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https://www.7key.jp/data/design/color/red/suou.html#basic
色名 | 蘇枋 | color sample |
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色名の読み | すおう | |
英語表記 | - | |
RGB | (131,54,56) | |
RGB値の16進表記 | #833638 | |
CMYK | (0,75,50,45) | |
マンセル値 | 4R 4/7 | |
HSV | 359°,30.2%,51.4% | |
JIS規格(略称) | くすんだ赤(dl-R) |
https://www.7key.jp/data/design/color/red/suou.html#other
蘇枋とは、黒味を帯びた赤色を示す色名で、蘇芳や蘇方とも表記される。蘇枋とは、インド・マレー地域原産のマメ科の染料植物(マレー名:sapang)で、この色はこれをアルカリ性水溶液で媒染したもの。心材や莢にブラジリンと言う赤色色素を含み、この色素を用いて明礬で媒染すると赤色、木灰などのアルカリ性水溶液だと赤紫、鉄を用いると黒みの紫(似紫)に染め上がる。支那などでは、毛織物や絹織物のほかに木材を蘇芳で染めて高価な紫檀のイミテーションなども作られていた。日本には、奈良時代頃に渡来し、平安時代には大いに愛好され、桓武天皇の延暦16年に撰進された『続日本紀』など王朝文学にもこの色名はしばしば登場する。後に、蘇芳花あるいは蘇芳泡と呼ばれる日本画の絵具としても使われており、紅と同じく心材を煎じ詰めたものを陶器などに塗って乾燥させて用いてきた。ただし、時代とともに珍しい染料ではなくなり、明礬媒染による似紅や似紫など、近世になると本紅や本紫の代用品を作るために利用されるようになった。
重ねの色目にも蘇芳の名前が付けられたものがある。
今昔物語では、凝固しかけた血液の表現にも使われている。
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