第36番札所 独鈷山青龍寺
独鈷山青龍寺の基本情報
- 最終更新
- 2007-05-21T00:00:00+09:00
- この記事のURI参照
https://www.7key.jp/data/shikoku88/s36_syouryuuzi.html#basic
- 正式名称と通称
- 独鈷山伊舎那院 青龍寺(とっこうざん しょうりゅうじ)/通称:-
- 本尊と宗派、開基
- 波切不動明王 / 真言宗豊山派 / 弘法大師
- 真言
- ナウマクサンマンダ バダラダンセンダ マカロシヤダ ソワタヤウンタラタ カンマン
- 御姿
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- 御詠歌
- 唱え奉る 四国霊場 第36番 独鈷山 青龍寺 の御詠歌に
- わずかなる 泉に住める 青龍は 仏法守護の 誓いとぞ聞く(わずかなる いずみにすめる しょうりゅうは ぶっぽうしゅごの ちかいとぞきく)
- 所在地と電話番号
- 〒781-1165:高知県土佐市宇佐町竜163(088-856-3010)
- 前札所と次札所
- 前札所:第35番札所 清瀧寺(14.8km)/次札所:第37番札所 岩本寺(55.5km)
- 交通と駐車場
- 徒歩:清滝寺→土佐市街→井関隣保舘→やくろう橋→宇佐旧道→宇佐大橋→井ノ尻→青龍寺
- 清滝寺から徒歩約60分、高知県交通バス宇佐行:高岡出張所→宇佐大橋(34分)、下車後徒歩(3.8km)
- JR高知駅下車。はりまや橋から宇佐行きバス1時間(スカイライン下車)。徒歩45分。
- 駐車場:無料(20台:境内まで徒歩5分)
- 宿泊
- 宿坊なし
独鈷山青龍寺のその他情報
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歴史と謂れ
延暦23年(804)、大師は唐に渡って恵黒和尚に真言密教の奥義を授けられた。大師は後継者として真言第八祖となり、師の恩に報いるため大師は日本に一寺の建立を誓ったという。大師は有縁の霊地を求め唐から独鈷杵を空高く投げると、紫雲に包まれて東方に飛び去ったといわれる。帰朝した大師は四国巡錫の際、この地で松の枝にかかった独鈷を見つけたといわれる。弘仁6年(815年)にこれを嵯峨天皇に奏聞し、この地に本堂を建立して不動明王の石像を安置した。寺号は恵果和尚が修行した長安の青龍寺を偲んでつけられたとされる。広大な寺領を誇る大寺院であったが、江戸時代初期には寺運が衰退する。荒廃した寺を土佐二代藩主山内忠義が、正保年間に再建。宝永4年(1707年)には津波と地震で大きな被害を受け、江戸末期に再建されたという。
堂塔
仁王門を入ると滝があり行場になっている。120段余りの石段を登りつめたところが本堂。境内は本堂、大師堂、薬師堂が一直線に並ぶ伽藍配置で、唐の青龍寺を模している。
本堂
本堂には本尊の波切不動明王と共に、寄木造りの愛染明王像も安置されている。愛染明王は家庭円満、縁結びの信仰を集めている。鎌倉時代の作とされ、国の重要文化財に指定されている。
三重塔
朱色が鮮やかな三重塔は、石段の途中に建てられている。
その他
行事
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その他の情報
- 宇佐の渡し(龍ノ渡シ)は、元々は弘法大師が八人の供を残したとされ、その子孫がこの渡しを近年まで守りつづけてきた。しかし宇佐大橋が開通してこの渡しはなくなった。
- 寺の起源となった独鈷杵は、心の迷いを寄せ付けないとされる密教の護身の法具。大師が投げたものとされる独鈷杵は本堂に納められている。同時に投げられた三鈷杵と五鈷杵は足摺岬と高野山に落ちたといわれている。
- 大師が人唐する際に暴風雨に遭遇、風波を切り静めようとして大師が梵字象の波切不動尊を刻んだところ不動明王が現れ、宝剣で波を切り開いて難を救われたといわれている。本尊の波切不動明王はそれにちなみ、現在も海上の安全、豊漁などに御利益があるといわれる。
- この寺の奥之院は、寺の南400メートルの横浪半島突端にある。
- 仁王門の左手前には恵果和尚を祀った恵果堂がある。さらに三重塔奥の山道の途中には恵果和尚の墓がある。
- 本堂前には石のお不動さんが、向かい側には三十三観音の石像がある。
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Copyright (C) 2007 七鍵 key@do.ai 初版:2007年05月21日 最終更新:2007年05月21日