リンゴ

リンゴの情報

秋には紅葉し、初冬に成実する。実はよく知られた「リンゴ」で、ビタミンCや植物繊維が豊富とされる。品種は極めて多く、果実の大きさが1個200g前後の「紅玉」、300g前後の「ふじ」、「世界一」のように700g以上になるものなどがある。さらに果皮の色も紅、紅縞、黄、緑と多様。
日本には江戸時代以前に渡来。江戸時代には直径3.5cm程度の小さな紅色の果実をつける中国原産のワリンゴ（和林檎：M. asiatica）が栽培されていたとされる。明治時代初期に「国光」や「紅玉」をはじめとする75品種がアメリカから本格的に導入され、昭和時代に入ってからは日本でも盛んに品種改良が行われるようになった。
平安時代中頃の『和名類聚抄』には「利宇古宇（りうごう）」としてリンゴが記述され、これが訛って「りんご」になったと考えられている。
トルコでは約8000年前の炭化したリンゴが、スイスでは遺跡から約4000年前のリンゴの化石がそれぞれ見つかっており、その時点で既にリンゴは栽培されていたとする研究がある。
青森県の県の花。また、アメリカ合衆国のアーカンソー州とミシガン州の州花。