ハナショウブ

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最終更新
2007-02-21T00:00:00+09:00
この記事のURI参照
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ハナショウブ

ハナショウブの情報

最終更新
2007-02-21T00:00:00+09:00
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一般名ハナショウブ(花菖蒲)
学名Iris ensata(=I. ensata var.hortensia =I. kaempferi
科名と属名、園芸分類アヤメ科アヤメ属(アイリス属)の多年草/宿根草(耐寒性)。
英語名Jpanese iris/Japanese water iris
別名ショウブ(菖蒲)
花の情報花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白など。絞り、ぼかし、覆輪などもあり、変化咲きも多い。花形は3弁、6弁、八重などがある。外花披片は楕円形下垂し、内花披片は狭長楕円形で直立するが、形態は改良によって様々。
開花時期5〜6月
原産地日本、アジア東北部
適温-
草丈60〜120cm
花径15cm

その他外観に関すること

知識

江戸系ハナショウブ

天保(1830〜1843)から安政(1854〜1859)にかけて栽培が広がり、その後宮沢文吾が調査と江戸系の改良を行った。一般には花壇や畑などで作られ、3英咲きがほとんどだが変種も多数あり。葉は直立性で茎は抽出し高生。花色豊富で早生系統。

伊勢系ハナショウブ

伊勢の吉井定五郎(1776〜1859)が育種し、伊勢の野口才吉(1829〜1910)が改良したとされる。草丈は3系統中最も低く、葉と花茎の高さはほぼ同じで分枝せず。花弁が垂れた3英咲きが主。花弁は下垂する。

肥後系ハナショウブ

江戸ハナショウブが熊本に移され、満月会と呼ばれる組織が改良して門外不出としたもの。花は大輪で6英咲きの品種が多い。

いずれアヤメかカキツバタ

意味は「どちらも優れていて優劣をつけがたく選択に迷う」こと。アヤメとカキツバタ、ノハナショウブ(花菖蒲)は非常に似ており区別が難しいと言われる。大まかに言えば、花びらの元のアヤメは網目状、カキツバタは白、花菖蒲は黄色の模様を元に区別する。詳細は下記。

  アヤメ カキツバタ ハナショウブ
花の色紫、希に白青紫、紫、白、紋など紅紫、紫、絞、覆輪など
花の特徴花弁の付け根が黄色で紫色の網目模様。外側の花びらに黄色い模様。花弁の付け根に白い目型模様があるのが特徴。網目はなし。園芸種は花色や花形が多彩だが、すべて花弁の元に黄色い目型模様があるのが特徴。網目はなし。
ハナショウブに比べて細く、葉の主脈は目立たない。ハナショウブに比べると若干幅広で、葉の主脈は目立たない。主脈太く、葉の中央に表に1本、裏に2本はっきりと突出する。
生息場所乾いたところ。排水の良い草原。浅い水中や湿ったところ。湿原。湿ったところ。湿原や水分の多い草原。
開花期5月上旬〜中旬5月中旬〜下旬6月上旬〜下旬

菖蒲はショウブかアヤメか

漢字の「菖蒲」はアヤメともショウブとも読む事ができる。元々中国では、サトイモ科の蒲(がま)の穂に似た花を咲かせる石菖(せきしょう)を「菖蒲」と呼んでいた。これが日本に伝わった際、同じ仲間で花も似た白菖(現在のショウブ)に「菖蒲」の漢字が当て、アヤメと呼んでいた。このため、万葉時代でのアヤメは、現在のショウブを指していた。また、ショウブに葉の形が似て綺麗な花を咲かせるハナショウブは、当時「花菖蒲(ハナアヤメ)」と呼ばれていた。ただ、平安時代の頃から「菖蒲」は字音で「ショウブ」と呼まれ始め、「菖蒲(アヤメ)」は「菖蒲(ショウブ)」、「花菖蒲(ハナアヤメ)」は「花菖蒲(ハナショウブ)」と現在の呼び名に変わった。現在のアヤメは、剣形の葉がきちんと並んで生える様子から「文目」(筋道、模様の意、アヤメ)、また花の模様から「綾目」と呼ばれていた経緯があり、最終的にこの植物に「菖蒲(アヤメ)」の名前が残ったと言われている。もちろん「菖蒲(アヤメ)」と「菖蒲(ショウブ)」は全く別種の植物。

花言葉

5月4日5月5日5月7日5月8日5月10日5月20日

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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年02月21日 最終更新:2007年02月21日