ジブラルタル

ジブラルタルの基本情報

最終更新

2007-03-23T00:00:00+09:00

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国・地域名（ISO 3166-1による英語名）

ジブラルタル【Gibraltar】。

首都

（ジブラルタル【Gibraltar】）

国旗

-

人種

スペイン系67%、イギリス系13%、イタリア系、ポルトガル

言語

英語（公用語）、スペイン語

宗教

カトリック78%、英国国教会7%。

通貨

ジブラルタル・ポンド：Gibraltar Pound（GIP）

3文字国名コード/2文字国名コード/数字国名コード

GIB/GI/292

人口/面積

27,833人/7平方キロメートル

国歌/国花/国鳥

-

漢字による表記

-

時間帯

UTC+1（夏時間：UTC+2）

ccTLD

.GI

国際電話番号

350

ジブラルタルのその他情報

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ジブラルタルの地形

イベリア半島南端にジブラルタル海峡に向かって突き出した岬に位置する。南北に伸びた半島になっており、地中海に面して北側は陸続きにスペインと接する。全体的に石灰岩で出来た「ザ・ロック」と呼ばれる岩山が広がり、最高峰がターリク山（426m）。東側は崖、西側が緩やかな斜面になっている。対岸（アフリカ側）のスペイン領セウタの山とともに、ヘラクレスの柱と呼ばれる特徴的な岩山があり、平地部は少ない。本土と岩山とは砂州で繋がっている。

ジブラルタルの気候

地中海性の温暖で穏やかな気候。

ジブラルタルの経済

ジブラルタルの主要産業は軍事関係（約70%）。税率が低いため金融業も盛ん。地峡部の砂州には空港もあり観光客も多い。

ジブラルタルの歴史

• 人類の痕跡は古く、ネアンデルタール人の遺跡が発見されている。
• 古代ローマ時代には、カルタゴ領であり、第二次ポエニ戦争でローマ領になっていた。
• 西ローマ帝国滅亡後は、西ゴート王国の支配下に。
• 711年：イスラム教勢力がイベリア半島に進出、以後イスラム圏に入る。
• 756年：後ウマイヤ朝が成立。
• 1232年：ナスル朝の支配下に入る。
• 1309年：キリスト教国との間で争奪戦が繰り広げられる。
• 1462年：カスティリャ王国がナスル朝よりジブラダルを奪回。
• 1492年：スペイン王国成立。以後スペイン領。
• 1704年：スペイン継承戦争（1701〜13年）のおりイギリスが征服。
• 1713年：ユトレヒト条約によりイギリス領として認められる。
• 1805年：トラファルガーの海戦の拠点となる。

ジブラルタルの文化

• イギリスの海外領土の1つだが、現在もスペインはジブラルタルを自国領と主張し、領土問題となっている。
• 1981年、イギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃の新婚旅行の第一目的地となった。ジブラルタルの返還を求める立場のスペイン国王フアン・カルロス1世はこれに抗議し、結婚式への参列をボイコットした。
• ジョン・レノンとオノ・ヨーコが結婚式を挙げた（1969年3月20日）。ジブラルタル郵政局は1999年に結婚30周年の記念切手を発行している。
• かつてスペインはユダヤ人を追放したことからジブラルタルには独特のユダヤ人コミュニティが成立しており、またモロッコなどからアラビア語を母語とする多くの商人や労働者が渡来し、居住している。
• 大西洋と地中海をつなぐ要衝であるジブラルタル海峡を望める良港であるため、軍事的に重要な意味合いを持つ。
• 語源はアラビア語のジブエル・アル・ターリクで、「ターリクの岩」を意味する。ジブラルタル海峡を渡ってイベリア半島を征服したウマイヤ朝の将軍、ターリク・イブン・ズィヤードにちなんだ地名で、アラビア語では「ターリクの山」という意味を持つジャバル・ターリクと呼ぶ。