ヨモギ

植物資料集（索引）

最終更新

2007-02-22T00:00:00+09:00

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• ヤ行
  • ヨから始まる植物

ヨモギの情報

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その他外観に関すること

• 葉は羽状に大きく分裂し、キク科植物の特徴を良く示している。綿毛が密生しているため、葉の裏側は輝くほど白い。
• 地下茎はやや横這いで集団を作る。茎は立ち上がりやや木質化。

知識

• ヨモギの名は万葉以来の古名（余母疑）。よく萌え出でることから善萌（よもき）草、よく燃えることから善燃（よもき）草など語源ははっきりしない。「蕭」とも書く。
• 古くから身体の邪気を祓う長寿の薬草としてお茶や食用、薬湯、お灸などに幅広く利用されてきた。特に、桃の節句に健やかな成長と幸せを願いヨモギの新芽をつき込んだ草餅を供えたり、端午の節句にショウブと束ねて浴湯に入れたりした。
• 葉はガイヨウ（艾葉）と呼ばれ、腹痛、吐瀉、止血などに漢方として用いられる。
• 綿毛に覆われた春の若葉で草餅をつくるため、別名モチグサとも呼ばれる。その綿毛を食物に混ぜると粘りが出てくるためであり、ヨモギを餅に入れるのは着色するためではなく粘りを出すため。
• 葉を乾燥させ、臼でついて葉の白い繊維を取り出したものをモグサと呼び、鍼灸で用いる艾（もぐさ）の原料とする。別名であるモグサはここから。
• 学名にも用いられている「アルテミシア」（Artemisia）は、潔癖の処女神アルテミス（又はペルシャの王妃）からとられたもの。
• ヨモギはセイタカアワダチソウと同様に、地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌する。これはアレロパシー（他感作用、allelopathy）と呼ばれる。自らの種子の発芽も抑制されるが、ヨモギは地下茎で繁殖するため影響は少い。

花言葉

• 幸福
• 平和