第25番札所 宝珠山津照寺
宝珠山津照寺の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s25_sinsyouzi.html#basic
- 正式名称と通称
- 宝珠山真言院 津照寺(ほうしゅざん しんしょうじ)/通称:津寺
- 本尊と宗派、開基
- 延命地蔵菩薩 / 真言宗豊山派 / 弘法大師
- 真言
- オン カカカビ サンマエイ ソワカ
- 御姿
-
- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第25番 宝珠山 津照寺 の御詠歌に
- 法の船入るか出ずるかこの津寺 迷うわが身を乗せて給えや(のりのふね いるかいずるか このつでら まようわがみを のせてたまえや)
- 所在地と電話番号
- 〒781-7102:高知県室戸市室津2644(0887-23-0025)
- 前札所と次札所
- 前札所:第24番札所 最御崎寺(6.8km)/次札所:第26番札所 金剛頂寺(4.0km)
- 交通と駐車場
- 徒歩:最御崎寺→登山口→国道55号線→津呂→耳崎→室津→津照寺
- 最御崎寺から徒歩30分、高知県交通バス高知行:東寺登口→室戸(15分)、下車後徒歩(0.5km)
- JR高知駅下車。室戸行きバス2時間20分(室戸下車)。徒歩10分。
- 駐車場:無料(30台:境内まで徒歩3分)
- 宿泊
- 宿坊150人(3800円)
宝珠山津照寺のその他情報
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歴史と謂れ
大同2年(807年)、大師が四国を巡錫の際、山の形が地蔵菩薩の持つ宝珠に似ていることからこの地を霊地と考え、海上安全と豊漁を祈願して一刀三礼で延命地蔵菩薩を自ら刻んで本尊として寺号を真言院津照寺とした。国主長曽我部の庇護を受けて寺領は増大、また藩主山内家の祈願所として栄えた。本尊の延命地蔵菩薩は、慶長7年(1602年)山内一豊公が室戸の沖で暴風雨に遭った際、大僧に身を変えて船を救ったことから「楫取地蔵」とも呼ぱれ、海の仕事に従事する者の信仰を集めている。また、寛保2年の大火の時も、本尊が僧の姿となって人々を避難させたとの伝説が残っている。その後、明治初期の神仏分離令により一時は廃寺となるが、明治16年には再興された。現在、本尊は秘仏とされ拝観はできない。
堂塔
室戸岬から海岸沿いを6kmほどゆくと町中に小高い山があり、その山上に本堂がある。参道右に大師堂と本坊。本堂への参道には百八の急な石段がある。本堂は昭和50年、大師堂は昭和38年の建立。納経所の周囲を万体地蔵が取り囲んでいる。境内に立つと眼下に室戸港が広がる。
鐘楼門
山門をくぐり本堂まで百二十五段の石段を上がる。その途中に朱塗りの鐘楼門があり、別名「仏の灯台」と呼ばれこの寺の象徴とされている。
行事
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その他の情報
- 寺の近くには、野中兼山の部下一木権兵衛が難工事の築港を命じられて人柱となっており、参道沿いに一木神社としてまつられている。一木権兵衛は自分の命と引き換えに海を塞いでいた岩の粉砕を祈願し、港が完成すると自刃したという。その岩の一部も残されている。
- 24番最御崎寺、25番津照寺、26番金剛頂寺は、併せて「室戸三山」と呼ばれている。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日