CDDI IEEE 802.5【Coaxial Cable Data Interface】

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トークンパッシングリング方式とは

最終更新
2005-02-15T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
http://www.7key.jp/nw/lan/ethernet/ieee8025.html#tokenpring

Ethernetのアクセス制御にはCSMA/CD 方式が使われていますが、IEEE 802.5で定義されていますCDDI【Coaxial Cable Data Interface】ではトークンパッシングリング方式と呼ばれるアクセス制御が使われます。まずはこのトークンパッシングリング方式から見ていきましょう。下図(Figure:CDDI-01)を参照下さい。

CDDI-01

トークンパッシングリング方式ではトークンと呼ばれるパケットが、リング状のネットワークを常に同じ方向に巡回しています。トークンは一つのループに一つだけ存在し、これを持っているホストだけがデータの発信権を持っているイメージとなります。もしトークンが行き過ぎた後にデータを送信したくなったのであれば、一周回って再度自分のところにトークンがくるのを待つしかありません。また、他のホストの送信データがトークンに付いていない場合のみ(このトークンの状態のことをフリートークンと言う)、データを送信することが許されています。

具体的に説明しましょう。データを発信したいホストトークンが自分のところに来た際に送信先ホストのアドレスを書込み、送信データを付けたトークンを再度リング型ネットワークに向けて回します(このデータ付きのトークンをビジートークンと呼びます)。各ホストはそのアドレスを読み、自分宛でなければ再度リング型ネットワークに向けてデータ付きのトークンを送信します(無視して回すってことです)。そして送信先となるホストは、送信データを受け取り、受信したことを示すサインと受信データの全文をリング型ネットワークに流します。送信元ホストは、送信先ホストが受信したデータに間違いが無いことを確認し、もし間違いが無ければトークンをフリートークンに戻して送信権を放棄します。以上のように、データを送信するホストがトークンを占有することにより、衝突や混乱を回避できますし、データが間違いなく相手に届いたことも確認できるのです。逆に、雑音などによってトークンが二重発生してしまう、送信元ホストがダウンした際にトークンがフリートークンに戻らないなどの欠点もあります。このため、アクティブモニタと呼ばれるトークン監視ホストを別途設置することによって対策をとる場合がほとんどです。この方式は 4Mbps のトークンリングで使用され、優先トークン予約方式と呼ばれています。

更に、優先トークン予約方式を改良し、16Mbps まで伝送速度を高めたアーリートークンリリース方式【Early Token Release 方式】と呼ばれる方法もあります。こちらは、1988年11月 IBM により発表された方式で、同時に複数のホストがデータを送信することが可能となっており、16Mbps の伝送速度を実現しています。データの送信を終えたホストが、受信(送信先)ホストからの到達確認を待たず一定時間後にトークンを解放することにより、ネットワーク上を同時に複数のデータが伝送されることを許して通信効率を高めています。

優先トークン予約方式アーリートークンリリース方式の二つをまとめてトークンパッシングリング方式と呼ばれています。

CDDI【Coaxial Cable Data Interface】とは

最終更新
2005-02-15T00:00:00+09:00
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http://www.7key.jp/nw/lan/ethernet/ieee8025.html#cddi

さて、ここまで説明が終われば CDDI の説明も終わったようなものです。こちらはトークンパッシングリング方式を用いたLANのことで、元々は米国IBM社によって 16Mbps の高速の LAN(トークンリング)として開発され、IEEE 802.5として標準化されました。このトークンリングとIEEE802.5はほとんど変わりありませんが、IEEE802.5 のフレーム形式では標準フレームでの送信アドレス、宛先アドレスはいずれも2または6バイトと規定されていますが、トークンリングでは6バイトアドレスのみが利用されています。伝送媒体には、同軸ケーブルまたはツイストペアケーブルを使用し、リング型もしくはスター型のトポロジ、伝送速度は 4Mbps または 16Mbps、MTUは4464byte、リング上最大ホスト数260、ホスト間最大距離600mです。

補足知識

トークンリング方式ではトークン信号(フリートークン)、MACフレーム信号(ビジートークン)の2種類があります。また、特別なフォーマットとして送信を中断する目的で使われるアボートシーケンスと呼ばれるものもあります(Figure:CDDI-02)。

CDDI-02

また、トークンリング方式と同様にトークンバス方式というものもあります。ネットワーク内にトークンを巡回させますので、原理的にはトークンリング方式と同じです。ただ、トポロジがバス型なので区別するためにこう呼ばれています。

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Copyright (C) 2005 七鍵 key@do.ai 初版:2005年02月15日 最終更新:2005年02月15日