亀井勝一郎

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亀井勝一郎の概要

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2007-10-13T00:00:00+09:00

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亀井勝一郎【かめい かついちろう】（1907年2月6日 - 1966年11月14日）は、日本の文芸評論家。

亀井勝一郎の略歴

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• 1907年2月6日：北海道函館市元町に生まれる。
• 1926年：旧制函館中学校（現・北海道函館中部高等学校）から東京帝国大学文学部美学科に入学。
• 1927年：「新人会」会員となり、マルクス・レーニンに傾倒。
• 1928年：東京帝国大学を退学。4月には治安維持法違反の疑いにより投獄される（1930年保釈）。
• 1932年：プロレタリア作家同盟に属すが、翌年には解散。
• 1934年：同人雑誌『現実』を創刊。最初の評論集『転形期の文学』を刊行。
• 1935年：『日本浪曼派』を創刊し、評論を発表。
• 1937年：『人間教育（ゲエテへの一つの試み）』を刊行し、1938年に菊池寛より池谷賞を受ける。
• 1938年：『日本浪漫派』廃刊後『文学界』の同人となり、以後同誌に連載。
• 1942年：文学報国会評論部会幹事となる。
• 1945年：第二国民兵として3日間軍事教練を受け、その3日目に敗戦の報を聞いた。
• 1959年：『文學界』に「日本人の精神史研究」を連載、ライフワークとなる。
• 1964年：日本芸術院賞受賞。
• 1965年：『日本人の精神史研究』等で菊池寛賞受賞、芸術院会員に選ばれる。
• 1969年：この年より文藝評論の賞として亀井勝一郎賞が設けられたが、14回で休止。

亀井勝一郎の残した名言

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• 恋愛にも日曜日がなければならない。それが辛うじて永続させる方法である。
• 恋の味を痛烈に味わいたいならば、それは片思いか失恋する以外にないだろう。
• 恋とは巨大な矛盾であります。それなくしては生きられず、しかもそれによって傷つく。
• 人生邂逅し、開眼し、瞑目す。
• 人生は無限に近い。われわれの知らないどれほど多くの真理が、美が、あるいは人間が隠れているかわからない。それを放棄してはならぬ。
• 人は何事かをなせば必ず悔恨はつきまとう。そうかといって何事もなさざれば、これまた悔恨となる。
• 女性が弱いというのは嘘である。世の中に何が強いと言って、無神経な事ほど強いことはない。
• 幸福というものはささやかなもので、そのささやかなものを愛する人が、本当の幸福をつかむ。
• 結婚生活を末永く導いてゆくものは、普通の意味での恋愛でもなく、また情痴の世界でもなく、それらを経た後に来る慈悲――人間のあるがままの姿への愛情であろう。
• 愛情がこもっていて無口な人こそ、人生の伴侶としてふさわしい。
• せっかく本を読んでも忘れてしまうといって悲観している人がいる。読書を貯金と思っているらしい。忘れようと努力しても忘れられない一句があったら、それがあなたの血肉となる。
• 人間の愛は、人間の愛だけでは成長しない。何らかの意味でそこには「信」の世界がなければならぬ（『恋愛論』より）。

亀井勝一郎の逸話

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https://www.7key.jp/data/person/person_k/kamei_katsuichirou.html#anecdote

• 仏教との出会いにより開眼し、親鸞の教義を信仰。宗教論、美術論、人生論、文明論、文学論など人間原理に根ざした著作を連載した。