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https://www.7key.jp/data/vegetation/menu_h/japanese_iris.html#menu
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一般名 | ハナショウブ(花菖蒲) |
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学名 | Iris ensata(=I. ensata var.hortensia =I. kaempferi) |
科名と属名、園芸分類 | アヤメ科アヤメ属(アイリス属)の多年草/宿根草(耐寒性)。 |
英語名 | Jpanese iris/Japanese water iris |
別名 | ショウブ(菖蒲) |
花の情報 | 花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白など。絞り、ぼかし、覆輪などもあり、変化咲きも多い。花形は3弁、6弁、八重などがある。外花披片は楕円形下垂し、内花披片は狭長楕円形で直立するが、形態は改良によって様々。 |
開花時期 | 5〜6月 |
原産地 | 日本、アジア東北部 |
適温 | - |
草丈 | 60〜120cm |
花径 | 15cm |
天保(1830〜1843)から安政(1854〜1859)にかけて栽培が広がり、その後宮沢文吾が調査と江戸系の改良を行った。一般には花壇や畑などで作られ、3英咲きがほとんどだが変種も多数あり。葉は直立性で茎は抽出し高生。花色豊富で早生系統。
伊勢の吉井定五郎(1776〜1859)が育種し、伊勢の野口才吉(1829〜1910)が改良したとされる。草丈は3系統中最も低く、葉と花茎の高さはほぼ同じで分枝せず。花弁が垂れた3英咲きが主。花弁は下垂する。
江戸ハナショウブが熊本に移され、満月会と呼ばれる組織が改良して門外不出としたもの。花は大輪で6英咲きの品種が多い。
意味は「どちらも優れていて優劣をつけがたく選択に迷う」こと。アヤメとカキツバタ、ノハナショウブ(花菖蒲)は非常に似ており区別が難しいと言われる。大まかに言えば、花びらの元のアヤメは網目状、カキツバタは白、花菖蒲は黄色の模様を元に区別する。詳細は下記。
アヤメ | カキツバタ | ハナショウブ | |
---|---|---|---|
花の色 | 紫、希に白 | 青紫、紫、白、紋など | 紅紫、紫、絞、覆輪など |
花の特徴 | 花弁の付け根が黄色で紫色の網目模様。外側の花びらに黄色い模様。 | 花弁の付け根に白い目型模様があるのが特徴。網目はなし。 | 園芸種は花色や花形が多彩だが、すべて花弁の元に黄色い目型模様があるのが特徴。網目はなし。 |
葉 | ハナショウブに比べて細く、葉の主脈は目立たない。 | ハナショウブに比べると若干幅広で、葉の主脈は目立たない。 | 主脈太く、葉の中央に表に1本、裏に2本はっきりと突出する。 |
生息場所 | 乾いたところ。排水の良い草原。 | 浅い水中や湿ったところ。湿原。 | 湿ったところ。湿原や水分の多い草原。 |
開花期 | 5月上旬〜中旬 | 5月中旬〜下旬 | 6月上旬〜下旬 |
漢字の「菖蒲」はアヤメともショウブとも読む事ができる。元々中国では、サトイモ科の蒲(がま)の穂に似た花を咲かせる石菖(せきしょう)を「菖蒲」と呼んでいた。これが日本に伝わった際、同じ仲間で花も似た白菖(現在のショウブ)に「菖蒲」の漢字が当て、アヤメと呼んでいた。このため、万葉時代でのアヤメは、現在のショウブを指していた。また、ショウブに葉の形が似て綺麗な花を咲かせるハナショウブは、当時「花菖蒲(ハナアヤメ)」と呼ばれていた。ただ、平安時代の頃から「菖蒲」は字音で「ショウブ」と呼まれ始め、「菖蒲(アヤメ)」は「菖蒲(ショウブ)」、「花菖蒲(ハナアヤメ)」は「花菖蒲(ハナショウブ)」と現在の呼び名に変わった。現在のアヤメは、剣形の葉がきちんと並んで生える様子から「文目」(筋道、模様の意、アヤメ)、また花の模様から「綾目」と呼ばれていた経緯があり、最終的にこの植物に「菖蒲(アヤメ)」の名前が残ったと言われている。もちろん「菖蒲(アヤメ)」と「菖蒲(ショウブ)」は全く別種の植物。
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