除夜の鐘

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除夜の鐘とは

最終更新
2008-01-04T10:35:03+09:00
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除夜の鐘は「じょやのかね」と読み、12月31日の深夜0時を挟んで寺院で撞かれる鐘のことを指す。年末最後の日に当たる大晦日は旧年と新年の区切りの日であり、その夜は「大晦(おおつごもり)」、「除夜(じょや)」、「年越し」などと呼ばれて新年の神様である年神様が来るのを寝ずに待つ日とされていた。かつては日没が一日の境とされており、大晦日が暮れるとともに新年となり、つまり除夜の鐘は新年の行事の一部であった。

大晦日の夜には神社では境内で火を焚き、夜を徹して神主が罪や穢れを清める「大祓え(おおはらえ)」を行い、寺院では午前零時前から除夜の鐘をつき始め、年をまたいで百八回鐘を鳴らす。除夜の鐘を百八回つくのは、支那の宋の時代に始まったものとされ、十二か月と二十四節気七十二候をあわせた数が百八になるためと言われている。また別説では、眼(げん)・耳(に)・鼻(に)・舌(ぜつ)・身(しん)・意(い)の六根のそれぞれに好(こう:気持ちが好い)・悪(あく:気持ちが悪い)・平(へい:どうでもよい)の18類があり、それぞれに浄(じょう)・染(せん:きたない)の2類があり、この36類を前世・現世・来世の三世に配当して108となり、人間の煩悩の数を打ち払って罪業の消滅を祈るためとも言われている。

百八回の鐘は除夜だけでなく毎日朝夕撞かれるべきものとも言われている。ただし、普段は略して18回に留められている。

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Copyright (C) 2007-2008 七鍵 key@do.ai 初版:2007年02月12日 最終更新:2008年01月04日