ナス

ナス（2）

ナスの情報

一般名	ナス（茄子）
学名	Solanum melongena
科名と属名、園芸分類	ナス科ナス属の常緑低木
英語名	eggplant / aubergine
別名	ナスビ（奈須比）
花の情報	花弁の枚数は5枚が基本で薄紫色、下向きにつける。両性花。果実は黒紫色で、更に熟すと黄色になる。
開花時期	6～10月
原産地	インド
適温	発芽適温：20～25℃、生育適温：22～30℃
草丈	60～120cm
花径	2～3cm

実が古くから野菜として日本の各地で栽培されているため、とても有名。果形によって丸ナス、小丸ナス、卵形ナス、長ナスなどがあるが、現在栽培されているのは一代雑種で長い球形の果実がほとんどとされる。
インドが原産とされ、中国やアラビア、北アフリカなどで5世紀前後には既に食用にされていたとされる。日本には奈良時代に中国から渡来したとされ、8世紀の『正倉院方書』に記述が残っている。
夏に採れる野菜であるため「夏実」（なつみ）、それが訛って「なすび」、更にそれが省略されて「なす」となったとされる。別説には「梨実」（なしみ）が変化したともいわれる。
学名の【Solanum】は、鎮痛作用を持つことからラテン語の「安静【solamen】」が語源とされる。
赤みの入った紺色を茄子紺色と称する。
観賞用として生け花などに利用される「赤ナス」のようなものもある。