令制国資料集

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令制国とは

最終更新
2010-03-18T16:40:31+09:00
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令制国とは、「りょうせいこく」と読み、皇極4(645)年の大化の改新に始る律令時代に、大和朝廷によって設けられた地方制度である。律令国や諸国、単に国とも呼ばれる。延喜5(905)年に定められた律令細則『延喜式』によって、畿道(京都周辺の畿内五か国と地方七道)、国郡(壱岐・対馬の2島を含む68か国、590余郡)、里(後の郷)の制度が確立された。その後、七道に沿った諸国の区分が、明治維新後の廃藩置県まで続き、奈良時代から明治初期まで、日本の地理的区分の基本単位として用いられた。

当サイトでは、天保8(1837)年に尾張の碩学東谿青生元宣による『国郡全図』の情報を元にするが、情報として以下の国々も追加している。

令制国との語は、20世紀末に用いられ始めた歴史学の用語である。それまで、令制国は正式にも慣用的にも「国」とだけ呼ばれ、後代の20世紀には「旧国」や「旧国名」とも呼んだ。

延喜式の時代の各国の等級

各国は、国力等の経済上の基準で、大国(たいごく)・上国(じょうごく)・中国(ちゅうごく)・下国(げこく)の4等級に区分され、この各区分毎に適正な納税の軽重が決められた。この区分は各国の国情、時勢により変動した。また、国司の格や人員もこれに基づいた。

大国
大和国・河内国・伊勢国・武蔵国・上総国・下総国・常陸国・近江国・上野国・陸奥国・越前国・播磨国・肥後国
上国
山城国・摂津国・尾張国・三河国・遠江国・駿河国・甲斐国・相模国・美濃国・信濃国・下野国・出羽国・加賀国・越中国・越後国・丹波国・但馬国・因幡国・伯耆国・出雲国・美作国・備前国・備中国・備後国・安芸国・周防国・紀伊国・阿波国・讃岐国・伊予国・豊前国・豊後国・筑前国・筑後国・肥前国
中国
安房国・若狭国・能登国・佐渡国・丹後国・石見国・長門国・土佐国・日向国・大隅国・薩摩国
下国
和泉国・伊賀国・志摩国・伊豆国・飛騨国・隠岐国・淡路国・壱岐国・対馬国

令制国の成立

古代には、令制国が成立する前から、土着の豪族である国造が治める国と、県主が治める県が並立した段階があった。それに対し、令制国は中央から派遣された国司が治める国である。このため、令制国の成立に伴い、以下の国が分割、分離されている。

五畿

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2010-03-18T16:40:31+09:00
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七道

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一道

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参考資料

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Copyright (C) 2010 七鍵 key@do.ai 初版:2010年03月18日 最終更新:2010年03月22日