二十七宿とは

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二十七宿とは

最終更新
2008-01-16T00:00:00+09:00
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二十七宿は「にじゅうななしゅく」と読み、星宿の分割法の1つで、月の見かけの通り道である白道を27のエリアに等分割したもの。元々はインド占星術・天文学でいうナクシャトラで、その流れをくむ宿曜道の基本要素となっている。日本では、平安時代頃より暦注の1つとされていたが、江戸時代初期の貞享2(1685)年に、幕府天文方渋川春海による貞享暦への改暦に伴い全廃された。代りに取り入れられたのが、支那を起源とする二十八宿である。明治改暦により暦注そのものが廃止されたが、後に暦の発行が民間に解禁されてからは、二十七宿・二十八宿どちらを使用しても咎められることがなくなっていた。昭和16年に高野山大学出版部が発行した森田龍遷著『密教占星法』では、二十七宿が正当との論を様々な文献から解説しており、現在神社仏閣が発売している多くの暦は、この著書に基づいて二十七宿で記載されていることが多い。ちなみに、発祥を完全に異にする二十八宿と区別するため、二十七宿は単に「古法」と表現される場合もある。大蔵経に含まれる摩登伽経において、牛宿を除く二十八宿と同じ漢字名が割り振られたため、混同が見られたとされる。27との数字は、月の天球に対する公転周期である27.32日に由来する。

直日の決定法

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旧暦(太陽太陰暦)の月日が判れば、各月の朔日の宿は次の通りであり、朔日以降はその日の分だけ1つずつ進ませれば自動的に二十七宿が決定される。

二十七宿による占い

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八世紀に不空三蔵によって漢訳され、「文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経」上下巻に纏められた。日本には弘法大師・空海が伝えたといわれている。天文学に基づき、七曜と十二宮、二十七宿を立て、人の運命はその宿星に支配されると説く。

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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月16日 最終更新:2008年01月16日