門松

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門松とは

最終更新
2007-02-12T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/word_custom/kadomatsu.html#what

門松とは、「かどまつ」と読み、正月に家の門の前などに立てる竹や松などで作った飾りのことを指します。門の前の左右に一対並べるのが一般的で、玄関に向かって左側の門松を雄松(おまつ)、右側を雌松(めまつ)と呼びます。木のこずえに神が宿ると考えられていたことから、新年を迎える際に年神を家に迎え入れるための目印として木を立てたのが始まりと言われています。

新年に松を家に持ち帰る習慣は平安時代中国から伝わり(小松引きと呼ばれる行事で持ち帰った「子の日の松」)、それまでは杉などが用いられていたようです。松に限られるようになったのは、松には古くから神が宿る木と考えられていたため、平安時代末期には農村でも正月に松を飾るようになったと言われています。そして、真っ直ぐに節を伸ばす竹が長寿を招く縁起ものとして添えられるようになり、江戸時代頃から現在のように門前に左右に一対立てるようになったとされています。

門松には、竹の先端が斜めに切られている「そぎ」と呼ばれるものと、竹そのままの形の「寸胴」(ずんどう)の2種類があります。そして3本組みの竹を中心に、前面に紅白の葉牡丹、後方に若松を沿え、更には海老木や南天、熊笹を添えるものもあります。

門松を立てておく期間は、一般的には1月7日までの松の内の間ですが、地域によっては5日、10日、15日とされている場合もあるようです。立て始めは12月28日頃が良いとされていますが、12月29日に立てるのは二重苦に通じるため「苦立て」(くたて)と呼ばれ忌まれています。また、12月31日ぎりぎりに立てるのは「一夜飾り」と呼ばれ神を疎かにするとのことから避けた方が良いとされています。

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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年02月12日 最終更新:2007年02月12日