ハギ

植物資料集（索引）

最終更新

2007-09-20T00:00:00+09:00

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• ハ行
  • ハから始まる植物

ハギの情報

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その他外観に関すること

• 葉は三出複葉で、互生。小葉は広倒卵形または広卵形で、長さ4〜6cm、幅2〜3cm。表面は緑色で、裏面は淡緑色。葉縁は全縁。
• 基部は木質化して堅く、上部は分枝して垂れ下がる。
• 果実は種子を1つだけ含み、楕円形で扁平。

知識

• 万葉集で最も多く詠まれている花はハギで、142首が詠まれている。万葉集に詠まれたのはヤマハギだと言われ、古来より日本の山野に多く自生していたとされる。ハギは秋の七草の1つとしても有名で、万葉歌人の山上憶良は秋の七草の第一に挙げている。観賞用としてだけではなく、枝や葉は家畜の飼料や屋根ふきの材料として、葉を落とした枝を束ねてほうきとして、根を煎じてめまいやのぼせの薬にするなど人々の生活に密着していた植物でもある。
• 毎年新しい芽を出すことから「生え芽」となり、それが訛化して「生芽（ハギ）」になったとする説と、小さい葉から「歯芽（ハギ）」になったとする両説が有力。
• 別名の「鹿鳴草」は、雄鹿が鳴く時期（秋）に開花するために名付けられたとされる。
• 「萩」という漢字は、日本人が作った「国字」。秋を代表する花として、草冠に「秋」を添えている。
• 根に根瘤菌をつけているため、やせ地にも非常に強い植物とされる。
• あんこもちには「ぼたもち」と「おはぎ」と呼ばれるものがあるが、これらは同じものを指す言葉。春の彼岸にお供えするあんこもちは、春を代表する花「牡丹」にちなんで「ぼたもち（牡丹餅）」と呼び、秋の彼岸にお供えるのは、秋を代表する花「萩」にちなんで「おはぎ（御萩）」と呼ばれるようになったといわれている。
• ミヤギノハギという種名は、宮城県仙台市の宮城野との地名に由来する。この地はかつてハギの名所とされ、それにちなみ宮城県の県花はミヤギノハギに指定されている。ただし、名所だった当時に生えていたのはミヤギノハギではなくヤマハギであったと考えられている。

代表的なハギの種

• ヤマハギ（L. bicolor）
• キハギ（L. buergeri）
• シラハギ（L. japonica）
• ツクシハギ（L. homoloba）
• マルバハギ（L. cyrtobotrya）
• ミヤギノハギ（L. thunbergii）

花言葉

• 思案
• 前向きな恋
• 想い・物思い
• 内気
• 無邪気・子供の心

ハギ（ピンク）の花言葉

• 柔軟な精神