ボタン

植物資料集（索引）

最終更新

2007-03-04T00:00:00+09:00

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• ハ行
  • ホから始まる植物

ボタンの情報

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2007-09-20T21:47:00+09:00

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その他外観に関すること

• 葉は互生。
• 幹は直立し分枝する。

知識

• 中国原産で、元々薬草として栽培されていたものが、随の時代になり観賞用に園芸植物として栽培されるようになり、唐の時代になって大流行したとされる。その後も栽培や品種改良の流行は続き、宋の時代には24品種、明の時代には180品種があったと言われている。中国では「百花の王」、「花神」と呼ばれる植物。
• 日本には野生種はなく、奈良時代に中国から薬用として伝えられたとされる（弘法大師が持ち帰ったとの説もある）。当時は深見草（本草和名）、二十日草（大和本草）などの名前で呼ばれていた。観賞用の栽培が一般化したのは江戸時代になってから。特に元禄時代にはボタンの栽培が流行し、多くの園芸品種が作り出された。その後、明治、大正時代には日本の苗が欧米に輸出されるようにもなった。昭和初期には園芸品種が200以上市販されていたが、現在は30〜40種に減っている。中国名の「牡丹」を音読みして「ぼたん」と呼ぶようになったとされる。
• かつてボタン属はキンポウゲ科に分類されていたが、現在は本属のみからなるボタン科（Paeoniaceae）が設立されている。
• ボタンとシャクヤクは花を見ただけでは区別が難しいとされるが、判別には株元を見るとよい。ボタンは木（灌木）で、シャクヤクは草（多年草）、シャクヤクは冬に地上部が枯れるが、ボタンは木質の地上茎が残る。ボタンが咲き終り少し経つとシャクヤクが咲き始め、ボタンよりシャクヤクの方が若干小柄。
• 花は一重と八重があり春咲きが主流だが、初冬と春の2回開花する寒ボタン（冬ボタン）もある。通常の花弁の抱え上げが緩やかな「半抱え咲き」、花弁が抱え上がって咲く「抱え咲き」、花弁が上に盛り上がって咲く「盛り上げ咲き」、内側の花弁が乱舞して咲く「獅子咲き」、花弁の抱えが少く横に平たく咲く「平咲き」など咲き方も様々。
• 根は漢方薬として用いられ、牡丹皮（ぼたんぴ）と呼ばれる。薬効成分はペオノールで、消炎、止血、鎮痛などに効くとされる。薬用にされる品種は特に決まっていないが、鑑賞用として栽培される株の多くは、シャクヤクの根にボタンを接いで育成したものであり、その根は薬用には適さない。薬用として栽培するには、赤紫色又は淡紅色で一重の平咲きの花をつける品種を用い、花期に開花させずできるだけつぼみを取り除いて根の発達が良くなるよう配慮する。
• 春の彼岸にお供えするあんこもちは、春を代表する花「牡丹」にちなんで「ぼたもち（牡丹餅）」と呼び、秋の彼岸にお供えるのは、秋を代表する花「萩」にちなんで「おはぎ（御萩）」と呼ばれるようになったといわれている。
• 水はけのよい土に植え、日当たりのよい場所で栽培する。
• 台湾の国花。清代以降、1929年までは中国の国花でもあった。
• 島根県の県の花。また、アメリカ合衆国のインディアナ州の州花。
• ボタンの花から名付けられた牡丹色との色名がある。

花言葉

• はじらい
• 壮麗
• 高貴・富貴
• 真心の愛
• 神のお告げ
• 別離
• 軽率
• 思わせぶり
• 明朗な歌声
• 王者の風格

ボタン（紫紺）の花言葉

• 平静

ボタン（ピンク）の花言葉

• 風格ある振る舞い

フユボタン（冬牡丹）の花言葉

• 高貴