果重16g、Brix糖度約10%。日持ちが良く、モモの香りがするのが特徴で、西日本、特に九州を中心に栽培。酸味が少なく大粒で甘い。
「はるのか」と「麗紅」、「ダナー」を基に育成された品種。品種登録は1985年。平均果重12〜13g、Brix糖度8〜10%。品質が良く栽培が容易なことから東日本を中心に栽培。甘酸っぱい味が特徴。栃木県農業試験場が育成したが、育成者権は2000年に満了。
愛知県で育成されたことにちなむ。大果系の品種で、他の品種の育種親として利用される。
静岡県の民間育種家、萩原章弘氏によって「久能早生」と「女峰」から育成した品種。女峰の酸味、病害抵抗性などの問題点を解決するため育成された。品種登録は1992年。平均果重約18g、Brix糖度は約8〜11%。高温にやや弱い。女峰より大きい。休眠が浅く、暖地での施設栽培に向く。
「久留米促成3号」、「宝交早生」、「ダナー」、「神戸1号」を素材として育成された系統を両親とする品種。奈良県農業試験場が開発し、アスカルビーが開発されるまでの同県での主力品種であった。赤みが強く、甘みと酸味のバランスがよいとされる。
「アスカウェイブ」と「女峰」を掛け合わせて奈良県農業試験場が育成し、2000年に登録された品種。果実は円錐形で赤く艶があり甘みも強い。宝石のように見えることからこの名が付いた。登録前の名称は「奈良7号」。奈良県内の他、近年は全国各地での生産も多いが、別のブランド名になっているものも多い。
「久留米49号」と「栃の峰」から育成された品種。栃木県農業試験場が育成し、品種登録は1996年。平均果重約15g、Brix糖度9〜10%。酸度が低い。女峰より粒が大きく甘さも強い、日持ちが良い品種。
「とよのか」と「アイベリー」から育成された品種。品種登録は2000年。果実は比較的小さいが日持ちが良く硬め、糖度が高く、ビタミンCが豊富。
「ベルルージュ」と「Pajaro(パファロ)」から育成された品種。品種登録は2000年。
民間の育種家、大石俊雄氏が育成した日本の古典的な四季成り性品種。品種登録は1970年。「Institute X2」を種子親とし、日本最初の四季成り性品種である「大石四季成一号」(1954年作出)を花粉親として育成。
奈良県の農業試験場、泰松恒男氏が「夏芳」と「麗紅」の自然交雑実生系統から育成した四季成り性品種。「サマーベリー」が育成される以前の四季成り性品種は草勢が弱いとのイメージがあったが、それをくつがえした草勢が強い画期的な四季成り性品種。果実が硬くて日持ちが良いとの長所もある。
中まで色が赤く甘さが強い、果実が軟らかいため観光イチゴ狩り用とされる。
「とよのか」と「アイベリー」の交配種。両者の特徴に加えて中まで赤い。生産量が少ない種。ケーキ、高級菓子用。
「あ」かい、「ま」るい、「お」おきい、「う」まいの頭文字をとって名づけられた品種。福岡では栽培品種が「とよのか」から急速にあまおうに置き換わっている。一粒40gにもなる。
「章姫」と「さちのか」の交配種。章姫と比較して、果心の色が淡赤・花房当たりの花数が少ない。さちのかと比較して、小葉が大きい・果実が大きい・花柄長が長い。
徳島県佐那河内村の30数軒の農家のみで栽培される品種。徳島と大阪でしか手に入れることができず、ネット通販などで人気。大粒で桃の形に似ていることから。ただし、正式な品種名は「あかねっ娘」で「ももいちご」は徳島県の商標登録。
東北地区を中心に夏イチゴをブランド化。「咲みいちご」は商標登録。
実肉が硬く暑さに強い、日持ち性・輸送性に優れる夏イチゴ。
色や光沢のよい夏イチゴ。実が柔らかくて輸送には向かない。
甘みが控えめで見栄えのよい四季成りイチゴ。
糖度は高いが、表皮の色が斑で光沢が少なく軟らかい夏イチゴ。
糖度が高く、形、色まわりも良い夏イチゴ。生食にも向く。
「ベルルージュ」、「女峰」、「とよのか」より1996年に新潟県で登録された品種。糖度が高く、種子が果肉に埋もれることから美しい外観を持つ反面、果肉が柔らかいため輸送性に劣り、その大半が県内で消費される。新潟県内で生産される生食向けいちごの大半は越後姫。
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