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https://www.7key.jp/data/design/color/pink/sakurairo.html#basic
色名 | 桜色 | color sample |
---|---|---|
色名の読み | さくらいろ | |
英語表記 | - | |
RGB | (252,238,235) | |
RGB値の16進表記 | #FCEEEB | |
CMYK | (0,7,3,0) | |
マンセル値 | 10RP 9/2.5 | |
HSV | 10°,6.7%,98.8% | |
JIS規格(略称) | ごくうすい紫みの赤(vp-pR) |
https://www.7key.jp/data/design/color/pink/sakurairo.html#other
桜色とは、日本の色名の一つ。紅染めの際の一番淡い色を指し、日本産のサクラの花弁のようなペールピンクを指す。サクラと呼ぶとソメイヨシノが連想されるが、この色名が使われるようになった当時のサクラといえば山桜だったという。山桜は赤い若葉とともに白い花を咲かせるため、それを遠望すれば淡いピンク色に見えたのだろう。平安時代の貴婦人や女官が着用した重ね着の色の配合を表す襲ね(かさね)の色目に「桜襲(さくらがさね)」(または「重ね桜」)があり、表が白で裏が紫または赤などの色と、山桜の色の取り合せに倣ったものであったとされる。このように、最初から「桜色」との独立した色があったわけではなく、当初は色の組み合せやサクラを連想させる色との意味合いで用いられていたと考えられている。「桜色」の初出は古今和歌集の「桜色に 衣は深く 染めて着む 花の散りなむ 後の形見に」とされるが、これは「サクラの色に」を省略しただけで桜色との言葉が指す独自の色があったわけではない。
桜色が現在のように淡いピンク色を指すようになったのは明治時代初期だと考えられている。薄紅色の花弁を持つサクラ、ソメイヨシノが作出されたのは幕末で、それまで大部分の日本人に愛好されてきたのは白花のヤマザクラであり、それ以前に薄いピンク色を指して桜色と呼ばれていたとは考えにくいためである。
ちなみに、英語の色名であるチェリーは、セイヨウミザクラの果皮(さくらんぼ)の色をさす、どちらかというと赤色に近い色であるため注意が必要。
桜鯛や桜海老、桜貝など、淡紅色の体色を持つ生物の和名にはサクラを冠したものが多い。
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