還暦

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還暦とは

最終更新
2008-01-06T13:48:42+09:00
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https://www.7key.jp/data/word_custom/kanreki.html#what

還暦は「かんれき」と読み、干支(十干十二支)が一巡して起算点となった年の干支にふたたび戻ることを指す。従って、満60歳となる年の1月1日に還暦を迎える事になり、満60歳の誕生日を中心に還暦の祝いが行われることが多い。

長寿を祝う風習は奈良時代頃にはすでにあり、室町時代にはすっかり定着していたと考えられている。現在に比べると当時は短命で、平均年齢が40歳程度であったと考えられており、40歳になると一族が集って祝宴を開き、その後も10年ごとに「年祝い」をしたといわれる。江戸時代には数え年で60歳になると公私共に隠居するようになり、61歳の還暦の祝いが人生のケジメとなった。現在の企業においても、満60歳を定年とする所が多い。

この年齢に達すると、一族が集り「生れなおす」ことを祝い、赤ちゃんのときに着ていたような赤い――かつては魔除けの意味で産着に赤色が使われていたため――頭巾とちゃんちゃんこを贈って、無病息災と長寿を祝福した。

現在は満60歳で還暦を迎えるが、昔は数え年で年齢を数えていたために61歳で再び生れた年の干支に一周して戻る、つまり還暦ということになった。現在の法律では、満年齢は誕生日の前日にプラス1されるので、1月1日生まれの人の満60歳の誕生日は還暦の前年の12月31日となるが、これではあまりにもおかしいため、世間一般常識の満年齢の60歳となる年に還暦とされる。

なお、120周年を「大還暦(だいかんれき)」、30周年を「半還暦(はんかんれき)」と呼ぶ。

その他長寿の祝いについては、年齢の名称をご覧下さい。

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Copyright (C) 2008 七鍵 key@do.ai 初版:2008年01月06日 最終更新:2008年01月06日