こと座(琴座)

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こと座の各種情報

最終更新
2006-08-10T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/constellation/lyr.html#info

星図:こと座

略符Lyr
属格Lyrae
英語での意味the Lyre
制定者プトレマイオス
赤経/赤緯19 h / 40°
観測可能地域90° 〜 -40°
20時南中8月29日
広さ266 平方度
3等以上の星の数1
最も明るい星(視等級)ベガ(0.03)
流星群Lyrids/June Lyrids/Alpha Lyrids

こと座の主な星

最終更新
2006-08-10T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/constellation/lyr.html#star
星名英名意味和名視等級スペクトル距離絶対等級
αVega(ベガ)落ちる鷲織姫0.03A1s260.5
βSheliak(シェリアク)瓜畑変光B2+B8p1000-3.9
γSulaphat(スラファト)瓜畑3.30B9sp220-
δ--瓜畑5.51B3n800-3
ε1ダブル・ダブル・スター-七夕の子3.83A4n+A22001.4/2.5
ε2ダブル・ダブル・スター-七夕の子4.50A3n+A52001.4/1.7
ζ1,2--瓜畑/七夕の子4.06A9s+A3140-
ηAladfar(アラドファル)-4.46B5s800-
μAladfar(アラドファル)-5.1---

ベガ/ヴェガ

アラビア語の Al Nasr al Waki(突然襲う鷲/落ちる鷲)が語源です。近くにあるζ星とε星とこの星を結んだ線が逆V字形となり、これを翼をたたんで急降下する鷲の姿に見立てたことに由来します。北天ではアルクトゥルス(うしかい座)の次に明るい星(全天では5番目)です。惑星があると考えられています。写真に撮影された最初の恒星としても有名です。

シェリアク

アラビア語の Al Shilyak(琴)が語源です。食変光星。この種の食変光星は「ことβ型」と呼ばれます。

スラファト

アラビア語の Al Sulahfat(亀)が語源です。連星。

ダブル・ダブル・スター

俗名であり、肉眼で1つに見える星が望遠鏡などで見た際には2つに分かれ、更に倍率の高い望遠鏡で見た際にはそれぞれが更に2つに分かれて見えることからこう呼ばれています。

アラドファル

η星とμ星がこう呼ばれ、共にアラビア語の Al Athfar(爪)が語源です。

δ Lyr

視等級6の青白い星と、視等級4から5に変化する赤色巨星からなる光学的二重星です。

ζ Lyr

光学的二重星です。

RR Lyr

収縮膨張を繰り返す変光星で、この種の変光星は「ことRR型」と呼ばれます。

こと座の主な天体

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2006-08-10T00:00:00+09:00
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その他

最終更新
2006-08-10T00:00:00+09:00
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https://www.7key.jp/data/constellation/lyr.html#other

こと座の由来

発明の神ヘルメスが竪琴を発明し、アポロンがそれを譲り受け、更にその息子であるオルフェウスにその竪琴は渡り、オルフェウスは有名な音楽家になりました。やがてオルフェウスはエウリディケと結婚しましたが、エウリディケは蛇に噛まれてすぐに死んでしまいました。そのことに悲しんだオルフェウスは冥王ハデスに会い、琴を弾きながら妻であるエウリディケを生き返らせてほしいと頼みました。オルフェウスの琴の音に感動したハデスは、道中決して振り返ってはならないならないとの条件のもと、エウリディケの復活を約束しました。ところが現世に帰る途中、あともう少しというところでオルフェウスはうっかり後ろを振り向いてしまい、エウリディケは永遠に冥界へ閉じ込められ、オルフェウスは川へ身を投げて死んだと言われています。オルフェウスが持っていた琴はゼウスが拾い、天上に上げて星座にしたと言われています。

古い星図ではハゲタカ(Vultur cadens)とされ、はくちょう座と共にヘラクレス(ヘルクレス座)の12冒険の6番目の冒険で倒されたとされていました。

その他

東洋では七夕伝説でこの星は有名です。

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Copyright (C) 2006 七鍵 key@do.ai 初版:2006年08月10日 最終更新:2006年08月17日