選日

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選日とは

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2006-11-18T00:00:00+09:00
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選日は「せんじつ」と読み、暦注の中で六曜・七曜・十二直二十八宿九星暦注下段以外のものの総称である。撰日とも書き、また雑注とも呼ばれる。

八専

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2006-11-18T00:00:00+09:00
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はっせんと読み、日の干支が壬子(甲子から49日目)から癸亥(同60日目)の間の12日間を表す。十干と十二支に五行を割り当てた際、五行が重なる日が1年に12日ある。そのうちの8日が壬子から癸亥までの12日間に集中していることから、この期間を特別視するようになった。五行が重なることを専一と呼び、それが8日あることから八専との名称が付いた。八専の期間には同気の重ならない日が4日あり、これを「八専の間日(まび)」と呼ぶ。

壬子癸丑甲寅乙卯丙辰丁巳戊午己未庚申辛酉壬戌癸亥
495051525354555657585960
水水水土木木木木火土火火土火土土金金金金水土水水
 間日  間日 間日   間日 

専一となる日は同気が重なる(比和)ことから、吉はますます吉となり凶はますます凶となるとされていた。しかし、凶の性質のみが強調されることとなり、現在では何事もうまくいかない凶日とされている。間日は八専の影響は受けないとされている。

十方暮

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じっぽうぐれと読み、十方闇とも呼ばれる。日の干支が甲申(甲子から21日目)から癸巳(同30日目)の間の10日間を表す。この10日間は五行が相剋している日が8日も集中しているため、この期間を特別視するようになった。この期間は天地の気が相剋して万事うまく行かない凶日とされている。十方とは天地と八方向を表し、暮は本来は闇とされていた。つまり、四方八方十方が閉ざされたという意。丙戌は相生、己丑は比和で本来は間日だが、周りの日の相剋の影響を受けてこの両日も凶日になるとされており、暦に間日である旨は記載されない。

甲申乙酉丙戌丁亥戊子己丑庚寅辛卯壬辰癸巳
21222324252627282930
木金木金火土火水土水土土金木金木水土水火
金剋木金剋木火生土水剋火土剋水 金剋木金剋木土剋水水剋火
  相生  比和    

不成就日

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ふじょうじゅび、ふじょうじゅにちと読む。何事も成就しない日とされ、結婚・開店・子供の命名・移転・契約・芸事始め・願い事など、何か事を起こすことが特に凶とされている。不成就日の配当は月切り(旧暦)で次の通り。

1月・7月3日/11日/19日/27日
2月・8月2日/10日/18日/26日
3月・9月1日/9日/17日/25日
4月・10月4日/12日/20日/28日
5月・11月5日/13日/21日/29日
6月・12月6日/14日/22日/30日

天一天上

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てんいちてんじょうと読む。癸巳(甲子から30日目)から戊申(同45日目)までの16日間は天一神が天上に帰る期間とされ、天一神の祟りがなくなるとされている。ただしこの期間は天一神の祟りがない代わりに、日遊神が地上に降りて家の中に留まるため、家中を清潔にしなければ日遊神の祟りがあるとされている。その年の天一天上の1日目は天一太郎と呼ばれ、上吉日とされている。この日に雨が降るとその後の天候が良くなくなると信じられており、この日の天候でその年の豊作・凶作を占った。

三隣亡

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さんりんぼう)と読む。棟上げなど建築に関することの凶日とされており、この日に建築事を行うと三軒隣まで亡ぼすと信じられている。三隣亡は江戸時代の本に「三輪宝」と記され、「屋立てよし」「蔵立てよし」と注記されていたが、いつの頃からか「屋立てあし」「蔵立てあし」と書かれるようになった。これは、ある年に暦の編者が「よ」を「あ」と書き間違え、それがそのまま伝わってしまったのではないかと考えられている。後に三輪宝が凶日では都合が悪いとの理由から同音の三隣亡に書き改められたと言われている。三隣亡の配当は節切りで次の通り。

1月亥の日2月寅の日3月午の日4月亥の日
5月寅の日6月午の日7月亥の日8月寅の日
9月午の日10月亥の日11月寅の日12月午の日

三伏

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さんぷくと読み、初伏(しょふく)・中伏(ちゅうふく)・末伏(まっぷく)の総称。一般的には、夏至以後の3回目・4回目と立秋以後の最初の庚の日をそれぞれ初伏・中伏・末伏とする。種まき・療養・遠行・男女の和合など、全て慎むべき日とされている。三伏は7月中旬から8月上旬とちょうど酷暑の頃にあたるため、「三伏の候」「三伏の猛暑」などと手紙の前文に書くこともある。

一粒万倍日

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2006-11-18T00:00:00+09:00
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いちりゅうまんばいび、いちりゅうまんばいにちと読み、単に万倍と呼ぶこともある。一粒万倍とは一粒の籾が万倍にも実る稲穂になるという意であり、この日は何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされる。ただし、借金をしたり人から物を借りたりすることは、苦労の種が万倍になるので凶とされている。一粒万倍日は数が多く他の暦注と重なる場合があり、吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なったら半減すると言われている。一粒万倍日の配当は節切りで次の通り。

正月丑・午の日二月酉・寅の日三月子・卯の日
四月卯・辰の日五月巳・午の日六月酉・午の日
七月子・未の日八月卯・申の日九月酉・午の日
十月酉・戌の日十一月亥・子の日十二月卯・子の日

犯土

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つちと読み、庚午(甲子から7日目)から丙子(同13日目)までを大犯土(おおづち/大土とも呼ぶ)、戊寅(同15日目)から甲申(同21日目)までを小犯土(こづち/小土とも呼ぶ)という。その間の丁丑(14日目)を犯土間日(つちまび)といい、この日は犯土の期間には含まれない。犯土の期間は土を犯してはならないとされており、特に穴掘り、井戸掘り、種まきなどの土いじりは一切慎むべきとされている。

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Copyright (C) 2006 七鍵 key@do.ai 初版:2006年11月18日 最終更新:2006年11月18日